This website is dedicated to the rock band group Fujifabric. I hope that through this site, as many people as possible will be able to discover their music and songs. This site offers an English translation of all their lyrics. In the posts on the blog, brief insights, which give some back ground and explanation to the many reference made in the lyrics to Japanese traditions, culture and life. Looking forward to feedback and comments! Enjoy!
Friday, 14 January 2011
世界のFujifabric オーストラリア編
昨年10月にご紹介しました「世界のFujifabric アメリカ編」 に引き続き第二弾、今日はオーストラリア編です。
ここ2,3週間ほど、オーストラリアからのアクセスが急激に増え、何事かと思っていたら、Sarah Magdalene さんという方がご自身のブログでフジファブリックを特集していらっしゃいました。日本の文化やポップカルチャーを外国人の目から分析していらっしゃって、とても興味深いブログです。ぜひご覧ください。Sarah Magdalene' s Blog - Dame Ningen
拙い和訳ではありますが、いくつかの記事を寄せられたコメントも含めてご紹介させていただきたいと思います。
1月9日付け記事
Chronicle
「うわ~。
彼(志村正彦くん)は、このアルバムで皆を抜きましたね。
これはまさに、持っていなければいけないアルバム です。
全ての点において、奥田民夫を抜いたといっていいと思います。
他のミュージシャンを含め皆を抜いたのだから、私がこのように言うことに民夫さん自身も異議はないと思います。
Ah Bee Beeやコーネリアスらしい音も聞こえるけど、大半が純粋なる志村君の音だと思います。
一番残念なことは、このアルバムが輝かしいのと同時に悲劇的でもあるという点です。
彼の音楽を愛せば愛するほど、悲劇的な出来事(志村君が亡くなってしまったこと)にショックを隠しえません。
もうこれ以上、彼は音楽を作ってくれないんだと思うと、更に落胆してしまいます。
人生は本当にフェアじゃないな、と思います。
これほどの素晴らしい音楽は、人伝に伝播して、世界から注目される一流傑作音楽になるに決まっています。
まさに卓越した、革命的な作品であります。
もしそうでなかったら(世界の傑作音楽として認識されないならば)、人間性を含めた人の感性というものが、脳死状態に陥っているという証拠です。
とにかく、後日改めてこのアルバムについては記事を書こうと思います。
私は唯、感動しすぎて本当に椅子から落ちてしまったとお伝えしたかったのです。」
フジファブリックファンとして、こんなに嬉しいことはありませんね。
まったく違う文化圏の方が、歌詞の意味もまったく分からずにこれほどの賞賛をおくってくださる。
やはり志村正彦くんは天才でした。
私達日本人は、どうしても音と同時に歌詞を理解してしまうため、ある意味先入観をもって音楽を聴いているということもあると思うのですが、素直に音楽的な側面だけで評価してこれだけの言葉を言ってくださる方がいるのは、本当に嬉しいことです。
1月3日付けの記事では、温かい追悼の言葉を述べてくださっています。
「私はお葬式を見たり、お葬式の写真を検索したりするのは嫌いで、特に若い人のものはたまらないです。
こんな、鋭い感覚をもち、魅力的な魂の人。
彼は並外れた才能をもち、素晴らしい感性と知性をもった人でした。
日本の音楽界にとって、なんと大きな損失でしょうか。
もっと前に彼を知りたかったな。
私を彼にひき合わせてくれたvesimeloni さんと、彼女のファンアートに感謝です。」
これらの記事に寄せられたコメントとSarahさんからのお返事も、一部ですがかいつまんでご紹介させていただきます。
vesimeloni さんからのコメント
「茜色の夕日」は、長い間私の大好きな曲です。彼がたった29歳だったなんて・・・。彼の音楽の中に流れる郷愁は、もっと年を重ねた人のものかと思っていました。
kiddywonkus さんからのコメント
私のお気に入りは、ずっと「桜の季節」です。
この曲は私が初めて訳した曲でした。
この曲のおかげで、日本の曲には美しい歌詞の曲があるんだな、ということを知りました。
Sarah さんからのお返事
「(Chronicleのアルバムについて)私は日本語の歌詞の意味は分からないけれど、はっきりと彼の苦しみが伝わってきます。あれだけのすごい才能を(自分自身の中で)コントロールするのは、簡単なことではなかったと思います。
まだ彼の多くの楽曲を聴いたわけではないのですが、すでに感銘を受けています。
特に彼の若い年齢を考えると、やはり彼は天才でしたね。
彼のふるさとと壮観な富士山について、とても興味があります。
芸術家はいつだって、自然と強いつながりが必要なのです。
そして富士山は、特別なパワーをもつ場所だと思っています。
こんな特別な人を失くすのは、本当に残念なことです。
彼の純粋さと、彼の芸術に全てを打ち込む姿。
これは西洋では忘れ去られてしまった、昔ながらのものですが、この精神が彼を特別な存在にしているということは、その通りだと思います。
私たちのために犠牲にしてくれた彼の人生の一部。彼がもうこの世にいなくなってしまって、自分の人生を楽しむ機会さえもう、なくなってしまったことがとても悲しいです。
人には人それぞれの運命があるんでしょうか。
彼の死は、過労と郷愁の念からくるものだと感じました。
田舎で生まれ育った人間は自分を生き返らせるのに大自然の魔法が必要なんだという彼の言葉、大好きです。真実です!
日本の偉大な詩人として、また音楽家として花開いた人だったけど、向こう見ずな生活で命を落としてしまって・・・(上の言葉をみて)私の悲しみは倍増しました。
このコメントを書いているだけで、涙が出てきます。
これが芸術を商売として扱ったときにおこることなのです。」
私にとって、このブログを始めるのは大きな挑戦でした。
果たしてまったく違う文化圏の人たちに、フジファブリックの奥深い世界を、うまく説明して理解してもらえるのだろうか。
音楽に言語はいらないとは思っていましたが、フジファブリックの歌詞世界は唯一無二のすばらしいものなので、歌詞を理解できずに聴くことは彼らの音楽の魅力を100%堪能しきれずもったいない、と思ったのです。
また、志村君の人間性を理解して愛しているからこそ、曲に重ね合わせ音楽がより心に響くというのもフジファブリックの特徴だとも思っていましたので、これを世界の人に理解していただくのは難しいだろうな、と正直思っていました。
今まで読者の皆さんからの明確な反応がほとんどなかったこともあり、自分のしていることが果たして意味があることなのかどうかさえ疑問だったのですが、今回、少し報われた気持ちになりました。
Sarah さんのブログからリンクしてこのブログを見に来てくださっているオーストラリアの皆様に、日本語ではありますが、心からお礼を言いたいと思います。
フジファブリックを海の向こうで応援してくださって、本当にありがとうございます。
現在、オーストラリアでは突然4,5メートルも水位が上がり、都市を含めて大洪水になっております。お亡くなりになった方々に追悼の意を表すと共に、国のいち早い復興をお祈りしています。
フジファブリックの音楽が世界で高く評価される音楽であること、そしてその音楽を作り出した人が日本、山梨県富士吉田市出身であること、またフジファブリックの音楽を通して繋がっている人が、国を超えて世界中にいること、そしてその数が少しずつではありますが、確実に増えていっていること。
これら全てのことが、私達日本のファンの誇りであり大きな喜びであることを、今回再確認いたしました。
「鳴り響け 君の街まで」
フジファブリック 4th Album より 「Anthem」
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9 comments:
海外の方がブログで紹介してくれるのはホントに嬉しいし、ホンモノである証です。わたしもSarahさんと同様、もうちょっと早くフジファブリックを知っていたらと思うひとりですが、作品を通して、その凄さは分かるし、ここのブログでバックグラウンドを紹介してもらうおかげでより深まります。ありがとうございます!
ice blue norm さん、いつも温かいコメントありがとうございます。外国の方が私たちに近い感覚でフジファブリックを応援してくださっている事を知り、ファンとしては本当に嬉しいですね!
志村君の遺してくれたものの偉大さを感じました。
世界に響け!フジファブリック!!
Thank you for translating my comments for his Japanese fans. I am very happy to be able to cheer them up a little. I can fully sympathize with the terrible grief they must still be feeling.
I stand absolutely by what I said about him. My reaction to his music was instant and total and with every song I hear even more overwhelming.
If there is ever anything I can do to assist in your noble cause of spreading his fame please do not hesitate to ask.
sarahmagdalen さんからのコメントの翻訳
彼(志村君)のファンのために私のコメントを訳してくれてどうもありがとう。
(日本の)皆さんが少しでも元気が出てくれたら、とっても嬉しいです。
ファンの皆さんの深い悲しみに、心からお悔やみ申し上げます。
私が志村君について言ったこと、今でもそう思っています。彼の音楽に対する私の反応は瞬間的で、また第一印象そのままで、彼の作った曲を聴けば聴くほどとてつもないものだという思いでいっぱいになります。
彼の音楽を広げたいという崇高な志のために、私ができることがあったら、いつでも遠慮なくおっしゃってください。
はじめてコメントさせていただきます。
いつもこちらのブログを拝見し、世界へ向けてフジファブリックの音楽が紹介さてていく様を嬉しく思っている一人です。
単にファンというだけでなく、わずかばかり教育に携わる私なりに、志村正彦という表現者の詞を何とか伝えていこうと具体的に考える勇気が湧いたのは、こちらのブログのおかげです。ありがとうございます。
世界中にフジファブリックの音楽が届くようになるといいですね。
Dear Sarah,
Thank you so much for your kind comment.
As I have never received any type of feedback, there was no way of confirming what I am doing in this blog is right. But now, I am more than happy that you, as a non-Japanese, appreciate my work and even offering me a help.
It was also cheering for me that a native English speaker like you has understood what I tried to tell in the posts dealing with something cultural with my poor English!
My blog is worth running if someone, no matter in Japan or abroad, gets interested to know more about Fujifabric's wonderful music.
Thank you again for your kind support always.
Please do leave a comment - no matter what, to help me to make this blog better.
Resound to the whole world from the foot of Mt. Fuji! Fujifabric!!
Shimura-kun, go for it!!
kono さん、温かいコメントありがとうございます。
志村君の純粋な魂は、誰も真似のできないフジファブリックの音楽を通して、これから世界中に羽ばたいていくものと信じています。
ブログを始めるにあたり、私なんかができるのかと随分悩んだのですが、自分なりにしてきたことが少しずつ形になり、皆さんに励まされ、正直とても嬉しかったです。
些細なことでもいいですので、ぜひまたコメントをお寄せくださいね。ファン皆で力を合わせて、日本にそして世界にフジファブリックの魅力を伝えられたらこんな嬉しいことはありません。
教育者としてのお仕事、ご苦労様でございます。私こそ、kono さんのコメントに励まされました。
志村君の音楽を通して生徒さんに「大切なもの」が伝わりますよう、お祈りしています。
Many of your posts have moved me very deeply and I will certainly comment more!
I will also write more about him in my blog as I listen to more of his music. I am still so new to his fandom.
When I first found your blog, not long after finding Shimura, I was amazed! I have been researching and listening to Japanese music for a quite a while and I had never come across a site like yours. I thought, this artist must be very special indeed...and sure enough he was.
I've also come across quite a few Western fans of his, and they are always the most intelligent people. In fact it was my two clever young friends who influenced me to listen to him in the first place. I met them through Unicorn fandom.
I am sure there are many more Western fans who would love your site too. Perhaps you should tag the posts as I have heard this makes the search engines happy.
I also think maybe talking more about his influences from other artists such as Tamio Okuda might draw in more people...and of course interest me no end. People who like Tamio are certain to like Shimura kun. Forgive me if you've already talked about this in posts I have yet to read.
Dear Sarah,
Thank you for your advice!
I will try to refer some more musicians name in the posts from now on to draw more fans of other musicians to my blog, too.
Unicorn fans must be quite interested in Fujifabric as Tamio sang Akaneiro No Yuuhi, which is the most famous song of Fujifabric's, on new year's eve 2009 with tears in his concert.
I am more than happy if this blog can help Western fans to understand Fujifabric's music more deeply.
Thank you, again!!
I am glad to have gained a powerful supporter like you!
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