Tuesday, 24 September 2019

志村君が繋いで下さったご縁 明見湖環境フェスティバル

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富士吉田市の東側に位置する小明見というところに、「明見湖」(「あすみこ」と読みます)とよばれる湖があります。地元では、美しい蓮の花で知られる湖です。
周囲を懐かしい里山に囲まれた明見湖は、湖面に蓮が植生していることから通称「はす池」とも呼ばれ、清流と沼の多種多様な生き物が同居し、多くの水鳥が羽を休め、春は桜、夏は蓮やあじさい、秋は紅葉が楽しめます。かつては、富士八湖(富士五湖・四尾連湖・明見湖・駿河の浮島沼・のちに泉端に変わる)のひとつとして、富士山信仰の富士山道の垢離場(こりば)禊の場所であったと言い伝えられています。(富士吉田市公式ホームページより抜粋)
(詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。富士吉田市公式ホームページ 明見湖公園 )

昨今の環境汚染により、一時は泥沼のようになってしまった明見湖でしたが、15年ほど前から湖の整備を行い、水質向上に取り組んできました。しかし、いつの頃からか湖には外来種が蔓延り、崩壊してしまった生態系はなかなか元に戻らずにいます。この問題を広く知って頂き、環境問題を考えるきっかけになってもらいたいと、明見湖環境フェスティバルは始まりました。


今週の土曜日、2019年9月28日(土)、第6回目を迎える明見湖環境フェスティバルが開かれます。そして、今回のイベントでも、フジファブリック 志村正彦さんが繋いで下さったご縁が、大きく貢献をしてくれています。

今回のライブステージに登場するCRAZY WEST MOUNTAINさんと上野大樹さんの二組については、新宿ロフトでブッキングマネージャーをしている樋口寛子氏より紹介いただきました。
富士吉田市出身の志村正彦さんがボーカルを務めたフジファブリックが新宿ロフトを運営する株式会社ロフトプロジェクトのインディーズレーベル出身であり、また数々のライブを新宿ロフトで行い、そこで樋口氏と深い関わりをもったことから、富士吉田市で開催するイベントにこのような形で協力を頂いています。
志村正彦さんが遺したご縁が、このような形で地元で結びつくって感慨深いものがありますね!
※写真提供:樋口寛子氏(2005.6新宿ロフト「SONG-CRUX祭り」)
●樋口寛子(新宿ロフト)
1997年、ライブハウス「新宿ロフト」、「下北沢シェルター」等を運営している(株)ロフトプロジェクト入社。ブッキング、レーベル、マネージメント等の経験を経て、現在は新宿ロフトのブッキング、ライブ制作を担当。
様々な公演を担当、新人発掘育成も手がけている。
●新宿ロフト
1976年にオープンした、新宿・歌舞伎町にある老舗ライブハウス。
伝説のバンドBOØWYがデビューを飾り、古くは、山下達郎、サザンオールスターズがステージに立ち、スピッツやスキマスイッチなどが出演するなどライブハウスの聖地となっている。

(明見湖環境フェスティバル 公式Facebookより抜粋。詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。明見湖環境フェスティバル 公式Facebook )

新宿LOFTの樋口さん、路地裏の僕たちのみなさん、富士吉田市とのご縁を繋いだのは、志村君。いなくなってからもうすぐ10年という年月が経つというのに、足跡を辿ろうと富士吉田を訪れるファンは、今でも後を絶ちません。本人不在にも関わらず、多くの人を大好きだった故郷へよび寄せ、人と人とのご縁を繋ぎ、空の上からもいまだ大活躍する様子をみていると、「志村君はもう、立派に富士吉田市のふるさと大使をしているのでは?!」と、思うのです。

フェスティバルの成功を、路地裏の僕たち一同、お祈りしています。

今日の一曲は、「若者のすべて」です。

9月14日にTBSで放送された「王様のブランチ」では、平成を代表する「心にしみる夏の終わりソング」の一曲として、街頭インタビューで選ばれました。「若者のすべて」が、ここまでメジャーな曲になった今、大勢の人の「夏の終わり」を彩っていることでしょう。志村君、番組を観ていたでしょうか。大喜びしていることでしょう。でも、元気だった2007年当時、この喜びを味わってくれたらよかったのにな・・・と、少し寂しく思います。

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