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Friday, 6 April 2012

桜の季節



ブログの更新が滞っております。

でもその間に・・・フジファブリックの歌詞英訳を、進めておりました!推敲に推敲を重ね・・・、全曲英訳完成まで、残すところあと15曲となりました!「MUSIC」の5曲と、ミニアルバム10曲。できれば夏までには、全曲仕上げたいな、と思っております。

2年越しの私の夢!! 
予定より大幅に遅れましたが、外国にいるファンにより深くフジファブリックの世界を楽しんでいただけたらと願ってやみません。

友人の添削?を待っている曲以外は、右コラム「歌詞」にアップしております。よろしかったらご覧下さい。

山梨では、桜が開花しました。(甲府の桜 待望の開花宣言 2012年4月2日付 山梨日日新聞)
桜を見たときのこのなんともいえない気持ちは、言葉に表すと桜のように儚く散ってしまいそう。
今年の冬は、特に寒さが厳しかったですから、皆が待ち望んでいた桜です。

甲府では今週末が見頃だそうです。富士吉田ではあと2週間というところでしょうか。
山梨は山が多いので、盆地で桜の見頃を過ぎても、山の上では花がほころび始めるという具合で、長い間桜を楽しめます。また、国中で桜が散ってしまっても、郡内や長野県よりの地方(北杜市など)へ行くとまだ満開なので、二度楽しめるのです。

昨年は桜を見逃したので、今年は楽しみに帰国したいと思います。

今日の一曲は、「桜の季節」。
春のなんともいえない気分を表した、四季盤のはじめの曲です。


Friday, 9 March 2012

Cactus Record (Translation of the post on 29th Feb 2012)



Hello, everyone!
It's been quite some time since the last post was up.
It is almost reaching the mid-summer in Thailand, which is the hottest time of the year. Beautiful Bougainvillea flowers, the sound of cicadas, mangos and durians in market... Summer heat is here now in Bangkok!



Today's song is 'Cactus Record', the 8th song in Fujifabric's first album, "Fujifabric".
This is one of my favourite songs of all, and I still remember  this song stroke me so much when I heard it for the first time.
The song reminds us old times...



As I am not a music profession, it is probably more like 'feeling' rather than consolidated fact, but the sound of key boards - the piano and the organ - make us feel 'old days'.

This type of the sound? is also used in 'Kagero' (' The Shimmer of Heat') so effectively, and a great skill must be required to make the sound pleasant without boredom and disgust.

In the book, 'FAB BOOK' (available in Amazon Japan), Shimura-kun says, "I was pleased with the main melody, so I was concerned with how the music should be led towards the main part.". The rhythm gradually gets faster and faster towards the main melody, and it becomes 'jimping beat' (Shimura explains in the band score).
After that, the rhythm goes back to the normal calm 8 beat, exactly like "tick-tick-tuck".
The way of returning to the original rhythm is so Fujifabric-like. It flows back so naturally.



Thanks to the effect of 'tick-tick-tuck' rhythm and 'jumping beat', the lyrics makes us imagine the scene clearly at the last part.

Even I am a layman in music, 'Cactus Record' is that kind of music which gives such an impression to me.

Because Shimura-kun always avoided to use the words which fix the meaning and the scene in the lyrics in order to allow each listener to understand the song in his/her own way, I refuse to do so, too. It is not my intention to force my interpretation of the lyrics to Fujifabric fans abroad, but please allow me to add an explanatory note here - that is, there are many words used here and there in the lyrics of 'Cactus Record' which imply foreign atmosphere of old days.

First of all, the title of the song, 'Cactus Record'.

Cactus was brought into Japan in the late 16th century from America continent by European people. As it is not indigenous plant, Japanese people feel 'foreign' even now.

Same as above, the words, 'record', 'clock', 'bossanova', 'jazz', 'jigsaw puzzle' also make Japanese feel 'old' 'foreign' much.

Today's song is 'Cactus Record'.
Please enjoy!!


Wednesday, 29 February 2012

サボテンレコード


皆様、ご無沙汰しております。

諸事雑用に追われる人間など関係なく、季節はどんどん過ぎていき、バンコクは一年で一番暑い真夏を迎えようとしています。
三日前、庭に咲き乱れるブーゲンビリアの木の下で、今年初めてのセミが鳴きました。日本のセミとは違い、タイのセミは日の高いうちはなりを潜め、朝日が昇る頃と火が沈む頃にだけ鳴きます。熱帯の華やかなイメージとは異なり、日本のセミよりひとまわり小さな体で、ひっそりしっとりと鳴きます。
「小さなセミ・薄明かり・ブーゲンビリア」が、私の中でタイの真夏のイメージになりました。

山梨は今朝、雪が降っていました。
結構積もったそうですが、立春を過ぎて降る雪はもう春の雪でしょうか。午後になると、もう溶け始めてきたようです。
明日から3月。春の足音がきこえます。

さて、久しぶりにフジファブリックの曲紹介と致しましょう。



今日の一曲は「サボテンレコード」。

私の大好きな曲のひとつです。
最初に聞いた時の衝撃は、今も忘れません。

なんといっても、フジファブリックは好きな曲を選ぶのが本当に難しい!
季節や気分によって好きな曲が変わるのは珍しくないのでしょうが、B面を含め、どの曲をとっても甲乙つけ難いため、「一番好きな曲」を選ぶのは非常に難しく、結局皆「好きな曲」になってしまう不思議なバンド、フジファブリック。

その中でも大好きな一曲です。
なんともセピアな雰囲気に包まれています。

フジファブリック独特のキーボードサウンドが光り、静かに聞こえてくるピアノとオルガンの音が、曲全体にまるでセピア色のスプレーをかけたように仕上がっていると思います。

「陽炎」でもなんともいえないセピアな雰囲気を醸し出すこのピアノとオルガンの音ですが、ダサくならず効果的に使うのは、きっと技術がいるのでしょうね。


FAB BOOKの中で、志村君は「サビのメロディは気に入ってて、そこにどうもっていくかっていうことで悩んでました」とコメントしていますが、サビにむかってだんだんリズムが早くなり、サビで「ハネハネビート」(Fujifabricバンドスコア、志村君解説)になります。
その後、歌詞の中にある時計の「チクチク タク」のような落ち着いた8ビートに戻る。
その戻り方がいかにもフジらしく、フジファブリックの魅力溢れるリズムと流れになっていると思います。

「サボテン持って レコード持って 
やりかけだったパズルは捨て
車に乗って 夕日に沿って
知る人もいないとこに着くまで」

最後にくるこのパートで歌詞の情景が鮮やかに目に浮かぶのも、「チクチク タク」と「ハネハネビート」の効果だからなのでしょうか。

私は音楽の専門家ではないので偉そうなことはいえませんが、素人にもこのように思わせる名曲です。

歌詞についての詳しい解説や感想は、志村君の望む歌詞の柔軟性(聴き手によって、想像をふくらませ、どのようにもとらえることができるよう、志村君は意図的に限定的な言葉を避けていた)を妨げるので避けたいと思いますが、外国にいるファンのために一つだけ注釈をさせて下さい。

それは歌詞の中に、日本人にとってセピアな外国の雰囲気を感じさせる単語が散りばめられているということです。



まず曲名の「サボテンレコード」。

サボテンは原産が南北アメリカ大陸であり、日本には16世紀後半頃に南蛮人によって持ち込まれたといわれています。もともと日本土着の植物ではないためか、今でも「異国」の香りのする植物の一つです。
日本では主に観賞用として売られています。(タイを含め、諸外国では、紐サボテン属の果実、ドラゴンフルーツが時期になるとスーパーなどでも出回るため、サボテン=観賞用+食用と考える人も多いのです)



「レコード」は、音楽の販売される媒体として非常にポピュラーでしたが、CDやMP3にとってかわられた今では、レトロなものとなってしまいました。こちらも「外国」からきた古いものです。

そして「時計」。
チクチク タク チクチク タク と音がするものは、デジタル時計が流通する今、やはり異国から来た昔の音ではないでしょうか。

「ステレオのスウィッチ 
入れて 30年遡り かけた音楽」

流れてきたのは、ボサノバ、ジャズと外国の音楽ばかりです。

「今夜 荷物まとめて あなたを連れて行こう」
その時に・・・
「サボテン持って レコード持って
やりかけだったパズルは捨て」ていきます。

日本では、「パズル」というと多くの場合、「ジグソーパズル」のことを意味します。
ジグソーパズルのジグソーは、英語のjigsaw(糸鋸)から由来しています。元々ジグソーパズルは木の板を糸鋸で切って作られていたために、この名前が付いたといわれ、1760年頃、イギリスで作られました。

近年、日本製のジグソーパズルも増えていて、日本のアニメや風景が絵柄のものなども登場し、日本でも年齢を問わず広く遊ばれる玩具となりましたが、一昔前までは輸入品が主でした。そのため、今でも「外国」のイメージが伴います。

これらの単語が絶妙のタイミングと適当な数で、ちょこちょこと歌詞に出てきては、ピアノやオルガンの音にのってセピア色の曲を作り上げています。

次回は、フジフジ富士Qで片寄さんの歌った「サボテンレコード」、そして1stアルバム「Fujifabric」について詳しくみてみたいと思います。

フジファブリック 「サボテンレコード」お聴き下さい。

Monday, 12 September 2011

中秋の名月

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今年も、中秋の名月の季節がやってまりました。
バンコク市内は、ドリアン味、ジャックフルーツ味、栗味などの不思議な月餅であふれております。
屋敷神様のお社がある華僑の家では、季節の果物(パイナップル、バナナ、メロン、みかんなど。マンゴスチンは名前が悪いので不可)、月餅、菓子、お茶などを早朝から神様にお供えし、家族みんなで秋の収穫(タイに秋はありませんが)を感謝します。

日本のフジファブリックファンの皆さんも、今宵はまんまるお月様をご覧になっていらっしゃいますか。

今日は久しぶりに秋の訪れを感じるシングル四季盤第3弾「赤黄色の金木犀」を、見てみたいと思います。
秋という言葉を直接使わずして、秋を感じさせてくれる粋な曲です。

2004年9月29日、リリース。
カップリング曲は、「虫の祭り」です。
「折角日本人として生まれてきたのだから、その四季の美しさを表現できたらいいな、と思った。」と、以前インタビューで言っていた志村君。
一年の中で一番金木犀の花が咲く頃の陽気が好き、と言っていた彼にしか書けない、名曲です。

(最近都市部では、金木犀の花の香りを知らない子供たちも多いと聞きましたので、花について予備知識を深めたい方はこちらの2010年9月5日記事をご参照ください。外国人向けになっているので、日本人には少々くどいかもしれません。)

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2004年10月発売の「Breath」によると、2003年の夏(この年は猛暑だった)にこの曲は書かれたそうです。フジファブリックの曲作りは、「なにげない日常の風景を切り取って、その一瞬のことをパーッと書く」というスタイルで、この曲もそれがよく出ていると言っています。

サウンド的には、フジファブリックとしては珍しく、ギターが重要な楽器になっています。淡々と曲が始まって、徐々にサビに向かって熱くなっていき、歌詞もそれに準じています。
PVにしても、歌詞のままのドラマ仕立てなではなく、雰囲気は出しつつも、ちょっと違う感じにしたかったというフジファブリックの意向が表れているものになりました。

あの夕暮れ時の草原に佇む姿は、秋を感じます。

金木犀の咲く風景よりも、金木犀の香りをこの曲で思い出してくれたらいい。
志村君が皆さんに届けたかった金木犀の香り、今年もあと1ヶ月ほどです。

木犀が匂ふ蔭より日向より     古屋秀雄

今日の一曲は、「赤黄色の金木犀」です。
赤黄色という色の名称にも、日本人の趣を感じますね。