Wednesday 29 July 2015

「フジファブリック live at 富士五湖文化センター」  ~ 路地裏の僕たち presents DVD上映会 2015年7月11日(土) レポート3


上映会第二部でご挨拶頂いた田邊大造さんについて、今日はご紹介したいと思います。

路地裏の僕たちの皆さんは、小学校だけ志村君と一緒だった人、中高通して一緒だった人、など人様々ですが、田邊さんは小学校(下吉田第一小学校)、高校(吉田高等学校)と、同じ学校に通った同級生です。志村正彦さんと同級生の皆さんが小学校6年生在校時の1992年度、田邊さんは児童会長を務められました。

あの時期の9年間はかけがえがなく、共に過ごした思い出の重みは大人になってから感じるものですね・・・。

山梨では越境入学が基本的に認められていませんので(公立学校の場合)、地域との結びつきが強く、小さい時から知っている近所の子供たちと同じ学校に行くことがほとんどです。その上、何世代にわたってその地区に住んでいることも多い為、おじいちゃん、お父さん、兄弟同士が同級生ということはよくあることなのです。

そういう友人は、どこに行っても、いつになっても、何をしていても、やはり他とは違う結びつきのある人たちです。

以下は、田邊大造さんのご挨拶全文です。
長身の大造さんは、路地裏のオレンジTシャツにハットをかぶり、元児童会長の貫録を見せてくれました。

大造さん。
挨拶全文をここで紹介することを快く承諾して下さっただけでなく、このブログのためにわざわざ書き下ろして下さり、どうもありがとうございました。この場を借りて、お礼を言わせて頂きます。


こんにちは。

志村正彦君と同級生でこの下吉田第一小学校で6年間一緒に楽しい時を過ごした、時の児童会長であります田邊大造と申します。
今日は県内外から多くの方がマー君の愛した富士吉田に足を運んでもらい本当にありがとうございます。

最近は梅雨に入り、富士吉田も連日雨が続いていまして、今日を迎えるにあたり天候はどうなるのかなーって思っていたんですが、本当にいい天気に恵まれてマー君もきっと吉田に来てねーって言ってるんじゃないかなぁーって僕なりに思ったりしています。

今回、路地裏の僕たちで開催させてもらうのが3回目になるんですが、第1回・2回と足を運んでくれている方もいらっしゃると思います。また今回、初めてこの富士吉田に来ましたよーって方もいると思います。マー君が幼少時代から過ごしてきた富士吉田をいろいろ観ていってほしいと思います。

入口でお配りさせてもらった袋の中に「てくてくマップ」が入っています。このマップを元にいろいろな場所へ行ってもらえたらなーって思ってます。その中で、僕自身一番初めに行ってほしい場所があります。
「ちっちゃな野球少年が 校舎の裏へ飛んでったボール追いかけて走る」という歌詞があるんですが、まさにその題材となった場所だねーってマー君のおばちゃんと忘年会の時に話をしていました。なので、ぜひ上映後、みなさんに校庭に立ってマー君と同じ景色を見てもらってからスタートしてもらいたいと思います。

今日は一日楽しんで過ごしていって下さい。

Friday 24 July 2015

「フジファブリック live at 富士五湖文化センター」  ~ 路地裏の僕たち presents DVD上映会 2015年7月11日(土) レポート2

(写真提供 路地裏の僕たち隊員 かずまさん)

前回に引き続き、DVD上映会のレポートです。

今回は、上映会第一部でご挨拶して下さいました、渡辺新(あらた)君の紹介をしたいと思います。
新君は富士吉田市立下吉田第一小学校の現児童会長、フジファブリック初期ドラマー渡辺隆之さんの甥御さんでもあります。

当日、新君は少年野球のユニフォームを着て、ご挨拶して下さいました。懐かしい気持ちになった方々も多いと思います。
凛々しい姿を目の前に、新君の落ち着いた声を聞いていたら、いつのまにか「記念写真」が頭の中に流れていました。

下吉田界隈を歩いていると、野球少年を見かけることがよくあります。
忠霊塔に伸びる階段が足腰を鍛えるトレーニングには最適らしく、少年野球の子供たちが走り込みをしているのを以前見たことがありました。
そして少年たちは、出会うと必ず笑顔であいさつをしてくれます。富士吉田では日常の一コマですが、何気なく交わすあいさつがどれほど通りすがりの人たちの心を和ませ、清々しい気分にしてくれるのか。

気付かせてくれたのが、下吉田の野球少年たちでした。

たまたま新君が児童会長であるこの年に、この下一小で上映会が開催されたことは、ファンだけでなく携わった皆さんの心の中に刻まれることでしょう。


以下は、新君のご挨拶全文です。
あの場の雰囲気、新君の姿と声。
文字に起こすと無機質になってしまいますが、来ること叶わなかったファンの皆様に、新君が本当に伝えたかったことが伝わりますように・・・。

新君、この記事のために色々とご協力いただき、ありがとうございました。この場を借りて、お礼を言わせて頂きたいと思います。新君、ありがとうございました。

皆様、こんにちは。
僕は下吉田第一小学校の児童会長の渡辺新です。

正彦くんが下一小の出身ということで、学校の話をしたいと思います。

全校生徒数は103人で市内の小学校では生徒数が一番少ないです。
それでも、大変歴史のある学校で明治時代からあるそうです。

下一小のいいところは、みんなが全員の名前と顔を覚えていて、学年関係なく、兄弟のように仲がいいことです。
4月には桜の季節にあわせて、富士山と富士吉田の街を眺めながら、高学年が低学年の手を引いて、全校生徒みんなで忠霊塔に登ります。秋の運動会では近くの小室浅間神社のやぶさめ祭りにちなんだ、マスゲームを全校生徒で毎年表現しています。

そのほかにも他校にはない学年行事はたくさんあります。

今日は正彦くんの誕生日に合わせて、富士五湖文化センターのライブの上映会をしますが、実は・・・僕は・・・このライブへ行きました。5才の時に初めてのライブで、あまりの迫力と大音量に興奮して鼻血を出してしまいました。その事は今でも覚えています。

今、この場で皆様の前でライブの話をしているのは偶然ではなく、何かがあるのだと思います。

正彦くんがたくさんの曲を遺し、亡くなった時はとても悲しかったです。
それでも、遺した曲は生きていて、お風呂に入りながら歌う時があります。

僕も正彦くんみたいに頑張って活躍したいです。

これから下一小の校歌がながれますが、とてもいい校歌ですし、正彦くんが6年間歌った歌です。歌ってもらえるとうれしいです。

ありがとうございました。

Tuesday 14 July 2015

「フジファブリック live at 富士五湖文化センター」  ~ 路地裏の僕たち presents DVD上映会 2015年7月11日(土) レポート1


梅雨らしい天気が続く中、寸前まで天候が心配されましたが、フジフジ富士Qに次ぐ志村マジック!今回も起こりました。久々にきれいな富士山が顔を見せ、朝から素晴らしい晴天に恵まれました。

路地裏の僕たちは楽観的なメンバーが結構多い(?)のですが、そのような皆でも準備段階では色々な不安が頭をよぎるものです。

「雨が降ったら、展示品の搬入はどうしようか。」

「路地裏の僕たちのシンボル的写真。ちゃんと飾れるかな。」

「晴れたら熱中症が心配。暑さ対策はどうしよう。」

「お客さんは、何人ぐらい来てくれるかな。」



今回は志村君の古くからのご友人で、フジファブリックのインディーズ時代「アラカルト」「アラモード」「アラモルト」、そしてメジャーデビュー後の「桜の季節」「陽炎」「赤黄色の金木犀」「銀河」の四季盤、1stアルバムのジャケットやFAB BOXⅡのデザインを手掛けた柴宮夏希さん(nemo graph.)が、上映会のポスターとフライヤーを作って下さいました。プロのデザイナーとして活躍中の柴宮さんですが、ご多忙にも関わらず少ない時間の中、路地裏の頼みを快諾して下さいました。

この場を借りて改めて、お礼を言わせて頂きたいと思います。
本当にありがとうございました。

路地裏がぜひ柴宮さんにお願いをしたいと思った理由は、あの抜群のセンスに加え、柴宮さんの温かいお人柄でした。一回目の企画展でも微笑ましいエピソード(ハム太郎の帽子!)を綴ったコメントを送って下さり、覚えているファンの方も多いかと思います。

志村君の上京後の苦労や喜びを近くで見てきた友人が、地元の同級生で作る「路地裏の僕たち」の企画に賛同し、応援、協力して下さったことがかけがえのない力となっただけでなく、大きな励ましとなりました。



展示も、暗幕も、プロジェクターも、音響も、富士山のお水も、すべて準備完了。

それなのに、9時の時点で外を見ても、人影はまばらでした。
今までの企画展では、開始一時間前にもなれば列ができていたのに、今回は様子が違う・・・。

「お客さん、来てくれるのかな。まさかのまさかじゃ・・・、ないよね。」

直前までドキドキしていたのですが、9時40分をすぎた頃からどこからともなく大勢の皆さんが集まってきて、気が付けば会場はほぼ満席!

遠くから訪れてくれたファン、お若いカップル、子供連れのご夫婦、ご近所からお孫さんを連れて来てくれたおじいちゃん、おばあちゃん。観覧者はまさに老若男女、下はよちよち歩きの子供さんから上は70代の年配の方々までいらして下さいました。

入場が始まり会場に入ると、入口近くに展示された写真を一枚一枚、丁寧に見ています。以前の企画展に出したもの、新しいものなどを取り混ぜて、パイプいすの上に置いてみました。体育館の雰囲気が、出ていましたか。

会場後方には、跳び箱にかけた衣装、ワックスがよくかかった床に置いた楽器、アンプ、写真、絵などを展示。「ゆかりの品を展示」というよりは、「さっきまで、ここにいた感じ」を大切にしました。(展示品については、後日、改めて特集します。)

お客様の着席後、DVD上映前に、一部、二部、三部とそれぞれ少しずつ変えて、路地裏らしい趣向を凝らしてみました。



司会進行 渡辺雅人隊長

一部:
ご挨拶 路地裏の僕たち 渡辺雅人
ご挨拶 下吉田第一小学校 現児童会長 渡辺新(あらた)君
全校生徒による下吉田第一小学校 校歌斉唱(録画映像)

二部:
ご挨拶 下吉田第一小学校 志村正彦さん在校時児童会長 路地裏の僕たち隊員 田邊大造さん
ご挨拶 小宮山尚先生
全校生徒による下吉田第一小学校 校歌斉唱(録画映像)

三部:雅人隊長のMC

各部、DVD上映後にスライドショー


次回は、渡辺新君、田邊大造さん、小宮山尚先生のご挨拶を紹介致します。

Tuesday 7 July 2015

富士吉田市防災無線放送 夕方6時のチャイム 「若者のすべて」


富士吉田市の防災無線放送夕方6時のチャイムが、フジファブリック「若者のすべて」に変更となりました。

◇◆ 富士吉田市安心安全メールマガジン ◇◆◇◆ 平成27年7月6日 ◇◆本日、6日(月)から12日(日)までの7日間、夕方6時のチャイムの音が、富士吉田市出身のミュージシャン、フジファブリック志村正彦さんの「若者のすべて」に変わります。市民の皆さまのご理解をお願いします。
(16:00、富士吉田市より送信されたメール)
初日の今日、何のアクシデントもなく、無事にあのメロディーが、街に響きわたりました。
清々しい空気に包まれながら富士吉田で聞くチャイムは格別なものですが、都合により聞くことができないファンの皆様のために「路地裏の僕たち」が録画した動画をYou Tubeにアップしました。よろしかったら、今日の雰囲気を感じてみて下さい。
典型的な梅雨空の下、周りの山々からは水蒸気が立上り、富士山は顔を見せてはくれませんでしたが、気持ちのいい空気が街を包んでいました。
いよいよ上映会まで、あと四日となりました。
上映会にあたり、路地裏の僕たちから注意事項のお知らせです。
1.スリッパ(上履き)、お座布団などをご持参ください。
座席のご用意はありません。
室内履きやお座布団などご用意いただきますと、快適にご覧いただけるかと思います。
2.飲み物をご用意ください。
体育館内は空調設備がない為、天候によっては室内温度が高くなる恐れがあります。熱中症対策として、飲み物など各自ご持参ください。
7月11日の最高気温は26℃、最低気温は18℃との予想になっております。
3.お車でご来場の方は、小学校校庭をご利用ください。
警備員の先導に従って、校庭に駐車いただきますようお願い致します。
路上駐車はご遠慮ください。
また、会場周辺は一方通行が多いので、運転には十分お気を付けください。
ご協力どうぞよろしくお願い致します。
お問い合わせ、応援メッセージなどは、こちらまで。お待ちしています。
「路地裏の僕たち 専用メール」
rojiuranobokutati@gmail.com
また今回の上映會に関するご意見、ご感想、応援メッセージなどは、こちらでも受け付けています。
「富士吉田市役所」
kikaku@city.fujiyoshida.lg.jp

Thursday 2 July 2015

山梨県甲斐市立竜王図書館 特別展示「ROCKな言葉~山梨の風景を編んだ詩人たち~」 レポート


朝からしとしとと雨が降っていた甲府盆地。
梅雨空の下、竜王図書館で行われている特別展示「ROCKな言葉~山梨の風景を編んだ詩人たち~」を見に行ってきました。

甲府バイパスを北杜市方面に向かって車を走らせていくと、目的地に到着。
竜王図書館は甲斐市役所に隣接して建っていました。

入口に立てられた特別展示の看板が、気分を盛り上げてくれます。



展示場は2階にありました。

「山梨を織り込んだ歌詞」に焦点をあてた企画に相応しく、歌詞をじっくり味わえるような展示となっていて、コンパクトな展示スペースにパネル化された歌詞が並んでいます。

志村君が作詞した歌詞は、なんとシングル5曲を含む10曲が展示されていました!

どの曲が選ばれたのかは・・・、来場したファンの皆様のお楽しみにとっておきたいと思います!(展示が終了した時点で、こちらのブログで発表予定です。)志村君の歌詞は、やっぱり深いなぁ・・・。

今回の展示を担当なさった図書館司書、内藤京子さんに、詳しくお話を伺うことができました。

一年前にフジファブリックの音楽と出会ったという内藤さん。

「山梨から、こんな素晴らしいミュージシャンが出ていたなんて・・・。」と感銘を受けたそうです。「広い年代層にわたって、図書館利用者に彼らの歌詞世界を知ってもらいたい。また、夏休みに図書館を利用する機会が増える中高生に、地元山梨県で生まれ育った音楽家たちが書いた歌詞をじっくり味わうことで、身近な音楽から文学を感じ取ってもらいたい。」

そんな思いから、この企画は生まれました。

アーティスト本は多数出版されますが、ミュージシャン多しといえども、歌詞が詩集として発売されることは稀なのだそうです。公の場である図書館で企画が立ち上げられ、歌詞が展示されるというのは、志村君の書いた歌詞が文学的にも評価されたことの証ではないかと思うのです。高校時代、誰よりも図書館を利用したと自負していた志村君が知ったら、どんな顔をするでしょうか。


私がいた30分ほどの間にも、三人ものおじいちゃま方がパネルを読んでいらっしゃいました。

志村君がいなくなってから、早5年半。

彼の書き遺した歌詞は時を超え、今、こうして故郷山梨でみんなの注目を浴びています。

ぜひこの機会に多くの皆様の目に触れ、「こんな素晴らしいミュージシャンが、山梨にいたのか。」と、知って頂くきかっけになってくれればと願って止みません。
近々、展示に興味をもった方々が、すぐに手に取って読むことができるように、図書館が所蔵する「志村正彦全詩集」が展示スペースに置かれる予定だそうです。

内藤さん、竜王図書館の皆さま、素晴らしい展示をどうもありがとうございました。

Wednesday 1 July 2015

山梨県甲斐市立竜王図書館 特別展示「ROCKな言葉~山梨の風景を編んだ詩人たち~」


富士山の山開きの今日、路地裏の僕たちの上映会に次ぎ、山梨県からまたまた嬉しいお知らせです!

甲斐市立竜王図書館にて、山梨県出身のミュージシャンの作詞した歌詞をとりあげた特別展示が行われることとなりました。

企画展タイトル   「ROCKな言葉~山梨の風景を編んだ詩人たち~」
展示期間   平成27年7月1日(水)~30日(木)
場所   甲斐市立竜王図書館 2階展示ホール(詳しくはこちら 山梨県甲斐市立竜王図書館
対象   中学生から一般
入場料   無料

山梨県出身のミュージシャンの一人として、フジファブリック 志村正彦さんが選ばれました。

志村君が書いた楽曲には、富士吉田の風景を思わせる歌詞がたくさんあります。また、「志村正彦全詩集」が発売され、彼の書いた歌詞には文学的価値が高いと評価されている中、この企画にはぴったりのミュージシャンだと思います!

今月は、志村君のお誕生日や路地裏の僕たち企画のDVD上映會に合わせ、富士吉田へいらっしゃるファンの方も多いかと思います。もしお時間が許すようでしたら、甲府盆地まで足をのばし、竜王図書館へいらしてみてはいかがでしょうか。

私は早速、今から竜王図書館へいってきます。

特別展示の様子をいち早く、ファンの皆様にレポートさせて頂きたいと思います!