Sunday, 4 December 2016

2016年冬 富士吉田市防災無線 夕方の5時のチャイム変更のお知らせ

だんだんと日が短くなってきたかと思っていたら、もうすぐ年の瀬。あっという間に一年が過ぎ去ろうとしています。今年も富士吉田市の防災無線、夕方5時のチャイムが期間限定で、フジファブリック「茜色の夕日」に変わります。

日時:12月21日(水)~27日(火)の7日間 夕方5時
変更される曲名:フジファブリック「茜色の夕日」


ブログ記事を書くにあたって、いつも路地裏の僕たちのまさと隊長がイベントの詳細などを送って下さり、確認作業をするのですが、今回は数々のことをしてきてくれた隊長だからこそいえる文章が添えられていました。私個人に宛てて送られてきたメールですが、ぜひファンの皆様にも読んで頂きたく思い、ご本人の許可を得てここに掲載することと致しました。

「チャイムを変えるようになって、もう4年が過ぎたんですね。チャイムも期間限定で変更できること、年が経つにつれて当たり前のようになってきたなーと思うのですが、変更当時を思い出すといろんな苦労があって、今となってはよくできたなーと自分でも思いますね。タイミングというか、いろんな偶然が重なり、奇跡だったようにも思えます。

でも人間て不思議なものですね。
チャイムで考えてみると、まったく興味がない人にとってみれば、ただのチャイム、でも思いがある人にとってみれば、掛け替えのない宝物へと変わるし、ふと何だこのチャイムはと疑問を思ってもらえれば、知ることのきっかけともなる。
十人十色の価値観があって、それぞれの受け止め方がある。きっとフジファブリック、志村正彦の音楽も、それぞれの人にそれぞれの受け止め方ができるようにつくったと思われるんですが、そういうことを考えながら曲をつくってたまーくん、すげーなーと改めて思います。

チャイムが多くの人に浸透することを願って始めて、毎年、続けさせてもらえて、感謝するばかりです。でも当たり前になることってすごいことだけど、当たり前になるまでの過程を忘れてはいけないんだなーと改めて思います。
家族や恋人に置き換えてもそうですよね。日々を重ねることで、自分の体というか心の一部となり、日常的なものになる。そうすると、それまでの過程や気持ちを忘れがちになってしまい、大切なものを見失ってしまう。
自分も大切なものを大切にできるように『かてい』を大事にしなきゃですね。
何だか、かしこまってしまいましたが、ふとそんなことを思う今日この頃です。
まー、とにもかくにも音って、音楽って、不思議だなー、パワーをもらえるなー、富士山の麓から響くチャイムを聴いてもらい、何かを感じてくれたら幸いです。」

2011年12月24日に開催された第一回志村正彦企画展から、はや5年が過ぎようとしています。あれから企画展、夕方のチャイム変更、謳う会、上映会、エフエムふじごこのラジオ番組、新宿ロフト40周年記念ライブなど、路地裏の僕たちは数々の催しを行ってきました。まさと隊長が言うように、偶然が重なり奇跡になったと感じたことが何度もありました。(第一回目の企画展の会場になった富士五湖文化センターは、師走のイベントが目白押しで予約いっぱいの中、唯一空いていた日が12月24日だった時にはみんなで奇跡を感じました・・・。)でも、偶然がいくら重なっても、奇跡が起きても、そこにはやっぱり強い思いを持ったまさと隊長率いる路地裏の僕たちがいたからこそ、現実のものになったのだと思います。

「志村正彦という人がいて、ミュージシャンになり、素晴らしい音楽をたくさん作ったということを忘れないでいて欲しい。彼と彼の音楽を、もっと多くの人達に知ってもらいたい。地元富士吉田の人達に、志村正彦と彼の音楽を知ってもらい、それを通してふるさとを誇りに思うきっかけとなって欲しい。」

路地裏の僕たちは、この思いの元に今まで活動してきました。
志村君が愛した富士吉田から発信し続けることに、きっと意味があると信じています。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。
あえてインディーズバージョンです。お聴きください。

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