Thursday, 29 December 2016

エフエムふじごこ「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」 お正月拡大版

(カズ君、写真提供ありがとうございます)

今年も残り少なくなりました。
「もういくつ寝るとお正月~♪」ですね。
皆様の2016年は、どんな年だったでしょうか。

さて、路地裏の僕たちからお知らせです。

エフエムふじごこで放送中の「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」。好評につき、元旦より連日三日間、お正月拡大版として新春特別番組が5時間一挙放送されることになりました!

放送予定
2017年1月1日(日)
14:00~ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」一時間拡大版新春特別番組
15:00~19:00 過去に放送された第1回目から8回目の再放送

1月2日(月)
14:00~ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」一時間拡大版新春特別番組(1日に放送されたものの再放送)
15:00~19:00 過去に放送された第9回目から16回目の再放送

1月3日(火)
14:00~ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」一時間拡大版新春特別番組(1日に放送されたものの再放送)
15:00~19:00 過去に放送された第17回目から24回目の再放送

路地裏の僕たちのメンバーが、お正月にあわせて録音した特別企画番組に加え、2016年5月1日に放送された記念すべき第1回目から、10月9日放送の第24回目まで、一挙に放送いたします。詳しくは、エフエムふじごこのホームページをご覧下さい。エフエムふじごこ年末年始の放送について

聴き逃した方も、もう一度聴きたい方も、ぜひこの機会をお見逃し無く!

最初にラジオ番組の企画が決まったとき、ラジオ初体験の路地裏のメンバーがどうやって毎週番組を作っていくのだろうかと、みんなで悩みました。

「なにを話せばいいの・・・?」

手探り状態の中、みんなで日を決めて集まり、一回ずつ回を重ねていきました。人間というのは、初めてのことでも同じことを繰り返すことで、自分のいる状況を把握し慣れていき、更に経験を積むことで自信をつけていくのだと思います。路地裏のメンバーが、証明してくれました。その中でまた新たな課題が生まれ、それをクリアすべく挑戦し、気付けば35回目の放送を終了していました。

志村君が今も元気で活躍していたら、同級生が富士吉田から応援することはあっても、有志が集まり企画展を開催したり、ラジオ番組を作るようなことはなかったと思います。でも志村君が不在だからこそ、路地裏の僕たちメンバーはフジファブリックの音楽と、志村正彦さんという人を、地元富士吉田から伝え続けたいと思ってきました。

ラジオを通して志村ファン、フジファブリックファンの皆さんに楽しんでもらいたい。
地元山梨で、フジファブリックと志村正彦を知らない人に知ってもらいたい。
インターネットラジオを通して、世界の皆さんに知ってもらいたい。

今までもこれからも、その思いがブレることはありません。

松の内からフジファブリック。
フジ(富士)ファブリックで、縁起が良い年になりそうな予感ですよ~!

Friday, 23 December 2016

2016年12月24日にそえて

今年もまた、12月24日という日がやってきました。

天皇誕生日からの連休二日目でもあり、クリスマスイブでもありますが、フジファブリック 志村正彦さんファンにとっては、深い気持ちにさせられる日であります。

私事で恐縮ですが、今年は色々な場所に旅に行く機会が多かった年でした。
9月25日のロフト40周年記念のイベントの際には、路地裏の僕たちも参加させて頂き、路地裏メンバー(全員ではありませんでしたが)初めてのお泊り旅行となりました。

出かける前は、結構緊張してあれやこれや鞄に詰め込み、準備万端整えていくタイプなのですが、目的地に着いてみるといつもつけている鎧兜を脱いで飛び出してきたような、自由な気持ちになっている自分に気がつきます。見知らぬ土地で小さな道ばかりを散策してみたり、きっともう会うこともない人に道をきいてみたり、そこでしか味わえない食べ物を食べてみたり。大小様々な発見と感情が交差しているうちに、だんだん日頃の自分を違う視点からみている自分にも気がつき始めます。

なにを大事に生きてきたのか。
そして、今からなにを大事に生きていきたいのか。

難しいことも考えます。
そしてそんな時、いつも志村君のことを思い出します。

海外進出を夢見ていた志村君。

イギリスやスウェーデンでレコーディング経験があった志村君ですが、仕事とは関係なしに少しだけいつもの場所から離れてみたら、自由に羽ばたく体と心でまた違うものがみえてきて、なにか新しい展望があったのではないだろうかと・・・。大好きな音楽と、それに向き合う自分と、旅に出ていたらその関係の本質をいつもとは違う視点から見ることができたのではないだろうか・・・、と勝手に想像してしまいます。

今年はRADWIMPSが劇中音楽を全て担当した映画「君の名は」が、大ヒットしましたね。彼らの成功を祝福する一方、映画好きだった志村君を思い出し、「志村君が全部の音楽を制作した映画をみてみたかったな。」と勝手に思い巡らせることが幾度となくありました。

2009年12月24日から、もう7年。
あれから7回、桜が咲きました。
とても長かったような、でもあっという間だったような気持ちです。
色々なことがありました。

志村君の作った楽曲は今でも色褪せることなく、現在の音楽シーンの中でいまだ注目され続け、特に今年はメディアで取り上げられる機会も多かったと思います。2020年に開催予定の東京オリンピックを前に、日本のよさを見直す動きが国内外に広まっています。フジファブリックの魅力が日本から世界へ、また世界から日本へ(逆輸入!)再発信され、本当の価値が評価される日が必ずくると思います。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。

21日から、富士吉田では夕方のチャイムが「茜色の夕日」に変更されています。雪を頂にかぶった富士山をバックに、冷たい空気の中できく「茜色の夕日」は心を凜とさせてくれます。


Sunday, 4 December 2016

2016年冬 富士吉田市防災無線 夕方の5時のチャイム変更のお知らせ

だんだんと日が短くなってきたかと思っていたら、もうすぐ年の瀬。あっという間に一年が過ぎ去ろうとしています。今年も富士吉田市の防災無線、夕方5時のチャイムが期間限定で、フジファブリック「茜色の夕日」に変わります。

日時:12月21日(水)~27日(火)の7日間 夕方5時
変更される曲名:フジファブリック「茜色の夕日」


ブログ記事を書くにあたって、いつも路地裏の僕たちのまさと隊長がイベントの詳細などを送って下さり、確認作業をするのですが、今回は数々のことをしてきてくれた隊長だからこそいえる文章が添えられていました。私個人に宛てて送られてきたメールですが、ぜひファンの皆様にも読んで頂きたく思い、ご本人の許可を得てここに掲載することと致しました。

「チャイムを変えるようになって、もう4年が過ぎたんですね。チャイムも期間限定で変更できること、年が経つにつれて当たり前のようになってきたなーと思うのですが、変更当時を思い出すといろんな苦労があって、今となってはよくできたなーと自分でも思いますね。タイミングというか、いろんな偶然が重なり、奇跡だったようにも思えます。

でも人間て不思議なものですね。
チャイムで考えてみると、まったく興味がない人にとってみれば、ただのチャイム、でも思いがある人にとってみれば、掛け替えのない宝物へと変わるし、ふと何だこのチャイムはと疑問を思ってもらえれば、知ることのきっかけともなる。
十人十色の価値観があって、それぞれの受け止め方がある。きっとフジファブリック、志村正彦の音楽も、それぞれの人にそれぞれの受け止め方ができるようにつくったと思われるんですが、そういうことを考えながら曲をつくってたまーくん、すげーなーと改めて思います。

チャイムが多くの人に浸透することを願って始めて、毎年、続けさせてもらえて、感謝するばかりです。でも当たり前になることってすごいことだけど、当たり前になるまでの過程を忘れてはいけないんだなーと改めて思います。
家族や恋人に置き換えてもそうですよね。日々を重ねることで、自分の体というか心の一部となり、日常的なものになる。そうすると、それまでの過程や気持ちを忘れがちになってしまい、大切なものを見失ってしまう。
自分も大切なものを大切にできるように『かてい』を大事にしなきゃですね。
何だか、かしこまってしまいましたが、ふとそんなことを思う今日この頃です。
まー、とにもかくにも音って、音楽って、不思議だなー、パワーをもらえるなー、富士山の麓から響くチャイムを聴いてもらい、何かを感じてくれたら幸いです。」

2011年12月24日に開催された第一回志村正彦企画展から、はや5年が過ぎようとしています。あれから企画展、夕方のチャイム変更、謳う会、上映会、エフエムふじごこのラジオ番組、新宿ロフト40周年記念ライブなど、路地裏の僕たちは数々の催しを行ってきました。まさと隊長が言うように、偶然が重なり奇跡になったと感じたことが何度もありました。(第一回目の企画展の会場になった富士五湖文化センターは、師走のイベントが目白押しで予約いっぱいの中、唯一空いていた日が12月24日だった時にはみんなで奇跡を感じました・・・。)でも、偶然がいくら重なっても、奇跡が起きても、そこにはやっぱり強い思いを持ったまさと隊長率いる路地裏の僕たちがいたからこそ、現実のものになったのだと思います。

「志村正彦という人がいて、ミュージシャンになり、素晴らしい音楽をたくさん作ったということを忘れないでいて欲しい。彼と彼の音楽を、もっと多くの人達に知ってもらいたい。地元富士吉田の人達に、志村正彦と彼の音楽を知ってもらい、それを通してふるさとを誇りに思うきっかけとなって欲しい。」

路地裏の僕たちは、この思いの元に今まで活動してきました。
志村君が愛した富士吉田から発信し続けることに、きっと意味があると信じています。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。
あえてインディーズバージョンです。お聴きください。

Monday, 31 October 2016

TOKYO FM ラブコネクション秋の音楽収穫祭 2日目 「茜色の夕日」一位獲得!

LOFT40周年ライブレポートの途中ではありますが、嬉しいニュースが飛び込みましたので、お知らせ致します。

毎週月曜日から金曜日11AMから1PM、TOKYO FMにて放送中の「LOVE CONNECTION」。TOKYO FM 「LOVE CONNECTION」

10月の第三週から、番組ホームページでリスナーの皆さんからラブソングカウントダウンを募集していましたが、10月18日は「秋空に沁みる最強ラブソングカウントダウン」と題して、数々の秋空にちなんだ名曲が放送されました。そしてリスナーからの投票を元に曲を選び、なんと!フジファブリック「茜色の夕日」が見事一位を獲得いたしました!!「ラブコネクション秋の音楽収穫祭 2日目」

スキマスイッチ、スピッツ、平井堅さんなど、居並ぶベテラン勢を抑えての堂々一位!

とにかく嬉しい!!その一言です。

2位以下の曲名を見てみたとき、何かお気付きになりますか。

2位のスキマスイッチ「奏」は、現在に至るまで実に20名のアーティストによってカバーされています。3位のスピッツ「楓」は7名、山崎まさよし「One More Time One More Chance」は10名、一青窈「ハナミズキ」は20名など、上位にランクインしている曲のほとんどが、多数のアーティストによってカバーされています。オリジナルとは違うアレンジがほどこされ、他のアーティストが歌い、新しい音源として販売され、メディアに露出されることによって、その曲は新たなファンを増やすことが可能ともいえます。(いい曲にあやかって、アーティストが自分の名を上げることも可能ですが・・・。)

「茜色の夕日」は、The Saloversが2013年にカバーし、音源をリリースしましたが、2015年3月25日にはバンドが無期限活動休止を宣言。その後は他のアーティストによってカバーされることもなく、現在に至っています。

フジファブリックファンにとっては、フジファブリックの代表曲ともいえる曲であり、志村君の思い入れが深い特別な曲として知られていて、フジファブリックの二代目ボーカルを務める山内総一郎さんでさえも、いまだライブで歌ったことはありません。2008年5月31日に富士五湖文化センターで凱旋ライブで歌った「茜色の夕日」は、「Sugar!!」の付属DVDと「Live at 富士五湖文化センター」DVDで観る事ができます。

「この曲を歌うために、ぼくはずっと頑張ってきたような気がします。18歳の時に初めて上京して、その時作った曲で『茜色の夕日』という曲をやります。」

この曲で一位を獲得したことは、何よりも嬉しい出来事でした。

今日の一曲は、もちろんこの曲、「茜色の夕日」です。
インディーズ・バージョンと、合わせてお楽しみください。

だんだんと日が短くなってきたのを感じる秋の夕暮れ。
空高く浮かぶ雲が真っ赤に染まる夕日をみたら、今日の私はどんなことを思うかな。


Sunday, 16 October 2016

ラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」インタビュー放送のお知らせ

「SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY MUSIC FESTIVAL DREAM MATCH」(2016年9月25日開催)に、出展させて頂いた路地裏の僕たちですが、当日、出演アーティスト、その他の皆様に突撃インタビューをしてきました!

「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」
毎週日曜日 
エフエムふじごこ 周波数76.8 (インターネットサイマルラジオでも視聴可)
放送時間 14:00~14:30

放送予定
10月16日(日) つじあやの
10月23日(日) ヒグチアイ
10月30日(日) KJこと上條雄次
11月6日(日) メレンゲ
11月13日(日)スキマスイッチ
(敬称略)

ご多忙の中、ご縁を繋いで下さった新宿LOFTの樋口さん、また突然の申し出に快く応じて下さったゲストの皆様、本当にありがとうございました。

「路地裏の僕たち」が、汗だくになりながら全力で臨んだ突撃インタビュー。インタビューされる側より、インタビューしている側がよっぽど緊張しているという、珍しい光景が・・・。

志村正彦さんの同級生という視点から、素人にしかできない話術?で、ゲストの皆様に聴いてきました。ここでしか聴けないものばかりだと思います。

皆様、お楽しみに!

Wednesday, 28 September 2016

SHINJUKU LOFT DREAM MATCH 2016  路地裏の僕たち~お江戸へ行くの巻~ Part 1

路地裏の僕たち、東京出張してきました!

新宿LOFT創立40周年をお祝いするイベント「SHINJUKU LOFT DREAM MATCH 2016」に、錚々たるミュージシャンが居並ぶ中、素人集団である路地裏の僕たちが出展させて頂きました。
まさか現実になるとは・・・。
いまだに夢のようで、信じられません。


9月25日、6:30am、富士吉田市内各所に路地裏の僕たちメンバー集合。

甲府を出発し、笛吹市を抜け、御坂峠の山道を運転しながら外気温を見ると、まさかの12度!富士吉田に着くと、富士山の頂上にうっすらと雪が降っているではありませんか!

後で判明したことですが、この日の富士山の積雪は甲府気象台から認められなかったため、初冠雪とは認定されず、富士吉田市が制定する「富士山初化粧宣言」にとどまりました。麓の富士吉田からははっきり見えたのだから、いいじゃない・・・、と素人の私などは思ってしまいますが・・・。

涼しいを通り越し、ちょっと肌寒い空気が心地よい秋の朝でした。

マシト号とスナオ号に乗り込んで(マシト隊長命名)、展示物と共にいざ出発!(出発前に小さなハプニングもありましたが、それはラジオでメンバーが楽しく語ってくれるかと思います。お楽しみに!)

週末の中央道、下り方面は混雑しますが逆に上りはガラガラで、たちまち石川サービスエリアに到着。みんなで小休止しようと車を降りたら、暑いこと!あまりの気温差に、服装の選択を間違えたと思った路地裏のメンバーでした。

その後も順調に車は進み、狭い路地裏を進むとあっという間に渋谷TSUTAYA O-EAST。
9:30am過ぎ、無事に到着しました。



 現代的なグレーの建物が印象的です。さすが若者の街、渋谷。道行く人たちも、若い人ばかりが目につきます。先に到着していたマシト号のみなさんが、搬入口で展示物を降ろしているところでした。


諸準備で多忙を極める中、新宿LOFTのブッキングマネージャー樋口寛子さんが、早速お出迎えして下さいました。

路地裏の僕たちが主催するイベントに、東京からわざわざ富士吉田に毎回足を運んで下さり、誰にでも分け隔てなく接して下さる樋口さん。そんな彼女を慕うミュージシャンが大勢集うこのイベントで、後々、改めて樋口さんのすごさを知ることとなるのでした。


ステージ入口前の物販コーナーを過ぎ、横にのびる階段を上り、3階の展示スペースへと樋口さんが案内して下さいました。予想していたよりもずっと大きなスペースでした。どのような展示内容で、どのような導線にするか。路地裏の僕たちの腕の見せ所です!

次回に続きます。

今日の一曲は、「笑ってサヨナラ」です。
新宿LOFTでのライブ映像。
メンバー全員、若いですね。
ステージで一生懸命歌う志村君とLOFT名物、白黒市松模様フロアが光ります。


Wednesday, 21 September 2016

LOFTとフジファブリックと路地裏の僕たち Part 2

前回からの続きです。

2003年8月7日(木)、新宿Loftにて行われた「フジファブリック セカンドミニアルバム『アラモード』発売記念ライブ」と続くわけですが、ここでもメレンゲがゲスト出演しています。

Rooftopでのメレンゲの書くフジファブリックへのコメント、フジファブリックが書くメレンゲ バンド紹介も、素の言葉で楽しさ満載です。

フジファブリックのメンバーの誰がこのコメントを書いているかは不明ですが、
「ドラムの山ちゃんさん(この「さん」をつけるところが、志村君っぽいなぁと私は思うのですが・・・)は、男の中の男」
「ベースのツヨシさんは酔っ払うと手が付けられない」
といった後で、
「クボ氏については敢えて何も言いません・・・。メレンゲの音楽は素晴らしいと思うのですがね・・・。」。

今はメレンゲもタケシさんの脱退をへて、クボさんとツヨシさんで頑張っています。
今週の日曜日に開催される「SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY MUSIC FESTIVAL 'DREAM MATCH'」には、メレンゲも出演しますので楽しみです。

Loft発信の情報を見て感じるのは、志村正彦さんという人は只々純粋に音楽が大好きで、音楽をしていたかった人だったんだな、ということです。インディーズ時代は、きっと肉体的にも経済的にもとてもハードな時期だっただろうと察しますが、どの記事を読んでも元気にキラキラ光り輝いている志村君がいます。

「花屋の娘」「追ってけ追ってけ」「笑ってサヨナラ」「ダンス2000」などに代表されるLOFT時代の曲は、今でもライブで定番の曲が多く、フジファブリックの楽曲の色褪せない魅力を、志村君がいない今でも伝え続けています。

亡くなる1ヶ月ほど前の2009年11月12日、新宿Loftにて「SHINJUKU LOFT 10th Anniversary~Premium Live Event 2009 原点回帰~」に他のバンド多数と出演しているフジファブリックですが、その模様は樋口さんのブログをご覧下さい。

スタッフHのブッキング制作・企画ブログ 「無事終了しました」2009年11月13日付

「FAB BOX」に入っている「FAB MOVIES LIVE映像集」では、LOFTで撮影されたライブ映像が多く収録されていますので、ぜひご覧になってみて下さい。

今日の一曲は、「ダンス2000」です。
こちらもファンの間では人気の定番ライブ曲です。


LOFTとフジファブリックと路地裏の僕たち Part 1

2016年9月25日に渋谷TSUTAYA O-EASTで開催される新宿LOFT40周年を記念するイベント、「SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY MUSIC FESTIVAL 'DREAM MATCH'」。とうとう今週の日曜日に迫ってまいりました。

フジファブリック 志村正彦君と深いご縁のあるLOFTのイベントに、路地裏の僕たちもお声をかけて頂き、出展することが決まりました。ありがとうございます。


フジファブリックを語るとき、LOFTの存在を忘れることはできません。
ご存知の方も多いかと思いますが、インディーズ時代のフジファブリックは、LOFTで大きく成長していきました。

また、LOFTグループが運営するレーベル「SONG-CRUX」から、フジファブリックは第一号のバンドとしてCDを発売しました。(第二号は、メレンゲでした。)SONG-CRUX discography
2002年10月21日には1st mini album「アラカルト」、2003年6月21日には2nd mini album「アラモード」をリリースしています。(ちなみに2004年2月18日に通産三枚目のミニアルバムとしてリリースされた「アラモルト」は、「アラカルト」と「アラモード」に収録されている曲をリメイクして、東芝EMI(当時)から発売されたものです。)

Loft Project発のマガジン「Rooftop」WEB版で、「番外編 Rooftop特別付録:メレンゲ/フジファブリック 新宿ロフト&下北沢シェルター出演履歴」を見ることができます。Rooftop メレンゲ/フジファブリック 新宿ロフト&下北沢シェルター出演履歴 2004年11月15日付
この記事によりますと、フジファブリックは2001年11月17日にLOFTデビューを果たしていて、志村正彦君、若干21歳の時でした。

その後、メジャーデビューするまで新宿LOFTで28回、下北沢シェルターで9回、フジファブリックは彼らの個性あふれる音楽を披露することになるのです。

「Rooftop」WEB版で「フジファブリック」のウェブ内検索をすると、2004年11月15日「メレンゲ×フジファブリック:ヴォーカリスト対談 クボケンジ(メレンゲ)×志村正彦(フジファブリック)」に始まり、懐かしい記事もいくつかでてきます。

志村日記などにもちょこちょこと出てくる新宿Loftに関する記事(他のバンドのライブを見に行った、おいしい食事などなど)を読むと、Loftがフジファブリックにとって、志村君にとって、特別な思いのある場所だったのだと感じます。

今ではファンにはお馴染みとなった「赤富士通信」も、元はと言えばSONG-CRUX時代に、フジファブリックと樋口寛子さんが一緒に立ち上げ、毎月発行していたものでした。

Loftグループフリーペーパー「るーふとっぷ瓦版」2003年8月号、ページの上半分がフジファブリック、下半分がメレンゲと使われております。
フジフジ富士Qで「今日出演バンドの中で、フジファブリックと一番古くからの付き合いがあるのがメレンゲです。」と紹介されていた通り、こんな昔から紙面を同じくして一緒に活躍していたのですね。

2003年7月11日(金)にはタワーレコード新宿店にて、7月13日(日)にはタワーレコード大阪店にて、2ndミニアルバム「アラモード」インストア・ライブが行われました。その様子を志村正彦君と「レーベルスタッフ H」こと樋口寛子さんが書いています。

志村君によるレポートと樋口さんの書くレポートが、絶妙でおもしろい!!
引用させて頂きます。

2003年7月11日(fri)@タワーレコード新宿店
まず一日目のタワレコ新宿店のインストアにはとてもたくさんの人が来てくれて驚きました。リハーサルから見に来てる方もいたりして、とても緊張しました。ただ、内容の方が良くなく悔しかったので、また新宿店でインストアをやってリベンジしたいです。終わった後は、延々と続いていくサイン会に驚きました。買って頂きありがとうございました。(志村)

人の多さに樋口さんも、びっくりしたと書いています。そんなお客さんの姿を見ていたら、徹夜作業で苦労したこともすっかり忘れ、喜ばしい出来事だったと印象深そうに締めくくっています。


そして、7月13日(sun)@タワーレコード大阪店

遂に来ました大阪・梅田店。東京を深夜1時に出発し、道が空いていたので、9時過ぎには到着しました。11時にタワレコ・インストア会場に入れたのですが、少し遅れたほうが大物っぽいかなぁと思い、13時に入りました(笑)。ライブの内容ですが、新宿店での反省も含めて頑張りました。良かったと思います。大阪も本当にたくさんの人が来てくれました。また宜しくお願い致します。(志村)

樋口さんによると、この頃のフジファブリック、睡眠時間もろくにとれない連日過密スケジュール。それでもライブになるとテンションが上がり、いろんな意味で「フジファブリックは強くなった」と言っています。久々にフジの生音が聞けると、リハの時から店内がワサワサしていたのと、早めに着いた一行皆でファーストフードで朝食をとったのが、スタッフとして印象的だったそうです。

次回に続きます。

今日の一曲は、「花屋の娘」です。
すみれさん、いい名前ですね!


Monday, 29 August 2016

明見湖環境フェスティバルに、ヒグチアイさん出演決定

山梨県富士吉田市にある明見湖にて、2016年9月3日(土)に「明見湖環境フェスティバル」が開催されます。

明見湖は富士吉田市東部に位置する湖で、その歴史は古く、縄文時代に富士山の溶岩によって形成されたといわれています。富士山と縁の深い自然豊かなこの湖ですが、ここ20年ほど、外来種の影響によりメダカが見られなくなるなど、環境破壊が問題となっています。

明見湖の魅力と直面する自然環境に目を向けて頂こうと、イベントが企画されるようになりました。詳しくはこちらのホームページをご参照ください。明見湖環境フェスティバル

フェスティバルでは様々なアクティビティやワークショップが予定されていますが、毎年目玉企画のひとつとしてライブが開催されます。今年は、ヒグチアイさんがされることとなりました。明見湖環境フェスティバル ライブイベント

ヒグチアイさんは、2016年11月にメジャーデビューが決定している将来が有望なミュージシャンです。詳しくはこちらをどうぞ。ヒグチアイ 

ヒグチさんは新宿LOFTと関係の深いアーティストの一人で、LOFT40周年を祝うイベント「SHINJUKU LOFT 40th ANNIVERSARY MUSIC FES DREAM MATCH 2016」(2016年9月25日開催)にも、出演なさいます。そのご縁もあり、このたび明見湖環境フェスティバルにはLOFTブッキング担当の樋口寛子さんも、ご一緒下さるそうです。

昨日(2016年8月28日)放送された「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」には、樋口寛子さんにゲスト出演して頂きました。「若い頃の志村正彦君を支えた」と番組中でカズ君が紹介していましたように、フジファブリックを語る上で忘れることのできない樋口さん。

樋口さんと路地裏の僕たちとのご縁を結んでくれた志村君に、感謝です。

今週末、富士吉田にいらっしゃる予定のファンの皆様。
よろしかったら下吉田地区から少し足を伸ばして、LOFT縁のアーティストを聴きに明見湖までいらっしゃいませんか。

今日の一曲は、またまた「若者のすべて」です。
8月26日のSWEET LOVE SHOWER2016で、フジファブリックが最後の曲として歌ったとききました。

山梨の地で聴く「若者のすべて」に、色々な思いを巡らせたファンの方も多かったのではないでしょうか。


Sunday, 21 August 2016

ラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」 収録現場にお邪魔しました (2016年8月7日)

前記事(ラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」収録現場にお邪魔しました 2016年8月14日付記事)からの続きです。

さて、打ち合わせが終わると、いよいよ収録が始まります。

スタッフさんからOKが出るまで、メンバーが順々に各マイクに向かって声を出し、マイクチェックをしていきますが、そこはまた個性あふれる路地裏のメンバーたちのこと。広報の記事を読む人、面白フレーズを言う人、地味に「あー、あー。」を繰り返す人など、そばで見ていて妙に面白かったです。


ダイゾーさんが野球の話を、ブルボンヌさんが音楽の話をし、それを上手に誘導していく進行役のカズ君がいて、要所要所でまとめるマシト隊長がいる。企画展やイベントの時などでいつも感じることなのですが、路地裏のメンバーは自他共に自分の持ち場をよく理解していて、得意分野で見事に本領発揮するように立ち回ります。お互いが長所短所をわかりあっているからこその「阿吽の呼吸」とでも、いうのでしょうか。

「小さい頃から気が合った友達が、大人になった今も同じふるさとにいるというのはこういうことかな。」と思います。この光景を見る度に、「志村君はここに帰って来たかったのかな。心の拠り所にしていたのかな。」と、勝手に想像します。

緊張する場面を次々こなし、無事に3本を録り終えることができました。めでたく終了です。

3本を一気に収録するのは、想像以上に疲れる作業なのだということがわかりました。

3週間後の2016年8月7日、再び収録現場にお邪魔してきました。
玄関先に巣を作り、子育て真っ最中のツバメたち。前回見たときよりずいぶんと成長して、お母さん(お父さん?)と雛たちがほとんど同じ大きさになっていました。巣の下には丁寧に紙が敷いてあって、エフエムふじごこの皆さんが温かくツバメの親子を見守っているのがわかりました。「こんな優しい皆さんと路地裏の企画だから、良いに決まってる!」と、思いました。

そしてなんと!この日は、大物ゲストが出演して下さいました!!

2011年に開催された第一回目の企画展から、路地裏の僕たちが大変お世話になり、何かにつけてご協力頂いているあの方が、遠く富士吉田まで来て下さいました。夏休みの混雑の中、本当に有難いことです。

8月28日、9月4日、11日と三週にわたり放送されますので、リスナーの皆さん、ぜひお楽しみに!

あの方と志村君とフジファブリック、また路地裏との話など、8月28日以降はこちらのブログでも特集を組む予定です。


今日の一曲は、「若者のすべて」です。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016でフジファブリックが最後の曲として演奏し、今年も好評を博しました。ドラマの影響からか、You Tubeで視聴できるフジファブリックの曲の中で、再生回数がダントツ一位の曲で、すでに620万回を越えました。
また、2016年7月18日に放送された「FNS うたの夏まつり」(2016 FNS うたの夏まつり)で、Hey!Say!JUMPの有岡大貴さんが「二人(有岡さんと知念侑李さん)で花火をしながら聴いていた。僕たち二人にとって、夏の思い出の歌です。」と言っていたのも記憶に新しいところです。

BANK BAND、槇原敬之さん、柴咲コウさんなど、多数のミュージシャンがカバーもしています。最近では、anderlustがカバーする「若者のすべて」が、フジテレビ"ノイタミナ"アニメ「バッテリー」(あさのあつこ原作)のエンディングテーマとして、流れています。anderlust official siteかわいらしい女の子の声で歌う「若者のすべて」も、また違う趣がありますね。

郡内では8月5日の河口湖湖上祭、8日の忍野の花火も終わり、いよいよ今日、21日の石和温泉花火大会で山梨県の花火大会は終わりを迎えます。最後の花火、皆さんの夏の思い出はなんですか。


Friday, 19 August 2016

English Translation of 'Bye Bye'

One of my aims in this blog is translating Fujifabric's lyrics, which Mr. Masahiko Shimura wrote for their 5 albums. A book called 'Shimura Masahiko Zen Shishu' (meaning 'A Whole Collection of Masahiko Shimura's Lyrics') was published in 2011, and the lyrics of 86 songs are beautifully printed. 




There are many of Fujifabric's songs, which are based on delicate sensitivities, lyricism and also Japanese beauty. It is almost like Shimura san's multi-dimensional character has been projected on the lyrics, and I thought it is such a shame to keep this wonderful music limiting to only Japanese listeners. 

Today, I have translated 'Bye Bye' into English.

'Bye Bye' is the 3rd song in the 5th album, 'MUSIC', released on the 28th July 2010. Shimura san initially composed this song for the Japanese rock band, 'Puffy' (in the album, 'Bring it!", released on 17th June 2009).

Mr. Masahiko Shimura  passed away in the middle of producing Fujifabric's 5th album, 'MUSIC', and other three members of the band completed the album using demo data which Shimura san left.  Fujifabric 'MUSIC' Special Site

Enjoy the song with the lyrics!


Bye Bye

待ちに待った土曜日 映画に誘ってみたら
二つ返事の君と 手を繋ぎ 街歩いた

晴れ渡った空には 大きな入道雲が
いつもこうしてなんでも 何気なく過ごしていた

それじゃバイバイ またバイバイ
繰り返しても帰れない 離したくても離せない手だ

君が居なくても こちらは元気でいられるよ
言い聞かせていても 涙が出るよ

君の選んだ人は とても優しい人なんだろな
遠くに行っても そう どうか元気で

冷め切ったこの部屋 君がいるんじゃないかと
鍵を開ければ現実 そっとライトを付けるよ

「愛」は何だい 分からない
分かるもんなら困らない 手はもう離してしまった

君の横顔が とても素敵だったことはもう
忘れたつもりでも 涙が出るよ

君の選んだ人は とても優しい人なんだろな
特に行っても そう どうか元気で

久しぶりに来た駅のホーム 何気なく電車に乗った
扉が閉まる瞬間に 窓越しに君を見つけた

君の横顔は 今では誰かのものなんだな
離れてく君見て 涙こらえて

君の横の人 想像通りの人だったね
心の中で祈る 幸せでいて







Bye Bye

The long-awaited Saturday        asked her to the film
She willingly agreed      held hands together and walked in the town

In the bright fine sky                with big columns of clouds
I’ve always spent time              like this, unconcerned 

Well then, bye-bye        bye-bye, once more
No matter how many times I try, I can’t leave
Your hands, I cannot just let go

Even when you are not around             I can manage
I tell myself so              but tears flow

The man who you’ve chosen                 a kind man, I believe
If you go far away                                please stay well

In this cold room                      hoping you might be in
Unlock the door and it’s reality             turn on the light gently

What is “love”?            no idea
If I knew, I wouldn’t be this troubled                I’ve let go of your hands

Your face viewed from the side                         was so beautiful   
I believed I’ve forgotten it
But still leaves me in tears

The man who you’ve chosen                 a kind man, I believe
If you go far away         sou      please stay well

At the platform of the station of which I haven’t been in a while
Got on a train with no reason
The moment the door closed, I spot you through a window

Your face                     now belongs to somebody else
Staring as you going further away         I tell myself not to cry 

A man beside you         is just like a man I had imagined

I wish you        a happy life

Tuesday, 16 August 2016

「Bye Bye」歌詞 英訳しました 

このブログを始めるにあたって、取り組みたかったことがいくつかありましたが、そのひとつがフジファブリックの歌詞の英訳でした。「志村正彦全詩集」に載っている全84曲(提供曲は省きます)。

ブログを始めた当時、詩集はまだ出版されていなかったので、アルバムの歌詞カードを見ながら歌詞と向き合っていました。

志村正彦さんの書く歌詞が、フジファブリックの音楽を構成する大切な要素のひとつであることは間違いありません。「叙情的」という一言では言い尽くせない魅力があり、時に繊細で、時にひょうきんで、そして妄想世界が広がって・・・。

志村君の多面的な性格が、そのまま歌詞になったような気になることさえあります。

志村君が海外進出を夢見ていたと知り、またインターネットでJapanese Rockを楽しむ海外の人達が年々増えていく中で、英訳歌詞を読みながらフジファブリックの音楽を海外のファンにより深く味わってもらえたらいいなと思ったのです。

このたびメキシコのファンからのリクエストにお応えして、「Bye Bye」の英訳を記事としてここに掲載させて頂きます。日本のファンの皆様、ご了承ください。


Sunday, 14 August 2016

ラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」 収録現場にお邪魔しました (2016年7月17日)

(エフエムふじごこの玄関前にいたツバメの雛たち 2016年8月7日撮影)

皆さんにご好評頂いているラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」。(エフエムふじごこ 毎週日曜日14:00~14:30、 毎週水曜日20:30~21:00 再放送)

7月17日、8月7日の二日にわたり、収録現場にお邪魔してきました!今回のポストでは、7月17日の収録についてレポートさせていただきたいと思います。


いつものように御坂峠を越え、富士吉田バイパスを直進。市民会館を通り過ぎ、忍野方向にある山が急に近づいてきたと思ったら、エフエムふじごこにあっという間に到着!です。昔と比べたら、甲府からもずいぶんと近くなって嬉しい限りです。

今回はマシト隊長、カズ君、ブルボンヌさん、ダイゾーさんの4人のメンバーが、エフエムふじごこスタッフ伊藤ゆうすけさん、長田拓也さんの頼もしいアシストの下で収録に臨みました。

リスナーの皆様もご承知の通り、「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」は通常3本取りで、一気に三週間分を収録します。
現場を目の当たりにして、この3本取りというのがなかなか大変な作業だということを後に知ることになるのですが・・・。

まず各回のテーマをメンバー全員で考え、決定したところでスタッフさんから細かい時間振り分けの指示を仰ぎます。テーマに関する意見を出し合い、流す曲を選びます。この段階であまり事細かに決めてしまうと、路地裏の魅力である「グダグダトーク」にならないですし、あまり無計画だと番組進行は難しいですし、楽しく和気藹々とした自然なトークをくりだすにはこの辺のバランスが難しそうでした。


今回はリスナーの方から寄せられたリクエストやご意見なども番組内で紹介させて頂きましたが、まとめて収録し、録音したものを放送するという形をとっているので、なかなかオンタイムでリクエストにお答えすることができません。しかしながら参加メンバー全員で、皆様から頂いたメールは、全て有難く読ませて頂いております。

ぜひこのような事情をご理解いただき、あきらめずにこれからも番組宛てにご意見・ご感想、リクエスト等をお寄せ下さいますよう、よろしくお願い致します。

「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」の直前に放送されている「Welcome Sunday」では(毎週日曜日11:00~14:00)、曲のリクエストをオンタイムで随時受け付けております。耳にした方も多いと思いますが、リクエストに応じてフジファブリックの曲をかなりの頻度で流して下さっています。林さんとみーみさんがパーソナリティーを務めるこちらの番組にも、ぜひどしどしリクエストをお寄せください。


さて、路地裏がどんな曲をかけるのかを毎週楽しみにしているリスナーも少なくないときいておりますが、路地裏の選曲方法はかなり原始的です。

基本的に参加メンバーがその日の気分で選びます!

選んだ曲の音源がラジオ局にある場合はいいのですが、無い場合にはメンバー宅、果ては志村家に行って正彦君所蔵の膨大なCDの中から音源を探し出してきて流すこともあります。志村君が好きだと公言している音楽の中には一般で入手困難な音源などもありますが、なかなか聴く機会のない曲をラジオで聴けるのは、フジファブリックファンだけでなく音楽好きな人達にとって嬉しいことだと思います。

これからはそんなところにも注目して、聴いてみて下さい。

次回に続きます。

今日の一曲は、先程番組内で流れた曲「水飴と綿飴」です。フジファブリック独特の世界観に魅了される夏の曲です。

Wednesday, 10 August 2016

ラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」 再放送のお知らせ

エフエムふじごこで5月から放送されている「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」。
ご好評をいただいております。

さて、毎週日曜日、2時からの放送ですが、「日曜日の昼はいつも用事があって・・・。」というご意見が寄せられていました。

この度、リスナーの皆様のリクエストにお応えして、再放送されることに決まりました!


「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」

エフエムふじごこ 
毎週水曜日 20:30~

5月1日に放送された第一回目を、8月10日より毎週、再放送します。

詳細はこちらです。
エフエムふじごこ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」再放送開始

各回が3か月後に再放送されるため、話の内容に若干ズレがあることと思いますが、ご了承ください。

路地裏の僕たちメンバーも、だいぶ番組に慣れてきた様子です。
山梨に里帰りしていた間、二度にわたって収録中のスタジオにお邪魔させて頂きました。

後日、その様子をお伝え致します。

番組のご意見・ご感想を、エフエムふじごこまでぜひお寄せ下さい!




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Thursday, 7 July 2016

2016年夏 富士吉田市 夕方6時のチャイム変更のお知らせ


遅くなってしまいましたが、路地裏の僕たちからのお知らせです!

今年も志村正彦君のお誕生日が、近付いてまいりましたね。
明日から14日(木)の一週間、期間限定で夕方のチャイムがフジファブリック「若者のすべて」に変更となります。

「山梨県富士吉田市 防災行政無線 夕方のチャイム変更について」

日時:2016年7月8日(金)~14日(木) 18時
変更する曲名:フジファブリック「若者のすべて」

今年は路地裏の僕たちの主催するイベントは予定されておりませんが、志村君のお誕生日である7月10日(日)には、「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」が放送されます。


富士吉田の街で聞くチャイムは、格別なものがあります。梅雨明け前のこの季節に、ぜひいらしてみて下さい。


Monday, 2 May 2016

「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」 初回放送終了



志村正彦君の地元同級生、「路地裏の僕たち」がパーソナリティーを務めるラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」。(詳細はこちらです。「路地裏の僕たちpresentsラジオ番組『路地裏の僕たちでずらずら言わせて』」 2016年4月21日付 記事)無事に初回放送が、終了いたしました。

ファンの皆様、地元、山梨の皆様、お聴き頂けましたか。
いかがでしたでしょうか。

私もタイ・バンコクで、聞きました。インターネットサイマルラジオによるネット配信のおかげで、海外にいる私達もきけるようになり感激です。

番組開始10分前ごろ、ラジオをつけたら「桜の季節」がかかっていたので、放送時間を間違えたのかと焦りましたが、どなたかがリクエストしてくれたと知り、嬉しいサプライズでした。幸先がいいです!
エフエムふじごこのパーソナリティーの長田さんが、直前に番組紹介して下さったお気遣いも、郷土愛を感じてとても嬉しかったです。


番組で初めてかかった記念すべき一曲目は、「大地讃頌」でしたね。

2011年12月に始まった「路地裏の僕たち」の活動ですが、企画展の時も、上映会の時も、この「大地讃頌」を全員で合唱してから始めるのが恒例となっています。

元はといえば、2008年5月31日、富士五湖文化センターでの凱旋ライブで、志村君がオープニングに使ったのがこの「大地讃頌」でした。2010年7月のフジフジ富士Qでも、オープニングでかかりました。

下吉田中学校に在籍していた頃、志村君と同級生たちが体育館に集まって歌ったものを先生が録音し、CDにして、卒業式の日に配ったそうです。

「中三の時、本当に『大地讃頌』は、何かある度に歌ってました。」(マシト隊長)

「志村正彦君がちっちゃな成分ですけれども、一番初めにCD化された曲は何かと問われたら、僕はこれだというのを声を大にしてひっそり言いたい。」(カズ君)

そんな思い出の曲から始まった番組ですが、温和な笑顔が目の前に見えるようなマシト隊長、滑舌よく、素人とは思えない口調でトークを繰り広げてくれるカズ君、低い落ち着いた声で大事なポイントを要所要所でおさえてくれる直君の3人が、第一回目のパーソナリティーを務めてくれました。

桜にちなんだ曲、「桜の季節」「桜並木、二つの傘」という選曲も良かったですし(マシト隊長のDU DA DU DAが、良かった~)、気取らず、気負わず、自然体の3人から出る話は(桜が咲く日の雨降りの話など)いつもの路地裏そのままで、心がほっこりしました。

富士吉田の風景とみんなの顔が、浮かんできました。

インターネットサイマルラジオのおかげで、山梨地区限定でなく、日本中、世界中に向けて富士吉田からこの番組が配信され、フジファブリックの曲が世界の街角で流れる日がやってきたのだなと思います。
世界35カ国での楽曲配信リリースやVEVOでのMV映像公開もスタートし、志村君が思い描いていた形とは少し違うのかもしれないけれど、こうしてフジファブリックは世界に羽ばたいていくのだなと思います。

「一人でも多くの人に、フジファブリックの音楽を聴いてもらいたい。」
「志村正彦さんという人がいて、こんな素晴らしい音楽を残してくれたということを知ってもらいたい。」
「富士吉田で生まれ育ち、故郷を愛した志村正彦さんという人を、山梨の人達に知ってもらいたい。」

路地裏の僕たちの活動は、続きます。

みなさんはどのようにお聴きになりましたでしょうか。

番組へのご意見・ご感想・質問・メッセージ・リクエストなど、ぜひ皆様の声をおきかせください。

エフエムふじごこ リクエスト

「路地裏の僕たち」専用メールアドレスでも、受け付けています。
rojiuranobokutati@gmail.com

これから番組作りの参考とさせて頂きたいと思いますので、どしどしお寄せください!

来週の日曜日は、どんなトークになるのでしょう。
今から楽しみです。

Thursday, 21 April 2016

路地裏の僕たち presents ラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」


路地裏の僕たちから、素晴らしいお知らせがあります!

フジファブリック 志村正彦さんの同級生が中心となり、構成される「路地裏の僕たち」。2011年に結成されてから、志村正彦さんの音楽や人となりを広く知ってもらおうと、数々の催しを通して地元、富士吉田から発信し続けてきました。

そしてこのたび、FM局「エフエムふじごこ」(エフエムふじごこ ホームページ)にて、路地裏のメンバーがパーソナリティーをつとめるラジオ番組「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」が、5月1日より放送開始されることとなりました!

「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」

志村さんをよく知る路地裏メンバーが、フジファブリックの楽曲はもちろんのこと、志村さんが聴いていた音楽などを流しながら、時には多彩なゲストを招き、地元ならではの思い出深いエピソードなどを話す予定だそうです。アットホームな番組になるよう力を合わせてやっていきますので、あたたかい目で見守ってください。
どんなトークが繰り広げられるのか?!

乞うご期待です。

周波数:76.8メガヘルツ
放送日:日曜日 14:00~14:30
放送開始日:平成28年5月1日


「山梨のFM局の電波を、我が家で受信できるかな。」と思ったファンの皆様。
朗報です!

「エフエムふじごこ」は、JCBAインターネットサイマルラジオ配信されているため、日本に限らず世界中、ネット環境が整っている場所ならいつでも、どこでもPCや携帯端末から聴くことができます。

詳しくは、こちらをご覧下さい。

「関東地区」の中から、「エフエムふじごこ」を選択して頂くと、聴くことができます。

ただいま、私は「エフエムふじごこ」を聴きながら、タイでこの記事を書いております。
富士吉田の今夜の救急担当病院、忠霊塔の桜まつりの案内など、とてもなつかしい話題ばかりで、「お姫坂の交差点に、小児救急医療センター(?)の看板が立ってたな・・・。」と、思い出しながら聴いています。

路地裏の番組に限らず、富士吉田を含む東部富士五湖地方のローカルな情報を聴いているだけで、グッと富士吉田が近くなった気がします。富士吉田に行きたいけどなかなか行けないファンの皆様にも、おススメです。


「いつもかわらず志村正彦とフジファブリック、そして富士吉田を愛し続けてくれるファンの方々に恩返しがしたい。そして、地元の皆様には、フジファブリックの楽曲や志村正彦により親しみ、志村正彦という人とフジファブリックの音楽を通して郷土愛や誇りを再認識して頂き、次世代を担う子供たちや若者の夢と希望を後押しするきっかけになりたい。」

そんな思いを胸に、路地裏の僕たちはこれまで活動を続けてきました。

新緑の季節、新たな転機を迎える路地裏の僕たち。

2011年の発足時から、数え切れないほどの思い出があります。大変なこともなかったわけではないはずなのに、なぜか楽しかったことばかりがみんなの笑顔と共に思い出され、どの思い出の中心にも、白縁の中でハットに手をかける志村君がいます。

Thursday, 14 April 2016

新倉山浅間公園 桜まつり

(2016年 富士吉田市下吉田の桜
カズさん、いつも写真提供ありがとうございます。)

桜前線は、ただいま東北北部を北上中だそうですが、皆様のお住まいの地域ではいかがですか。今年はもう、桜を愛でられましたでしょうか。

富士吉田では、今、桜が見頃を迎えています。

市内で桜の名所と呼ばれる場所は数多くありますが、その中でも「桜」「富士山」「五重塔」を一緒に眺めることができる新倉山浅間公園(通称、忠霊塔)は人気スポットの一つです。

最近では国内だけでなく、海外からの観光客も多くなった忠霊塔ですが、4月12日にはNHK国際放送のニュースで取り上げられていました。ちょうどタイ人観光客がインタビューを受けていて、驚いてしまいました!

4月9日には、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」でも取り上げられました。タイのテレビ番組で紹介されてからというもの、インターネットで情報が拡散したことで一躍有名になり、今では一日に5000人の外国人観光客が訪れるそうです。

フジファブリックファンにとっては、志村君のおもかげを感じられる場所として有名な「いつもの丘」、忠霊塔。すっかり国際的になってきました。

さて、忠霊塔では4月9日から17日まで、「桜まつり」が開催されています。新倉山浅間公園 桜まつり

16・17日には様々なイベントが予定されておりますが、この二日間限定で、フジファブリックの曲が流れることになりました!地元の方々だけでなく、国内外から多くの観光客が訪れるこの季節に、多くの人が桜を愛でつつ、フジファブリックの音楽を聴いてくれるのははとても嬉しいことです。

12年前の今日、2004年4月14日は、フジファブリックが1stシングル「桜の季節」でデビューしました。

桜の季節に、思い出の場所で「桜の季節」が流れ、外国の方々に聞いてもらえると想像しただけでも、ウキウキします。

今日は、フジファブリックに関する素敵なお知らせもありました。
全オリジナル・アルバムのアナログ盤化、そして世界35カ国での楽曲配信リリースされることになりました。

このことについては、また日を改めて、記事を書こうと思います。

週末、富士吉田を訪れる予定のファンの皆様。
ぜひ特別な「桜の季節」を聞いてきてください!

今日の一曲は、もちろんこの曲。
「桜の季節」です。

Thursday, 21 January 2016

銀河と星


「銀河」の歌詞を、改めて読んでみました。

皆様もよろしかったら、歌詞カード、「志村正彦全詩集」などで、もう一度お読みになってみて下さい。文字となって視覚から入る歌詞は、音楽にのって聴覚から入る歌詞とは、また違う趣があります。

ファンの皆様がお気付きの通り、歌詞の中に「銀河」という言葉も、「星」という言葉も、一度も出てはきません。「桜の季節」「陽炎」「赤黄色の金木犀」と、こういう点でも違いますよね。

「真夜中 二時過ぎ」
「白い息」
「夜空の果て」

たった三つのフレーズですが、リスナーの私たちは「寒い冬の夜」という事に何気なく気付かされ、そしてその後に続く

「きらきらの空」 

決定打です。
星がキラキラ瞬いている冬の夜空。

「冬」「凍てつき冴え渡る空気」「夜」「星」という大切なところは限定して、あとのところはリスナーの想像に任せ、それぞれ自分で思い思いに歌詞を膨らませてもらう。

あまりに何も限定されていない歌詞でも、事細かに状況が限定されている歌詞でも、リスナーは想像を膨らませることが難しいです。

でもある程度の条件を限定し、「フジファブリックの設定したいもの」という枠の中で、リスナー一人一人に想像を膨らませてもらって、それぞれの経験、知識、思い、想像力などでその人だけの「銀河」が生まれる。

それを可能にする言葉の選択が絶妙で、誰も真似することができない志村正彦のフジファブリックワールド。不思議な世界が広がります。
「・・・今日は帰りにメンバーとタワレコに行きまして、『銀河』がどんな感じか見に行きました。やっぱ嬉しいもんです。皆さんもどんな感じか見に行って下さい。」(東京、音楽、ロックンロール 完全版 : p88 「2005年2月5日」)
当時のウキウキ感が伝わってくるようです。

改めて「銀河」
おききください!


Wednesday, 20 January 2016

「冬銀河」と「銀河」


1月17日の夜半から18日の昼にかけて、山梨県内は雪が降りました。
河口湖の積雪量は、なんと39センチ!

雪が降ってもすぐにお日様が出てくるのが山梨のいいところですが、雪の後は冷え込みますね。それにしても、富士山がきれいです。(路地裏の僕たちメンバーのカズさん、いつも素敵な写真をご提供下さり、ありがとうございます。)あの左になびく雪煙は、左の方向(西の方向)に向かって強い風が吹いている証拠でもあります。麓の富士吉田でも、寒い風が吹いているのでしょうか。

23日(土)にはまた雪予報ですし、1月25日(月)には最低気温-12℃(!)の予報ですので、富士吉田の皆様、そして富士吉田を訪れるご予定のファンの皆様、くれぐれも厳しい寒さと路面凍結にお気をつけください!

前回に続いて、「どうして冬に『銀河」なのか。」について考えてみたいと思います。

一年を通して季節ごとに発売されたシングル「四季盤」。

最後の「冬」を飾るフジファブリックの4thシングル「銀河」は、2005年2月2日にリリースされました。フジファブリック Official Website - Discography
今から11年前になります。

2004年11月10日にリリースされた1stアルバム「フジファブリック」を完成させた後に、とりかかった楽曲です。アルバム作成という大仕事を通して、バンドとして精神的にも技術的にも、きっと多くのことを学び、経験したことでしょう。

その後に作成されたシングルは、前3曲とは一味違う雰囲気をもつ曲となりました。

「曲を作る時点で、冬盤は冬っぽくない感じにしたいというかロックなノレる感じの曲を作りたいなってなんとなく考えてたんです」FAB BOOK : p74 「Single 『銀河』」)

そして志村君はこう続けます。

「冬盤だから雪みたいのはかっこ悪いなと思って。雪とか寒さとか、そういうのは安易だから。マフラーとかね(笑)。寒いという前に、空気がきれいだとかそっちの方にいったわけです」FAB BOOK : p74 「Single 『銀河』」)

そうです。
そこなのです。

「『冬』といえばこれ」という単純明快なキーワードを歌詞や曲名の中であえて避けたために、春の「桜の季節」、夏の「陽炎」、秋の「赤黄色の金木犀」とは少し違った魅力を携える冬盤が登場したのです。


まず曲名である「銀河」。

「天の川」「銀漢」などと同様、秋を表す季語です。

旧暦の秋、現在の7月、8月、9月のことですが、この季節に天の川が空の一番高いところにかかり、天の川が最も明るく見えるため、秋の季語となっています。

一方、「冬銀河」という季語もあります。
こちらは文字通り、冬(現在の10月、11月、12月)の季語です。
「真冬冴えきわまった夜空にかかる天の川」のことを、表しています。(合本 俳句歳時記 新版 : p735 「冬銀河」)

秋の季語の「天の川」や「銀河」より、いくらか明るさが弱く、寒さに凜と冴え渡る冬の夜空に瞬く星が特徴です。同じく「冬の星」も、冬の季語です。


季語のことなど、作詞をした志村君が考えていたかどうかは、実のところわかりません。でも寒さに凜と冴え渡る夜空に星が瞬くのをみて、「冬だな。」という思いに駆られるのは日本人共通であり、春の桜、夏の陽炎(ちなみに陽炎は夏の季語ではなく、春の季語です)、秋の金木犀と同様、銀河や星は冬を感じる言葉として昔から使われてきたということを、今日は皆様にお伝えしたいと思いました。

難しい話はこちらに置いておいて、冬の夜に外に出ると夜空がきれいで思い出に残る。これで十分ですね!

メールを下さったファンの方、ありがとうございました!興味深い質問から、ひとつの記事にまでなりました。

次回はもう一度、歌詞を読んでみたいと思います。

今日の一曲もこの曲。
「銀河」です。

下では激しくカッティング・ギターを弾きつつ、上では何事もなかったようにシラーっとダラーっと歌う志村君。山内さん奏でる流れるようなリードギターと、キラキラな金澤さんのキーボードサウンド、そしてそれらを支える安定の加藤さんのベース。

何気なく聴いていたけど、演奏するのは大変そうですね・・・。

Monday, 18 January 2016

冬の夜空がきれいな理由 「銀河」

朝起きてNHK国際放送をつけてみたら、予想をはるかに越える山梨県内の積雪量に愕然・・・。河口湖の39センチは、簡単に長靴が埋まる深さですね・・・。

皆さんがお住まいの地方は、いかがですか。

今夜から冬の嵐になる地方もあるそうですので、くれぐれもお気をつけ下さい。

さて、今日のタイトル「銀河」。

以前、ファンの方から「フジファブリックの四季盤。春の『桜の季節』、夏の『陽炎』、秋の『赤黄色の金木犀』までは分かりますが、どうして冬が『銀河』なんですか。」という質問メールを頂きました。

はっきりとは思い出せないのですが、「冬は他の季節よりも、星がきれいにみえるからではないでしょうか。」とお答えしたような・・・。

今日は「フジファブリックの4thシングル『銀河』は、なぜ四季盤の『冬』として発売されたのか。」について、考えてみたいと思います。


皆さんは、「冬は星空がきれいにみえるな。」と思ったことはありませんか。

冬の間、日本海側、また雪の多い地方は曇りのことが多いので、太平洋側に限られる話ではありますが、夜空がきれいにみえる理由は科学的にも証明されています。


まず、空気が乾燥して澄んでいること。

気温が高いと水分が蒸発し、空気に含まれる水蒸気の量が増えます。気温が高くなる夏の間は、地面や川、湖、海から水蒸気が多く出て、空気の透明度は低くなります。逆に気温の低くなる冬の間は、空気中の水蒸気が減り、空気の透明度は高くなります。
太平洋側では夏と比べ、冬の方が降雨量が少ないというのも、関係しています。

富士山の全貌を夏にみるのが難しいというのも、この理由からだと思います。フジファブリックファンでは志村君のお誕生日の時より、ご命日に富士吉田を訪れた時の方が富士山がきれいにみられた!という方が、多いのではないでしょうか。

次に冬は日没時刻が早いこと。

山梨では、冬には夕方5時というと暗くなってしまいますが、夏では夜7時過ぎまで明るく、夜空が太陽の光の影響を受けているのがわかります。
冬は夜が長く、夜空も非常に暗くなり、背景の黒が濃ければ濃いほど、月や星がきれいに見えるのです。

最後に、空気中の塵や埃が少ないこと。

秋から冬にかけ、日本上空を吹くジェット気流(偏西風)の影響で、空気中の塵や埃が飛ばされ空気の透明度が増します。また温度・湿度・気圧などの違いで、空気中には多くの層がありますが、風が吹くとこれらの層が動き、層の間を通る光が屈折して、星がきらきらと瞬いてみえます。

風が強いと、星は早く瞬くのです。

冬に夜空がきれいに見える理由を、理解していただけましたか。

次回は「銀河」と「冬銀河」という二つの季語についてです。

今日の一曲は、もちろんこの曲、「銀河」です。
不思議な歌詞に、女子高生の不思議な踊り(MV中)。
四季盤の中で意表を突く一曲ですが、この魅力にとりつかれた日から、フジファブリックワールドのとりこになるのです!


Wednesday, 13 January 2016

2016年 新年のごあいさつ



あけまして おめでとう ございます

新年のごあいさつがずいぶんと遅れてしまいましたが、松の内ということでお許し下さい。

昨年中はこのブログを訪れて下さり、ありがとうございました。

昨年1月末に家族が病に倒れ、その後も生活のバランスをとることがなかなかできないまま、時間ばかりが過ぎてしまいました。たいした記事を書くこともできずに、志村君にも読者の皆様にも、大変申し訳なく思っております。

そんな時でも国内外から多数のメールを頂戴し、ファンの皆様に応援して頂きましたこと、感謝しております。
ありがとうございました。

「志村君を巡って、フジファブリックを巡って、今年はどんないいことが起きるかな?!」と、期待でいっぱいの2016年です!

2016年の抱負は、「『FAB FOX』と『TEENAGER』の英訳を終わらせる」ことです。趣味の一環として始めた歌詞の英訳ですが、海外にいるファンからのお問い合わせが多くなってきた今、必需性を常に感じております。

英訳が終わった曲から順番に、こちらのブログでご報告させていただきます。

今年もお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

(上記の写真は、路地裏の僕たちメンバー、カズ君が2016年元旦に忠霊塔にて撮影したものです。カズ君、いつも素敵な写真を提供してくれて、ありがとうございます!)

今日の一曲は、「銀河」です。
凍てつく寒さに澄み切った星空、富士吉田の夜を思い出します。