Thursday, 24 February 2011

志村正彦全詩集 




志村君の月命日である今日この日に、こんな素晴らしい作品を皆様にご紹介させていただけることとなりました。
お手元に届いて、すぐに事細かな説明と共にお写真を送って下さいましたkimamamama さん、ありがとうございました。外国にいるフジファブリックファンはなかなか実物を手にとって見ることは難しいので、素晴らしいご提案をいただき、どうもありがとうございました。
志村君の遺してくれた物を、距離や文化の壁を越えて世界のフジファブリックファンと共有できることは、私達日本のファンにとって大きな喜びです。

素朴なボール紙でできたケースに入っていたのは、まるで本棚の中の「北原白秋詩集」「石川啄木詩集選集」の横に並べられても全く違和感のない立派な本でした。志村君が好きだった青色で、表紙左下には正彦君の描いた「ヤクザネコ」が型押しされています。



表紙をめくると、著者志村正彦くんの写真があります。
その先の本文には挿絵もなく、志村君の書いた詩に没頭できるようなデザインとなっています。
アルバムに付属の歌詞カードと大きく違う点は、他の日本文学における詩集と同じ形式にのっとり、日本語の美しさを最大限堪能できるよう、すべて縦書きになっているというところだと思います。




この本の装丁を手がけた装丁家・グラフィックデザイナーの名久井直子さんは、現代日本文壇に名を連ねる多くの文豪たち(江國 香織さん、石田衣良さん、など他多数)の本の装丁を手掛ける方です。(名久井さんのホームページはこちらです。名久井直子 はさみとのり
志村君の人となり、また彼の詩の本質を理解した上でデザインしてくださっているのが、伝わってくる気がします。
志村君本人が携わることが許されない中、志村君らしい素晴らしい詩集となったのも、名久井さんのご功労が大きいと思います。

これ以上の詳しい内容については、楽しみにしていらっしゃるファンのために控えさせていただきます。(アマゾンのこちらのページをご参照ください。)。

これからいろいろな方面でもっともっと活躍するべき人だった志村君。

彼をなくした悲しみが癒えることは決してないのですが、こういう形で志村君の遺してくれたものが世に出ることにより、ロックには縁遠い人たちに志村正彦という素晴らしい音楽家がいたんだということに気付いてもらえる機会になればいいなと、願ってやみません。
まさかロックの歌詞が文学の域に到達するなど夢にも思わない人たちに、どうかフジファブリックの音楽が伝わりますように。

今日の一曲は、「銀河」です。
オノマトペが光るこの曲、詩集の中でみると一際魅力的なんでしょうね。
パリッとした冬の寒さもあと少し。
月が欠け、闇が濃くなる夜空で輝く星も、一年で一番きれいに輝く季節に別れを告げようとしています。


2 comments:

kimamamama said...

こんにちは。
写真がお役に立てて嬉しいです。
英訳記事まで志村くんの月命日にアップしてくださって、あらためて有難うございました^^

Jack Russell in Bangkok said...

kimamamama さん、
おはようございます。

こちらこそ、写真と本の詳細を到着後、すぐに送っていただきありがとうございました。
kimamamama さんのおかげで、昨日は通常のほぼ2倍のアクセスがあり、アメリカ、オーストラリアだけでなく、ベトナムやラトビアなどからも、見に来て下さいました。
改めて、お礼を言わせてください。
ありがとうございました。

志村君の知らない季節が、またすぎようとしています。
何度月命日を経ても、悲しみが薄れることはありません。それでも、この世で志村君という人と彼の音楽に巡りあえた幸せを、感謝したいと思います。