Friday 13 December 2019

NHK甲府放送局 「ヤマナシ・クエスト 『若者のすべて~志村正彦がのこしたもの』」 放送まとめ

今夜NHK甲府放送局で放送された「ヤマナシ・クエスト 『若者のすべて~志村正彦がのこしたもの』」、無事に終了いたしました。
残念ながら私はオンタイムでは見られませんでしたが、素晴らしい内容だったと山梨の家族、友人から連絡がはいりました。

今夜の放送まとめが番組ホームページにアップされました。
山梨県外在住で放送されなかった地域にお住いのファンの皆様、ぜひご覧ください。
「ヤマナシ・クエスト 『若者のすべて~志村正彦がのこしたもの』」

「ヤマナシ・クエスト」の全国放送、NHKワールドプレミアムでの放送リクエストなど、こちらの連絡フォームからご意見をお寄せください。

NHK甲府放送局 ご意見お問い合わせ

2013年にNHK甲府で放送された「がんばる甲州人」の時と同様、ファンの皆様からの反響が大きければ、全国放送になることもあるかもしれません!ぜひぜひ、ご意見お寄せください。

番組 予告 「ペダル」
なんていい曲なんでしょうか。

今年も12月24日がやってきます。
「銀河」が、「黒服の人」が心に響く季節になりますね。

2019年冬 富士吉田市防災無線 夕方5時のチャイム変更のおしらせ

今年も富士吉田市の防災無線、夕方5時のチャイムが期間限定で、フジファブリック「茜色の夕日」に変わります。

日時:2019年12月21日(土)~27日(金)の7日間 夕方5時
変更される曲名:フジファブリック「茜色の夕日」

詳しくは、こちらをご覧ください。
富士吉田市 ホームページ 「防災無線の夕方5時のチャイム音を『フジファブリック 志村正彦さん』のメロディーに期間限定で変更します。」


今現在、NHK甲府放送局「ヤマナシ・クエスト」にて、「若者のすべて~志村正彦がのこしたもの」と題して特別番組を放送中ですね。志村君とフジファブリックの音楽の魅力は語りつくせませんが、きっと素晴らしい番組となって山梨県民のみなさまにとどいていることと思います。

今年も注目を浴びたフジファブリックでしたが、その代表曲のひとつ「茜色の夕日」が、今年もチャイムになります。凍てつくような空気の中、白い富士山を見ながら聴くチャイムは、冬の富士吉田を特別なものにしてくれます。

以前もご紹介しましたが、この季節になるとマシト隊長の言葉を思い出します。2016年冬、チャイム変更の記事を書いていたときに、マシト隊長から送られてきたメール。私個人宛てのメールですが、ぜひファンの皆様にも読んで頂きたく思い、ご本人の許可を得て今年もまたこの場に掲載することと致しました。

「チャイムを変えるようになって、もう4年(2018年で6年)が過ぎたんですね。チャイムも期間限定で変更できること、年が経つにつれて当たり前のようになってきたなーと思うのですが、変更当時を思い出すといろんな苦労があって、今となってはよくできたなーと自分でも思いますね。タイミングというか、いろんな偶然が重なり、奇跡だったようにも思えます。

でも人間て不思議なものですね。
チャイムで考えてみると、まったく興味がない人にとってみれば、ただのチャイム、でも思いがある人にとってみれば、掛け替えのない宝物へと変わるし、ふと何だこのチャイムはと疑問を思ってもらえれば、知ることのきっかけともなる。
十人十色の価値観があって、それぞれの受け止め方がある。きっとフジファブリック、志村正彦の音楽も、それぞれの人にそれぞれの受け止め方ができるようにつくったと思われるんですが、そういうことを考えながら曲をつくってたまーくん、すげーなーと改めて思います。

チャイムが多くの人に浸透することを願って始めて、毎年、続けさせてもらえて、感謝するばかりです。でも当たり前になることってすごいことだけど、当たり前になるまでの過程を忘れてはいけないんだなーと改めて思います。
家族や恋人に置き換えてもそうですよね。日々を重ねることで、自分の体というか心の一部となり、日常的なものになる。そうすると、それまでの過程や気持ちを忘れがちになってしまい、大切なものを見失ってしまう。
自分も大切なものを大切にできるように『かてい』を大事にしなきゃですね。
何だか、かしこまってしまいましたが、ふとそんなことを思う今日この頃です。
まー、とにもかくにも音って、音楽って、不思議だなー、パワーをもらえるなー、富士山の麓から響くチャイムを聴いてもらい、何かを感じてくれたら幸いです。」


今回で16回目となります。
志村君が愛した富士吉田から発信し続けることに、きっと意味があると信じています。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。
志村君にとっても、ファンにとっても大切な曲。あえてインディーズバージョンをご紹介したいと思います。


Friday 6 December 2019

NHK甲府放送局 フジファブリック志村正彦 特設サイト 

昨日発表になったニュースの続報です。

この度、NHK甲府放送局が「フジファブリック志村正彦 特設サイト」を立ち上げました。

「若者のすべて フジファブリック 志村正彦」NHK甲府放送局

12月13日(金)放送予定の「ヤマナシ・クエスト」に連動して、12月20日(金)にはNHKラジオ「かいラジ」にて、フジファブリック志村正彦さんの特集番組が放送されることになりました。

放送日時:2019年12月20日(金)17:05~17:55
番組名:「かいラジ」

「ヤマナシ・クエスト」と同じく、山梨県内のみの放送となっておりますが、「かいラジ」では12月23日(月)正午から30日(金)正午まで、「NHKラジオ らじる★らじる」(ポータルサイト&スマホ・タブレット用アプリ)で「聞き逃し配信」が行われる予定になっています。パソコンやスマート・フォンで山梨県以外の方にも楽しんでいただけます。

「志村正彦にゆかりのある人」がゲスト出演されるとのことですが、いったいどなたがいらっしゃるのでしょうか。シークレットゲストから、どんなお話がとびだすのか!?

また、番組タイトル「若者のすべて」にちなんで、リスナーの皆様から青春時代の思い出やエピソードを募集しています。こちらのサイトから、こぞってご応募ください。ラジオ番組内で取り上げられるかもしれません!

「若者のすべて フジファブリック 志村正彦」NHK甲府放送局

Thursday 5 December 2019

NHK甲府放送局 「ヤマナシクエスト 若者のすべて~フジファブリック志村正彦がのこしたもの」放送決定

24日の御命日が近づくにつれ、やるせない気持ちになる12月ですが、路地裏の僕たちが参加予定の新宿LOFTのイベントを7日(土)に控える今日この頃、ファンの皆様に山梨発の素晴らしいニュースがあります。

NHK甲府放送局が放送している地域特集番組「ヤマナシ・クエスト」で、フジファブリック志村正彦さんが取り上げられることとなりました。

放送日時:2019年12月13日(金)19:57~20:42
番組名:NHK総合「ヤマナシ・クエスト 若者のすべて~フジファブリック志村正彦がのこしたもの」

詳しくはこちらをご覧ください。
NHK甲府放送局「ヤマナシ・クエスト」

フジファブリック オフィシャルサイト 「ヤマナシ・クエスト 若者のすべて~フジファブリック志村正彦がのこしたもの」12月13日(金)放送決定!

「ヤマナシ・クエスト」は、山梨で活躍する方や注目に値する活動にフォーカスし、山梨の将来に対する展望を県民に示すという番組です。ローカルな番組ではありますが、「外から山梨をのぞいてみよう」という視点から人物や活動をみることも少なくなく、それが県民には時に新鮮に感じられ、NHK甲府局の人気番組のひとつとなっています。

ただ残念なことに山梨県内のみの放送なので、他県の方にはあまり知られていないかもしれません。

「フジファブリック志村正彦がのこしたもの」
番組タイトルを見ただけでも、ドキドキしてきます。

志村君は、なにをのこしていってくれたのだろう。

それがフジファブリックの素晴らしい楽曲だけではないということは、ファンの皆様が誰よりもご存じのことでしょう。

路地裏の僕たちは様々な活動を通して、今まで多くの「志村正彦がのこしたもの」をみてきました。企画展では、思い出の品々や楽器、機材という「物体」としての「志村正彦がのこしたもの」を展示することに活動ははじまりましたが、イベントを通して出会ったファンの皆様からは、志村君がファンの心の中にだけおいていった「志村正彦がのこしたもの」を見せていただくこともたくさんありました。

13日の放送日までの一週間、自分だけの「志村正彦がのこしたもの」を考えてみるのもいいのかなと思います。

さて、
最後になりましたが、山梨県外に住んでいらっしゃるファンの皆様。
今回は山梨県内のみの放送で、ごめんなさい。

でも、まだあきらめないでくださいね!
2013年にNHK甲府で放送した「がんばる甲州人」の時と同様、ファンの皆様からの反響が大きければ、全国放送になることもあるかもしれません!

ぜひNHK甲府局のTwitter(NHK甲府 オフィシャルTwitter)、NHK甲府局のホームページに(NHK甲府放送局 お問い合わせ)、「全国放送をお願いします」とのリクエストをお送りください。

前回はファンの皆様のお力により、異例の速さで全国放送となりました。
放送が終わり次第、またこちらのブログで取り上げさせていただきます。

Friday 29 November 2019

「アラカルト」「アラモード」レコード先行試聴トークライブ&「エフエムふじごこ 路地裏の僕たちでずらずら言わせて『アラトーク』」公開収録トークライブのお知らせ

「song crux fujifabric」の画像検索結果

フジファブリック インディーズ時代の名盤「アラモード」「アラカルト」が、12インチアナログレコードとして、SONG-CRUX(新宿LOFT、下北沢シェルターなどを運営しているLOFT PROJECTが立ち上げたレーベル)より、2019年12月11日にリリースされます。

(詳しくはこちらをご覧ください。
フジファブリック「アラモード」「アラカルト」12インチアナログ特設サイト

発売に伴い、レコード先行試聴トークライブ&「エフエムふじごこ 路地裏の僕たちでずらずら言わせて『アラトーク』」公開収録トークライブが、ロックカフェロフトにて開催されることになりました。

(詳しくはこちらをご覧ください。
「アラカルト」「アラモード」レコード先行試聴トークライブ&「エフエムふじごこ 路地裏の僕たちでずらずら言わせて『アラトーク』」公開収録トークライブ

昼と夜の二部、開催予定です。

会場ではどこよりも早く、レコードを試聴することができるだけでなく・・・

新宿ロフト・ロフトプロジェクトの樋口寛子さんに加え、「アラカルト」と「アラモード」がリリースされた当時(「アラカルト」2002年10月21日、「アラモード」2003年6月21日発売)のフジファブリックと志村正彦さんをよく知る人物が、シークレットゲストとして出演なさいます。

志村正彦さんの同級生と地元の有志で作る「路地裏の僕たち」は、遠路はるばる富士吉田から新宿に集結致します!「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」(毎週日曜日、昼2時から2時半、エフエムふじごこにて絶賛放送中。再放送は毎週水曜日、夜8時半から9時)の公開収録を兼ねて、トークライブを繰り広げる予定です。皆様どうぞよろしくお願い致します。

志村君が一生懸命曲を作り、バイトに勤しみ、ライブ活動を展開していたインディーズの頃。「アラカルト」「アラモード」がリリースされた2002年、2003年当時、路地裏のメンバーは何をしていたのでしょう。大学に通っていた人、お仕事をしていた人、みんなどんなことをしていたのかな。ちょうど就職する22、3歳の時に、人生の転機を迎える人は多いような気がします。

新宿LOFTのWEBマガジン「Rooftop」に、「路地裏の僕たち」のインタビューが掲載されました。みんなの気持ちが表れているインタビューですので、ぜひご一読ください。

Rooftop 「フジファブリック 路地裏の僕たち 志村正彦の意思や存在を継ぐべく活動中の路地裏の僕たちが志村について語る」2019年11月29日付記事

2019年8月5日 第103回 河口湖湖上祭 「最後の花火に今年もなったなあ~」

こちらのブログへの掲載が大変遅くなってしまい恐縮ですが、2019年8月5日 第103回 「河口湖湖上祭」にて、無事に花火「最後の花火に今年もなったなあ~」を打ち上げることができましたこと、謹んでご報告いたします。可能な限り、当日の様子をお伝えしたいと思います。


8月5日当日、朝。

「路地裏の僕たち」のマシト隊長より路地裏メンバーに連絡が入り、河口湖湖畔に席をとってくれたとのこと。

「路地裏のみんなとまーくんの家族と、そろって一緒に花火を観よう!」

マシト隊長は、スピーカーの位置を事前に河口湖観光連盟に問い合わせ、前日の夜、わざわざ下見のために現地に赴き、眺め、音響などいろいろな点で好条件の場所に、目星をつけておいてくれました。その時はまだ、席を取っている人はあまりいなかったので、一旦帰宅。

当日の早朝、仕事前の忙しい時間に、志村君のご両親とマシト隊長と6年生の娘さんは、特等席を確保するため、大きなブルーシートとビニールテープを持参し再度、現地に出向いて下さいました。お互いを思いやる富士吉田の皆さんの優しい気持ちに、いつも感激させられます。


河口湖湖畔の道路は夕方から始まる交通規制のため、開場近辺は車両通行止めとなります。少し離れた駐車場に車を止め、暮れゆく湖畔の景色を楽しみながら、ゆっくりと歩いていきました。

気が付くと、後ろではいつのまにかきれいな富士山が顔を出していました。夏の富士山は力強く、雲をたなびかせ威風堂々としていますね。

10分程しか経っていませんが、富士山の表情はどんどん変わります。

指定されていた場所に到着。
取って頂いた席は、河口湖大橋を真正面に臨む、まさにVIP席!
今まで何度も湖上祭の花火を観に来ていますが、こんなに素晴らしい席は初めてでした。

「どんな花火になるのかな。」

風景は刻々と変化していきます。

湖上祭の開催を告げる花火が、目の前で幾度となく打ち上げられました。その度に夕闇が迫ってきます。


いつのまにか、夕焼け空には三日月が昇っていました。

とっぷりと日が暮れ、船津のロープウェイに明かりが灯り、露店も賑やかになってきました。志村家の皆様、新宿LOFTの樋口さん、路地裏のメンバー他、次々と所定の場所に集まってきました。露店のざわめきがピークに達したころ、花火の開始を告げるアナウンスが流れました。

はっきりとアナウンサーの声が聞こえます。いろいろな意味で、最高の特等席です!

2019年8月5日 「河口湖湖上祭 プログラム」

敷いてあるブルーシート越しに地面から伝わってくる熱気、後ろの天上山から吹き降ろしてくる心地よい風。以前は甲府から富士吉田に向かうときには、必ず通ったこの道ですが、新倉トンネルが開通してからは全くと言っていいほど通らなくなってしまったので、久しぶりにみる風景でした。

眩い光と共に、最初の花火が湖面から打ち上げられました。

河口湖湖上祭では、花火の打ち上げが湖上で行われるので、着火された瞬間から夜空に最後の火花が消えていく瞬間までの一部始終を、はっきりと見ることができます。また湖面に映る花火も、風情があります。

次々と色とりどりの花火が打ち上げられていくうちに、時計をみるとあっという間に8時15分になっていました。8時過ぎから湖畔はほぼ無風状態となり、打ち上げられた花火から出る煙が夜空に立ち込めているなと思っていたら、なんと!このタイミングで「お空のお掃除をします」とのアナウンスが!
数分の間、煙が消えるのを待ち、満を持して、志村君の出番となりました。



「次は『最後の花火に今年もなったなぁ~』です。
富士吉田市出身のミュージシャン、フジファブリック 志村正彦さんの代表曲で湖上祭をイメージして作られたといわれている『若者のすべて』にのせて、お送りします。
志村正彦さんが亡くなって10年の節目となる今年、ファンの皆様の協力の元、花火を打ち上げます。提供は『路地裏の僕たち』です。」

ファンの皆様、これが空にいる志村君のもとへと打ち上げた花火です。(動揺していて、手振れしていてごめんなさい。)皆様、どのような思いでご覧になられたでしょうか。


私はぼーっとしていて見なかったのですが、花火が上がっている最中に「お願いごとを3回はいえる」だけの長い長い流れ星をみたと、路地裏の僕たちメンバーが後で語っておりました。

フジフジ富士Qの時と同様、「茜色の夕日」「三日月」「流れ星」「虫の声」など、自然の演出までもが志村君を応援しているかのようでした。

最後のサビに向かって、次々とドラマチックに花火が上がっていき、曲の終わりと共に一旦、花火も終わり、静寂な時間が流れる中、最後に大きな大きな花火がボーーーーーーンと、まるで空にいる志村君の元へ届けというように、一つだけ上がりました。


最後の尺玉の演出は、路地裏の僕たちのメンバー、つーさんが提案してくれたものでした。

「なんか少しでもまーちゃんぽさを出したいなって。終わったと思わせて、少し間をとって、一発あげたらどうかな。その間がまーちゃんぽくない?」
つーさん 談

そんな話をつーさんとしていたマシト隊長は、オプションとして最後の尺玉と柳をより豪華にしてもらおうと、みんなに話もせずに勝手に追加してました。(マシト隊長 談)
大まかなイメージを河口湖観光連盟の方に話しをし、それを花火師さんに伝えてもらい、お願いしました。

「イメージを伝えていただけなので、どんな風になるか不安もありましたが、あんなにいい感じになるとは、自分もびっくりしました。きっと花火師さんも曲を聞いて感じてくれたんだと思います。もしかしてファンだったりして。いつか直接お礼が言いたいです。」
マシト隊長 談

つーさんの鋭い感性と、花火師さんの素晴らしいお仕事、そしてファンの皆様からの志、マシト隊長のおかげで、実現しました。心から感謝です。


2019年8月17日、日本でも有名な花火大会の一つである「赤川 花火大会」(山形県鶴岡市にて開催)では、フジファブリック「若者のすべて」がエンディングを飾りました。最近の人気に伴い、「若者のすべて」という曲は、これから各地の花火大会で定番化していくと思います。そのような中で、フジファブリックファンの皆様と路地裏の僕たちが心を一つにして実現した河口湖湖上祭での「若者のすべて」は、間違いなく記念すべき第一歩でした。

河口湖に来て下さったファンの皆様、遠方から思いを馳せて下さったファンの皆様、どうもありがとうございました。

Tuesday 24 September 2019

志村君が繋いで下さったご縁 明見湖環境フェスティバル

ในภาพอาจจะมี 15 คน, คนที่ยิ้ม, ผู้คนกำลังนั่ง

富士吉田市の東側に位置する小明見というところに、「明見湖」(「あすみこ」と読みます)とよばれる湖があります。地元では、美しい蓮の花で知られる湖です。
周囲を懐かしい里山に囲まれた明見湖は、湖面に蓮が植生していることから通称「はす池」とも呼ばれ、清流と沼の多種多様な生き物が同居し、多くの水鳥が羽を休め、春は桜、夏は蓮やあじさい、秋は紅葉が楽しめます。かつては、富士八湖(富士五湖・四尾連湖・明見湖・駿河の浮島沼・のちに泉端に変わる)のひとつとして、富士山信仰の富士山道の垢離場(こりば)禊の場所であったと言い伝えられています。(富士吉田市公式ホームページより抜粋)
(詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。富士吉田市公式ホームページ 明見湖公園 )

昨今の環境汚染により、一時は泥沼のようになってしまった明見湖でしたが、15年ほど前から湖の整備を行い、水質向上に取り組んできました。しかし、いつの頃からか湖には外来種が蔓延り、崩壊してしまった生態系はなかなか元に戻らずにいます。この問題を広く知って頂き、環境問題を考えるきっかけになってもらいたいと、明見湖環境フェスティバルは始まりました。


今週の土曜日、2019年9月28日(土)、第6回目を迎える明見湖環境フェスティバルが開かれます。そして、今回のイベントでも、フジファブリック 志村正彦さんが繋いで下さったご縁が、大きく貢献をしてくれています。

今回のライブステージに登場するCRAZY WEST MOUNTAINさんと上野大樹さんの二組については、新宿ロフトでブッキングマネージャーをしている樋口寛子氏より紹介いただきました。
富士吉田市出身の志村正彦さんがボーカルを務めたフジファブリックが新宿ロフトを運営する株式会社ロフトプロジェクトのインディーズレーベル出身であり、また数々のライブを新宿ロフトで行い、そこで樋口氏と深い関わりをもったことから、富士吉田市で開催するイベントにこのような形で協力を頂いています。
志村正彦さんが遺したご縁が、このような形で地元で結びつくって感慨深いものがありますね!
※写真提供:樋口寛子氏(2005.6新宿ロフト「SONG-CRUX祭り」)
●樋口寛子(新宿ロフト)
1997年、ライブハウス「新宿ロフト」、「下北沢シェルター」等を運営している(株)ロフトプロジェクト入社。ブッキング、レーベル、マネージメント等の経験を経て、現在は新宿ロフトのブッキング、ライブ制作を担当。
様々な公演を担当、新人発掘育成も手がけている。
●新宿ロフト
1976年にオープンした、新宿・歌舞伎町にある老舗ライブハウス。
伝説のバンドBOØWYがデビューを飾り、古くは、山下達郎、サザンオールスターズがステージに立ち、スピッツやスキマスイッチなどが出演するなどライブハウスの聖地となっている。

(明見湖環境フェスティバル 公式Facebookより抜粋。詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。明見湖環境フェスティバル 公式Facebook )

新宿LOFTの樋口さん、路地裏の僕たちのみなさん、富士吉田市とのご縁を繋いだのは、志村君。いなくなってからもうすぐ10年という年月が経つというのに、足跡を辿ろうと富士吉田を訪れるファンは、今でも後を絶ちません。本人不在にも関わらず、多くの人を大好きだった故郷へよび寄せ、人と人とのご縁を繋ぎ、空の上からもいまだ大活躍する様子をみていると、「志村君はもう、立派に富士吉田市のふるさと大使をしているのでは?!」と、思うのです。

フェスティバルの成功を、路地裏の僕たち一同、お祈りしています。

今日の一曲は、「若者のすべて」です。

9月14日にTBSで放送された「王様のブランチ」では、平成を代表する「心にしみる夏の終わりソング」の一曲として、街頭インタビューで選ばれました。「若者のすべて」が、ここまでメジャーな曲になった今、大勢の人の「夏の終わり」を彩っていることでしょう。志村君、番組を観ていたでしょうか。大喜びしていることでしょう。でも、元気だった2007年当時、この喜びを味わってくれたらよかったのにな・・・と、少し寂しく思います。

Monday 26 August 2019

「FAB BOX Ⅲ 上映會」「志村正彦展 by 路地裏の僕たち」2019.07.06企画展レポート5

(前回より続き)

上映會当日の朝。

昨夜の雨の湿気を含むひんやりとした早朝の空気が心地よく、清々しい気分で御坂峠を運転していくと、富士見橋からみる富士山は、少しだけ頭を覗かせていました。新倉トンネルが出来たおかげで、甲府から富士吉田まで、45分程度で行けるようになりました。この10年で変わったことの一つです。志村君の知らないことがひとつふたつと増えていくのは、少し寂しいです。

市民会館に着くと8時の時点で、すでに会場駐車場にはファンの姿がありました。県外ナンバーも目立ちます。


路地裏の僕たちは8時半から、展示の最終チェック開始。

準備は完璧と思っていても、人員の配置、展示場所の変更など、直前になるといろいろなことがあるもので、あっという間に時間が過ぎていきます。

今回の企画展は、上映會のチケットが手に入らなかったファンの方々にも見て頂けるようにと、上映會入口と企画展入口を分けてくれました。

「何人ぐらいの方が来てくれるのかな。」
「待ち時間がどれぐらいになりそう?」

路地裏のみんなが話しています。

想像もつかぬ中、外を見てみれば・・・すでに長蛇の列!

上映會に並んでいるお客様だけでなく

企画展のために並んでくれているお客様も、大勢いらっしゃいます。


会場駐車場はみるみる満車になり、市民会館隣接の 駐車場までいっぱいになり、急遽、旧市立病院跡地を開放して、ご案内することになりました。
朝着いた時、駐車場に車が多いな―、人も多いなー、やっぱりファンの人達朝早くからすごいなーと思っていたら、実はこの日、デーモン閣下と岡本知高さんのライブ「悪魔の森の音楽会」のチケット発売日だったようで、並んでいる人もいました。富士五湖文化センター 路地裏メンバーも興味津々、チケット買おうかなーなんて話も出てました。「お前を蝋人形にしてやろうかー」byマシト隊長
「展示の準備が終わって、もう終わった気になっちゃったよ。」と、つとむ先生。すでにやり切った感に満たされていた路地裏の面々でしたが、開場時間になったため、企画展会場入り口に降りていきました。

大地讃頌を歌うのは恒例となっていますが、恥ずかしがり屋な路地裏メンバーは、建物の中で歌うつもりでしたが、展示会場では、並んでるファンの人に聞こえないということで、急遽外へ出ました。byマシト隊長
マシト隊長の呼びかけのもと、路地裏の僕たちの企画展前恒例行事、「大地讃頌」合唱がはじまります。

みんな携帯で動画撮ってるし、お恥ずかしいったらありゃしない。1番だけにしとけばよかったのに、2番まで歌ってしまって、長く感じました。やることすら知らないメンバーもいる中で、いつもどおりぶっつけ本番ですからね。うる覚えのなかで、何とかよく歌えたなーと。今度やる時は、ソプラノ、アルト担当がほしいので、ファンの人達も歌える人は一緒に歌いましょう!byマシト隊長

「大地讃頌、結構長いなぁ。」と隊長が、つぶやく場面も。
「ソプラノ~、女子~。誰か~。」
と呼ぶも、女子現れず・・・。同じく市内出身の長田さんは、
「大地讃頌、卒業式で歌ってないんで、よくわかりません。」とのこと。同じ市内の中学校でも、下吉田中学以外では、大地讃頌を歌わない中学校もあるということを初めて知りました。

さあ、いよいよ、はじまりです!

午前中は、上映會の午後の部を見るお客様や、企画展だけを楽しみにきて下さったお客様など、大勢の方がご来場くださいました。

路地裏の僕たちは午前と午後の部、二手に分かれて、上映會に参加させて頂きました。上映會の模様は、後日、改めて書かせて頂きます。

この日は特別にお昼の12時にも、「若者のすべて」がチャイム音で流れました。だいぞーさんが「やりますよー」と声かけしてくれました。

上映會の音と映像の余韻に浸り、胸がいっぱいでしたが昼食をとり、企画展会場に戻って外を見ると・・・、まだまだ長蛇の列!

余りお待たせしては申し訳ないとだいぞーさんとカズ君が相談し、急遽、山梨日日新聞に掲載された過去の記事「ときめきゾーン 芸能 フジファブリック 志村正彦 『富士』に還る」 (2010年6月22日から7月13日まで全4回連載)のコピーを並んでいるお客様に配り、待っている間に読んで頂くことにしました。カズ君いわく「回覧板方式」!9年前の記事ですが、まったく色褪せない素晴らしい内容の記事です。

数名のファンの方とお話させて頂きましたが、札幌、青森、埼玉、静岡、鹿児島、佐賀、福岡、熊本と日本全国、遠いところから山梨へ来て下さっていました。「有難いね。」と、路地裏のみんなで話をしました。


この日は、隣接している市立図書館でも、フジファブリックの音楽を流してくれたり、急遽、モニターに志村正彦君の写真のスライドショーを流したりしてくれました。



企画展会場出口では、河口湖湖上祭花火大会プロジェクトの協力金を募りました。(詳しくは、こちらの記事をご覧ください。2019年8月5日 「河口湖湖上祭花火大会 協力金のご報告」


志村正彦展に来て下さったファンの皆様へ、路地裏の僕たちから心ばかりの返礼として、志村君のポストカード(2009年10月23日 新宿厚生年金会館)、下吉田てくてくMAP 志村正彦編 2019年7月版 by MIUさん、湖上祭の冊子、富士吉田滞在中にお役立て下さるようにと富士吉田市のガイドマップ、吉田のうどんマップなどをお渡ししました。

ご来場いただいたファンの皆様には、「FAB BOX Ⅲ上映會」特別記念として、和紙バージョンのてくてくMAPをお渡しするつもりでしたのに、ちょっとした手違いから、何人かの方々に、白いコピー用紙に印刷した通常版のてくてくMAPをお配りしてしまいました。

申し訳ありませんでした。

午後の部の後半、私は出口で協力金を募っていましたが、ファンの方々が目に涙をためながら「企画展を開いてくれて、ありがとうございました。花火がんばって下さい。」と路地裏のみんなに声をかけて下さいました。

志村君が、フジファブリックの音楽が、今でも変わらず大勢の人に愛されていること。
昔からのファンに加え、この10年でもっともっとファンが増えていること。
志村君がいない今、富士吉田でそれに少しでも応えることができないかという、マシト隊長と路地裏の僕たちメンバーの気持ち。

それを毎回感じます。

「『若者のすべて』は、湖上祭の花火がモデルになっているのではないか。」と想像していた路地裏のメンバー達は、「若者のすべて」を湖上祭で流し、花火を打ち上げることで、志村君にみんなの思いを届けたいと思っていましたが、それがいよいよ現実になります。

外がだんだん薄暗くなり、夕方6時のチャイムの時間になりました。

建物の中で聴いたチャイムは、廊下の窓が開いていたせいか、鐘の音がカンカンカーンと一階の図書館から吹き抜けを通してよく響き、思っていたよりも大きな音で聞こえてきました。チャイムを聴きながら、初めて「若者のすべて」を聴いた時のことを、懐かしく思い出しました。フジファブリックとの出会いは「陽炎」でしたが、その後、「若者のすべて」を聴いて、情緒豊かな歌詞とメロディー、それと相反するように淡々と歌う志村君の声に、しゃくりあげて泣きました。音楽にここまで心動かされたのは、生まれて初めてでした。

あの時は、自分のふるさとに流れる夕方5時のチャイムを頭で描いていて涙したけれど、「若者のすべて」のメロディーが志村君のふるさと、富士吉田の夕方のチャイムになり、それを全国から集まったファンと志村君の同級生と聴ける日がくるなんて、なんという幸福でしょうか。志村君も自分の作った曲がチャイムになり、きっと誇らしく思っていることでしょう。


6時15分に最終のお客様をお迎えして、7時にはすべての展示品を撤収するという指示が、kazzさんからまわってきました。忙しい一日だったけれど、終わってしまうと思うと、急に寂しくなってきます。

大成功でこのまま終わって欲しい気持ち半分、このままかけがえのない時間が続いて欲しい気持ち半分。

最後のお客様がお帰りになると、一気に展示品の撤収です。しとしとと雨が降り出し、展示品を車に積み込む頃には結構な大降りになっていました。大切な品々が濡れると困ると憂慮しましたが、志村君の大きな写真は防水シートにくるまれ、雨に濡れずにすー君と共に志村家に帰宅。ほかの展示品も、路地裏のみんなの手によって濡れることなく、お家に帰って行きました。


今回の企画展も、無事終えることができました。
全国から足を運んでくださったファンの皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。ご来場いただいた皆様の良き思い出として、心に残ってくれましたら幸いです。

5回にわたり書いてきました企画展レポートも、これで終わりです。お読み頂きありがとうございました。

Tuesday 20 August 2019

「FAB BOX Ⅲ 上映會」「志村正彦展 by 路地裏の僕たち」2019.07.06企画展レポート4

(前回より続き)

展示された写真と思い出の品々の一部を、ご紹介します。



「写真コーナー」
こちらではプライベートの写真も含め、インディーズから志村君が亡くなる前日までの写真を展示。段ボールに貼るのが路地裏の僕たち風です。

企画展が終わってから、ファンの方々より数々のメールを頂きましたが、その中で一番反響が大きかったのが、志村君が亡くなる前日、2009年12月23日に撮影された写真でした。

「亡くなる数時間前まで、近しい人達と一緒にあんな屈託ない笑顔でいたんだとわかって、悲しいことに変わりはないけど、少しだけホッとしました。」と仰るファンも多く、路地裏のみんなからの静かなメッセージが皆様に伝わったのだな、と思いました。

「メッセージコーナー」
写真コーナーの向かい側には、2010年1月21日、中野サンプラザで営まれた志村正彦さんのお別れ会「志村會」に訪れたファンが、会場で書いた志村君へのメッセージを飾りました。

志村君がこの世からいなくなって、もうすぐ10年を迎える今でも、お別れ会でファンから頂いたメッセージは志村家で大事に保管されています。ファンのことを大切に思っていた志村君だったからこそ、ご家族がその遺志を継ぎ、志村君が所有していた手紙や贈り物だけでなく、亡くなった後にお墓に供えられていた手紙やメッセージなども含め、すべてを大事にとっておいて下さっているのです。ご家族は日頃、ファンの皆様に感謝の気持ちを伝えたくても、なかなかそのような機会がないために、今回の企画展を通してそれを知って頂きたいと思い、展示することにしたそうです。

企画展の前日、明け方までかかって、ご両親自らメッセージをボードに貼って下さいました。

メッセージにはお名前が書いてあるため、個人情報保護の問題等もありましたが、ご家族からファンの皆様への感謝の気持ちを伝える場所として展示致しました。ぜひご理解の程よろしくお願い申し上げます。
(なので、物は要らないので)手紙を下さい。手紙はとても勇気づけられます。お恥ずかしながら。インディーズの頃から今までファンの皆様から頂いた手紙だけはすべて取っておいてあります。一通たりとも捨ててません。家に保管してあります。なのでよろしければ是非。
「東京、音楽、ロックンロール」志村正彦著 2009年3月16日

「絵画コーナー」
吉田高校時代の恩師、赤池先生が描いて下さった志村君の肖像画。以前の企画展でも展示しましたが、今回は志村君の吉高時代のブレザーと一緒に。赤池先生の元生徒さんの作品です。
ここのコーナーには今まで展示したことのないものを、こまごまと並べることになりました。マシト隊長の「今回は全部出し切るぞ~!」の心意気が感じられる展示となっています。

(後方 左)愛用のタンブラー
(後方 中央)両国国技館「フジファブリックツアー 武者巡業 2007」で販売されたグッズの湯呑
(後方 右)吉田高校卒業記念の湯呑

(前方 中央)富士五湖文化センター 「TEENAGER FAN CLUB TOUR」で限定販売されたうどんどんぶり。東京の自宅で使用していたもの。中にポプリが入っていて、10年経ってもほのかに香ります。
(前方 右奥)サングラス
(前方 右前) 腕時計

ロンドンからご家族のために買って来たビートルズのマグカップ、メレンゲと対バンした時のチケットと写真、靴など。


フジファブリックの歴史コーナー:
・過去にリリースされた5枚のアルバムのアナログ盤
・2019年7月10日に発売された「FAB BOX Ⅲ」
・「Official Bootleg Movies of デビュー5周年ツアー GO!GO!GO!GO!Goooood!!!!!」DVD
・「Official Bootleg Live & Documentary Movies of "CHRONICLE TOUR"」DVD


幼年時代の思い出と新聞記事:
・2011年7月1日(金)付 山梨日日新聞 「特集 言葉のチカラ 先人に学ぶ 山梨発の名言・格言」
・赤白帽をかぶった運動会の写真
・卒園記念の手形
・昭和61年に作った作品
・小学5年生の時に作った「自分」

このコーナーの向かいには、幼年時代の写真を展示しましたが、ご家族が一緒に写っている写真も多いので、会場にいらしたファン限定ということで割愛させて頂きます。

過去の企画展で展示したものも多数ありましたが、ファンの方々に「何度みてもいいんです。」と会場でお声をかけて頂くことも多いので、「これはファンに喜んでもらえるかな。マー君はどう思うかな。」と想像しながら、マシト隊長と路地裏のメンバーが毎回、慎重に選んでいます。

次回はいよいよ上映會と企画展、開催当日の様子をレポート致します。

Tuesday 13 August 2019

「FAB BOX Ⅲ 上映會」「志村正彦展 by 路地裏の僕たち」2019.07.06企画展レポート3

(前回より続き)

今日は展示された衣装について、一部をお伝えしたいと思います。

階段を上がった右手には、4着を展示しました。


2005年8月6日 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005 出演時に着用していたTシャツ。
(FAB MOVIES 8曲目でみられます。)雑誌のインタビュー、志村日記2005年8月など、いろいろな場面で着ていました。


ROCK IN JAPAN FESTIVALにて、真心ブラザーズと一緒にインタビューを受けた時に着ていたもの(『ROCKIN'ON JAPAN 2009年9月号』掲載記事 着用衣装)


志村君の笑顔がまぶしい一枚

ここからは展示された時と順番が前後しますが、
新宿LOFTにて、 親友、メレンゲ クボケンジさんとインタビューを受けた際に着用していたカーディガン。お二人の写真と、クボさんが第一回目の企画展の時に寄せてくれた言葉が添えられています。

 クリーニング屋さんから付いてくる「フジファブリック 様」のタグが、印象的な衣装の数々







アーティスト写真とファンからのアートワークも一緒に


2008年5月31日 富士五湖文化センターで開催された凱旋ライブ 「TEENAGER CLUB TOUR」で着用した衣装

右のTシャツは、2007年12月15日 両国国技館「フジファブリックツアー 武者巡業 2007」にて着用した衣装



ファンの皆様にお馴染みのハットやキャップも、「今回は全部出すぞ~」というマシト隊長の指示により、たくさん展示しました。前方右端のモフモフ帽は、今回の上映會でも流れた、2009年10月22・23日 新宿厚生年金会館「フジファブリックデビュー5周年ツアー Go!Go!Go!Go!Goooood!!!!!」で着用したものです。

展示物 カズ byマシト

写真を撮影後、このキャップを移動して、新宿厚生年金会館「フジファブリックデビュー5周年ツアー Go!Go!Go!Go!Goooood!!!!!」Liveのアーティスト写真を添えて、キャップ、Tシャツ、パンツとセットで展示しました。

 こちらもファンにはお馴染みのTシャツ。上映會でも流れましたが、著作権の問題からか、ミッキーにモザイクがかかってましたね。志村日記2005年9-10月で、氣志團の綾小路翔さんと写っている写真でも着ています。今回の企画展にいらしたファンが白の色違いのものを着ていて、思わず声をかけてしまいました!

実は今回一番悩んだのが、衣装を展示したパーテーションの位置なんです。なるべくスムーズに見てもらえるように、いろいろなパターンを考えながら試しました。進行方向に正面に置いたり、斜めにジグザグにしたり、一列にしたり、二列にしたり、両サイドに展示物も置くことから、人が止まらないように、でもしっかりと見てもらえるように試行錯誤は続きました。
なかなかうまく決まらないので、隊長の僕はその場を逃げるように他のブースの方へ行きました。この状況で、すでに疲れていました。みんな、あとは任せた!!
さすが路地裏のメンバーです。そんな空気を読んでるのかわかりませんが、しばらくして戻ってきたときには、いーい感じにセッティングされているではあーりませんか。
自分は優柔不断ですから、すぐ悩んじゃって困るですね。
みんなありがとう。

マシト隊長 談

次回は、写真と思い出の品々などをご紹介いたします。

Friday 9 August 2019

フジファブリック、今夜『Mステ』初出演。志村正彦さんの映像・音声と共に“若者のすべて”

今夜8時、テレビ朝日で放送される音楽番組「ミュージックステーション」に、フジファブリックが初出演します。また、特別演出として、現メンバー3人の演奏と、志村正彦さんの映像・歌声が共演することになりました。
詳細はこちらです。

rockin'on.com
ミュージックステーション テレビ朝日
志村正彦さんの夢が、これで一つまた叶います。
あと一時間足らずですがファンの皆様、ぜひ一緒に観てくださいね!
今回の演出に関してご意見・ご感想等ございましたら、こちらのブログにお寄せ下さい。ファンの皆様のお声を、きかせてください!



志村君が空に昇ってから、もうすぐ10年。現代の技術とテクノロジーを駆使して、どんなふうになるのでしょう。志村君のボーカルで「若者のすべて」が聴けるのかと思うと、感無量です。どんな映像が流れるのかな。志村君の声が本当に聴けるのかな。




Tuesday 30 July 2019

「FAB BOX Ⅲ 上映會」「志村正彦展 by 路地裏の僕たち」2019.07.06企画展レポート2

(前回からの続きです。)

今回は特別に、ご来場いただいたファンの皆様が自由に撮影できるコーナーを、入り口に設置。「虹」のPVで使用された志村君のお父様のギター、路地裏の僕たちからありがとうの感謝を込めてファンに配ったポストカードの原版写真、ファンから志村君に届いたお花などを展示しました。

(会場入り口)




会場に飾られたファンからのお花とメッセージ

楽屋に飾られたファンからのお花

ファンの皆様、お心遣いありがとうございました。

ご来場者の皆様が少しでも待ち時間を退屈せず過ごしてくれるようにと、階段脇の壁にも何枚かの写真を飾ったり、山梨日日新聞に掲載された過去の記事(「ときめきゾーン 芸能 フジファブリック 志村正彦 『富士』に還る」 2010年6月22日から7月13日まで、全4回連載記事)を配ったりしました。

階段を上がりきったところに企画展の序幕として、志村家で大切に保管されてきたファンからの贈り物、シングル発売記念のポスター、今まで開催された企画展で使用されたパネルや歌詞、ポスターなどを展示。






(『茜色の夕日』『陽炎』『エイプリル』『タイムマシン』『君は僕じゃないのに』『赤黄色の金木犀』『クロニクル』『桜の季節』の歌詞パネル)

(志村君のプロフィールパネル)

会場の正面中央には、大きな写真の志村君と、愛用した楽器や機材を展示しました。

ギター:
(左)

(中央)2008年5月31日 富士五湖文化センター「TEENAGER FAN CLUB TOUR」にて「ロマネ」演奏時に使用 (DVD「Live at 富士五湖文化センター」9曲目で見られます。)「CHRONICLE」をストックホルムで収録した時にも、持って行きました。(「FAB BOX Ⅲ」でみられます。)

(右)
・5th album「MUSIC」のジャケット
・2008年5月31日 富士五湖文化センター「TEENAGER FAN CLUB TOUR」にて「浮雲」(DVD「Live at 富士五湖文化センター」11曲目)、Live at 渋谷公会堂にて「陽炎」「Sunny Morning」「ダンス2000」「ムーンライト」「打ち上げ花火」(DVD「Live at 渋谷公会堂」2,3,4,5、16曲目)など演奏時に使用
・2009年3月26日 赤坂BLITZ 「フジファブリック×FUJIFABRIC」にて「Sugar!!」演奏時に使用 (DVD「FAB MOVIES LIVE」19曲目)

アンプ: 
「Live at 日比谷野音」のリハーサル映像に登場。志村君が、わざわざ使い方の説明までしてくれます。

アンプケース: 



(肖像写真右下)1st album「フジファブリック」ジャケット原画 柴宮夏希さん画

(中央)両国国技館で撮影された写真

(左下)出演した多くのライブハウスで発行されたパスが貼ってある、エフェクターケース

(中央下部)ギターケース

上部
ギター:
(左)
2006年1月23日 SHIBUYA-AX 「MONONOKE JACARANDA TOUR」にて「モノノケハカランダ」「TAIFU」演奏時に使用(FAB MOVIES LIVE 10,11曲目でみられます。)「茜色の夕日」「モノノケハカランダ」のPVにも登場します。

(中央)
「Live at 日比谷野音」のリハーサル映像で使用。

(右)
「若者のすべて」PV、2006年7月14日 Zepp Tokyo 「東京炎上」で使用  (FAB MOVIES LIVE 12曲目でみられます。)

下部
(右)志村正彦さんお別れ会「志村會」で、生花の富士山の中央に飾られた造花のギター

(中央)「フジスペシャル」と書かれたGibson USAのギターケース。「CHRONICLE」をストックホルムで収録した時、ギターを入れて持って行きました。(「FAB BOX Ⅲ」でみられます。)

(左)アンプ:  「Live at 日比谷野音」のリハーサル映像に登場。志村君が、わざわざ使い方の説明までしてくれます。真空管(フルチューブ)なので、デリケート。路地裏の僕たちは、運搬時にいつも気を遣います。

(アンプ下)アンプスタンド:  


高さをうまく調節して、ギターをスタンドに立たせ、写真の左右に配置し、志村君が歌えるようにマイクを向けた展示の仕方に、路地裏のみんなからの愛を感じます。

前の企画展の時は、床に置いていたのですが、「横のあのスペースがカッコいいんじゃないか」と、マー君のお父さんが提案してくれました。最初置いた時は、少し深さがあって、ギターが隠れてしまいました。そしたら、お父さんが知り合いの大工さんに連絡して、高さを調整する木をすぐに持ってきてくれという話をしたら、すぐにかけつけてくれて、ギターの下に木を挟んで高さを調整してくれました。さすが地元パワー炸裂です。そして、飾るスペースが余っていたので、ギターを追加で持ってきてくれました。

いや~、あのスペースに置いたのはバッチグーでしたね。
マシト隊長 談

路地裏だけでなく、大勢の方々の力で成り立った企画展でした。
そして間違いなく、この一角は圧巻でした。志村君の音楽に向かう姿勢がいかに真剣で、仕事の道具に妥協を許さなかったのかがわかるコーナーでした。何度も何度もここを行ったり来たりして、楽器や機材を身を乗り出して見ていた男性ファンが結構いらっしゃいましたね。


さて、写真を年代順に並べ替えたり、衣装と写真を見比べてみたり、富士吉田にいた頃の思い出の品々の展示方法を考えたりと、路地裏の作業は続きます。

次回は、展示された衣装についてお伝えしたいと思います。