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Friday, 9 March 2012

Cactus Record (Translation of the post on 29th Feb 2012)



Hello, everyone!
It's been quite some time since the last post was up.
It is almost reaching the mid-summer in Thailand, which is the hottest time of the year. Beautiful Bougainvillea flowers, the sound of cicadas, mangos and durians in market... Summer heat is here now in Bangkok!



Today's song is 'Cactus Record', the 8th song in Fujifabric's first album, "Fujifabric".
This is one of my favourite songs of all, and I still remember  this song stroke me so much when I heard it for the first time.
The song reminds us old times...



As I am not a music profession, it is probably more like 'feeling' rather than consolidated fact, but the sound of key boards - the piano and the organ - make us feel 'old days'.

This type of the sound? is also used in 'Kagero' (' The Shimmer of Heat') so effectively, and a great skill must be required to make the sound pleasant without boredom and disgust.

In the book, 'FAB BOOK' (available in Amazon Japan), Shimura-kun says, "I was pleased with the main melody, so I was concerned with how the music should be led towards the main part.". The rhythm gradually gets faster and faster towards the main melody, and it becomes 'jimping beat' (Shimura explains in the band score).
After that, the rhythm goes back to the normal calm 8 beat, exactly like "tick-tick-tuck".
The way of returning to the original rhythm is so Fujifabric-like. It flows back so naturally.



Thanks to the effect of 'tick-tick-tuck' rhythm and 'jumping beat', the lyrics makes us imagine the scene clearly at the last part.

Even I am a layman in music, 'Cactus Record' is that kind of music which gives such an impression to me.

Because Shimura-kun always avoided to use the words which fix the meaning and the scene in the lyrics in order to allow each listener to understand the song in his/her own way, I refuse to do so, too. It is not my intention to force my interpretation of the lyrics to Fujifabric fans abroad, but please allow me to add an explanatory note here - that is, there are many words used here and there in the lyrics of 'Cactus Record' which imply foreign atmosphere of old days.

First of all, the title of the song, 'Cactus Record'.

Cactus was brought into Japan in the late 16th century from America continent by European people. As it is not indigenous plant, Japanese people feel 'foreign' even now.

Same as above, the words, 'record', 'clock', 'bossanova', 'jazz', 'jigsaw puzzle' also make Japanese feel 'old' 'foreign' much.

Today's song is 'Cactus Record'.
Please enjoy!!


Wednesday, 29 February 2012

サボテンレコード


皆様、ご無沙汰しております。

諸事雑用に追われる人間など関係なく、季節はどんどん過ぎていき、バンコクは一年で一番暑い真夏を迎えようとしています。
三日前、庭に咲き乱れるブーゲンビリアの木の下で、今年初めてのセミが鳴きました。日本のセミとは違い、タイのセミは日の高いうちはなりを潜め、朝日が昇る頃と火が沈む頃にだけ鳴きます。熱帯の華やかなイメージとは異なり、日本のセミよりひとまわり小さな体で、ひっそりしっとりと鳴きます。
「小さなセミ・薄明かり・ブーゲンビリア」が、私の中でタイの真夏のイメージになりました。

山梨は今朝、雪が降っていました。
結構積もったそうですが、立春を過ぎて降る雪はもう春の雪でしょうか。午後になると、もう溶け始めてきたようです。
明日から3月。春の足音がきこえます。

さて、久しぶりにフジファブリックの曲紹介と致しましょう。



今日の一曲は「サボテンレコード」。

私の大好きな曲のひとつです。
最初に聞いた時の衝撃は、今も忘れません。

なんといっても、フジファブリックは好きな曲を選ぶのが本当に難しい!
季節や気分によって好きな曲が変わるのは珍しくないのでしょうが、B面を含め、どの曲をとっても甲乙つけ難いため、「一番好きな曲」を選ぶのは非常に難しく、結局皆「好きな曲」になってしまう不思議なバンド、フジファブリック。

その中でも大好きな一曲です。
なんともセピアな雰囲気に包まれています。

フジファブリック独特のキーボードサウンドが光り、静かに聞こえてくるピアノとオルガンの音が、曲全体にまるでセピア色のスプレーをかけたように仕上がっていると思います。

「陽炎」でもなんともいえないセピアな雰囲気を醸し出すこのピアノとオルガンの音ですが、ダサくならず効果的に使うのは、きっと技術がいるのでしょうね。


FAB BOOKの中で、志村君は「サビのメロディは気に入ってて、そこにどうもっていくかっていうことで悩んでました」とコメントしていますが、サビにむかってだんだんリズムが早くなり、サビで「ハネハネビート」(Fujifabricバンドスコア、志村君解説)になります。
その後、歌詞の中にある時計の「チクチク タク」のような落ち着いた8ビートに戻る。
その戻り方がいかにもフジらしく、フジファブリックの魅力溢れるリズムと流れになっていると思います。

「サボテン持って レコード持って 
やりかけだったパズルは捨て
車に乗って 夕日に沿って
知る人もいないとこに着くまで」

最後にくるこのパートで歌詞の情景が鮮やかに目に浮かぶのも、「チクチク タク」と「ハネハネビート」の効果だからなのでしょうか。

私は音楽の専門家ではないので偉そうなことはいえませんが、素人にもこのように思わせる名曲です。

歌詞についての詳しい解説や感想は、志村君の望む歌詞の柔軟性(聴き手によって、想像をふくらませ、どのようにもとらえることができるよう、志村君は意図的に限定的な言葉を避けていた)を妨げるので避けたいと思いますが、外国にいるファンのために一つだけ注釈をさせて下さい。

それは歌詞の中に、日本人にとってセピアな外国の雰囲気を感じさせる単語が散りばめられているということです。



まず曲名の「サボテンレコード」。

サボテンは原産が南北アメリカ大陸であり、日本には16世紀後半頃に南蛮人によって持ち込まれたといわれています。もともと日本土着の植物ではないためか、今でも「異国」の香りのする植物の一つです。
日本では主に観賞用として売られています。(タイを含め、諸外国では、紐サボテン属の果実、ドラゴンフルーツが時期になるとスーパーなどでも出回るため、サボテン=観賞用+食用と考える人も多いのです)



「レコード」は、音楽の販売される媒体として非常にポピュラーでしたが、CDやMP3にとってかわられた今では、レトロなものとなってしまいました。こちらも「外国」からきた古いものです。

そして「時計」。
チクチク タク チクチク タク と音がするものは、デジタル時計が流通する今、やはり異国から来た昔の音ではないでしょうか。

「ステレオのスウィッチ 
入れて 30年遡り かけた音楽」

流れてきたのは、ボサノバ、ジャズと外国の音楽ばかりです。

「今夜 荷物まとめて あなたを連れて行こう」
その時に・・・
「サボテン持って レコード持って
やりかけだったパズルは捨て」ていきます。

日本では、「パズル」というと多くの場合、「ジグソーパズル」のことを意味します。
ジグソーパズルのジグソーは、英語のjigsaw(糸鋸)から由来しています。元々ジグソーパズルは木の板を糸鋸で切って作られていたために、この名前が付いたといわれ、1760年頃、イギリスで作られました。

近年、日本製のジグソーパズルも増えていて、日本のアニメや風景が絵柄のものなども登場し、日本でも年齢を問わず広く遊ばれる玩具となりましたが、一昔前までは輸入品が主でした。そのため、今でも「外国」のイメージが伴います。

これらの単語が絶妙のタイミングと適当な数で、ちょこちょこと歌詞に出てきては、ピアノやオルガンの音にのってセピア色の曲を作り上げています。

次回は、フジフジ富士Qで片寄さんの歌った「サボテンレコード」、そして1stアルバム「Fujifabric」について詳しくみてみたいと思います。

フジファブリック 「サボテンレコード」お聴き下さい。

Monday, 5 September 2011

映画と志村君

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さて、やっと今週からいつもの生活に戻り、ブログに記事を書けそうですので、夏休み後、初めての「本格的な記事」にしたいと思います。

テーマは、「映画と志村正彦君」です。


9月23日(金・祝)に全国公開される映画「モテキ」のオープニングテーマに、「夜明けのビート」が抜擢されたフジファブリック。テレビで放映されたドラマに続いての、大躍進です。(詳細は、こちらの映画「モテキ」 公式ホームページで、ご覧ください)
フジファブリックが映画の主題歌を担当するのは、これで3回目となります。

フジファブリック7thシングル「蒼い鳥」と映画「悪魔探偵」。
エンディング・テーマとなった「蜃気楼」と「スクラップ・ヘブン」。
そして志村君が亡くなってからリリースされた「夜明けのビート」と今回の「モテキ」。

映画も漫画も大好きな志村君でしたから、漫画が原作の映画に自分の作った曲が採用されて、きっと喜んでくれていることでしょう。

志村君は、亡くなる直前に行われた佐藤江梨子さんとのインタビュー(「TONE」2010年2月号。残念ながら、志村君が生前、この記事を読むことは叶いませんでした)でも、映像世界への興味を語っています。

2ndアルバム「FAB FOX」の11曲目、「Birthday」にも
「ピアノにロックに文芸家にだった 監督だって 
しまいにゃ大統領にだってなれるよ なってやるよ なんてね」
という歌詞が出てきますが、この記事の中で志村君自身、映画監督をやってみたいと言っています。

フジファブリックがメジャーデビューしてからというもの、志村君はPVに関しては決して手を抜かず、ディレクターと度重なる打ち合わせをしているそうで、確かにフジファブリック独特の世界観が表現されています。
特に「四季盤」には、一種のこだわりを感じます。

フジファブリックのPVの特徴として、「メンバーひとり一人にスポットが当たる」というのがあります。
皆さん、お気づきになりましたか。

これは、PV作成よりずっと前、志村君が作曲する際、メンバー全員に(一つ一つの楽器やパートに)「華をもたせる」箇所を作っているので、映像におこした時にも必然的にひとりひとりスポットが当たるようになっているからだそうです。
「僕が監督だったらこういうことをやりたいというのは、いつも持っていたい。」
 この言葉から、映像に対してのこだわりが伝わってきます。

メジャーデビューしたての2005年頃、関西版「ぴあ」の巻末で、「フジファブリック 志村の 勝手にロードショー」というコーナーを担当していたことがありました。映画紹介をするコラムですが、字数の限られている中、実に明瞭に、簡潔に、ストーリー紹介があり、最後に志村君の挨拶?がチョコチョコっとこれまた淡々と述べられる、というコーナーです。

一般的なストーリー紹介と違い、ユニークで鋭い視点がなんとも新鮮で、映画に寄せる志村君の思いが伝わってきます。





2005年12月号では、「トゥルーへの手紙」という映画を取り上げています。
映画のあらすじは、こちらです。(著作権の問題から、志村君書下ろしのオリジナル記事を掲載できず、申し訳ありません)

本作の制作背景にあったのは、9・11アメリカ同時多発テロ。その日、グランド・ゼロがウェバーのオフィスや住居の目と鼻の先にあり、旅先で愛犬の消息を気遣うという恐怖の体験が発端だった。「この事件以来、すべては変わってしまった」とウェバーは言う。彼が飼っているゴールデン・レトリバーの末っ子、トゥルーに宛てた手紙という形式をとり、それを読みあげるというスタイルで、自分自身や隣人たちのドラマを綴ってゆく。登場するのは、トゥルーをはじめとするウェバーの愛犬たち、猫のタイソン、像のタイといった動物たち。犬と人間の友愛をテーマとした往年の名作ドラマ『名犬ラッシー』や『名犬リンチンチン』のフッテージが所々にインサートされる。一方で、ミッドウェイ海戦での日本の戦艦や、おびただしい数の戦闘機撃墜の記録、ベトナム戦争で逝った報道写真家ラリー・バローズの思い出、イラク空爆の映像などのイメージも混ぜ合わされる。ほか、伝説的サーファーのハービー・フレッチャー。9.11で叔父を亡くした農場の一家。ホーム・ムービーの褪色した映像に残された、プロヴァンスで過ごすダーク・ボガードと彼の恋人(とコーギー犬)。歌手であり女優のマリアンヌ・フェイスフルは詩を抒情豊かに朗読し、大の愛犬家でもある女優エリザベス・テイラーと彼女の大ファンであり、エイズで亡くなったウェバーの友人との逸話も収録されている。
(goo映画より)
詳しくはこちらのホームページをどうぞ。
「トゥルーへの手紙」公式ホームページ

「しんみり系」といいながらも、「自信作」と志村君が推奨しているこの映画、よろしかったらご覧になってみて下さい。

今日の一曲は、巷で噂の「夜明けのビート」です。
今月タワーレコード全店に貼り出されているフジファブリック・オリジナルポスター。
メンバーに志村君を加えて欲しかったな・・・と思うのは、私のわがままでしょうか。
作詞作曲、ボーカル&ギターも志村君なんだけどなぁ・・・。
秋風の訪れと共に、なんだか寂しい気持ちになりました。