Friday, 27 December 2013

夕方5時のチャイム「茜音色の夕日」 不手際についてのお詫び

皆様ご存知の通り、2013年12月20日から26日までの計7回、期間限定で富士吉田市の防災無線では、フジファブリックの代表曲のひとつ「茜色の夕日」を、チャイム音として流すことになっていました。

昨日、2013年12月26日は最終日でしたが、防災新館建設に伴う防災無線機器の移設工事のため、夕方5時のチャイムが放送されませんでした。

「『茜色の夕日』の代わりに通常のチャイムが流れた」というわけではなく、「夕方5時のチャイムが放送されなかった」という異例な事態となってしまいました。

富士吉田市役所若手職員であり、志村正彦君の同級生で形成される「路地裏の僕たち」の一員でもあります渡辺雅人さんから、詳しい状況説明とお詫びの言葉が、富士吉田市役所オフィシャルFace Book「Cocofuji」に掲載されていますので、こちらをご覧下さい。

富士吉田市役所 オフィシャルFace Book 「Cocofuji」

遠方からわざわざお越し下さいましたファンの皆様。
皆様のご期待に沿うこと叶わず、申し訳ございませんでした。

ご理解のほど、どうぞよろしくお願い致します。

Tuesday, 24 December 2013

「茜音色の夕日」 夕方5時のチャイム 2013年12月22日

日本全国にいる、フジファブリックファンの皆様。
期間限定(2013年12月20日から26日)で富士吉田市に流れる、夕方5時のチャイム「茜色の夕日」を、もうお聞きになりましたでしょうか。

富士吉田へいらっしゃることが叶わなかったファンの皆様に、朗報です。

富士吉田市役所の若手職員であり、正彦君の同級生有志が作る「路地裏の僕たち」メンバーでもあります渡辺雅人さんが、去る2013年12月22日に富士吉田市民会館(富士五湖文化センター)のバルコニーより撮影した動画をご紹介致します。

「茜音色の夕日」 ふじよしだ夕方5時のチャイム


雅人さんのお書きになった現地レポートは、市役所ホームページのオフィシャルFace Bookからご覧になれます。

富士吉田市役所 Cocofuji


今日、12月24日の夕方4時半から5時にかけて、山梨側からみる富士山は、美しい茜色に染まりました。
幾重にも重なる藍色の山並みの間に、雲ひとつかかることない真っ白な富士が茜色に染まっていく様を見ながら、「茜色の夕日」が頭の中を流れていました。

志村君、数々の名曲をありがとう。
これからも、ずっとずっと大切に聴かせて頂きます。

Monday, 23 December 2013

2013年「茜色の夕日」チャイム 12月24日に寄せて

日本に、帰国致しました。

久しぶりの山梨は珍しく曇り空が続き、12月にしては珍しく雪まで降って、四季の移ろいの早さを感じています。

12月21日(土)、久しぶりの青空の下、意気揚々と富士吉田へ。

甲府は雪がすっかり溶けてしまっていたので、「路面凍結注意」の文字と御坂峠に積もる雪にドキドキしながら車を走らせ、新御坂トンネルを抜けて数箇所のカーブを曲がった後、富士見橋から望む富士山に圧倒されてしまいました。

「山梨出身」ということに、誇りを感じる瞬間です。

甲府から富士吉田までは一時間ほどですが、フジファブリックを聴きながら御坂道を走っているこの時間ほど、心ウキウキするときはありません。何度通っても、この気持ちは変わることがありません。

久しぶりの富士山駅、裾野まで見える富士山、下から見上げる新倉浅間神社、吉田のうどん、正彦君の菩提寺。

いつも通りのはずなのに、全てが驚くほど新鮮で、夢のようなひと時でした。

凍てつく空気の中、夕闇迫る富士山を前に聴く「茜色の夕日」のチャイムは厳かに富士吉田の街に響き渡り、色々な想いが頭の中を駆け巡りました。

もうすぐあの日から、4年が過ぎようとしています。

志村正彦君も、彼が魂を吹き込んだフジファブリックの曲たちも、いまだ色褪せることを知らず、年々新しいファンは増え続けています。亡くなった後にファンになった方々から頂くメールの数も、今年は驚くほど増えました。

来年は、フジファブリックデビュー十周年という記念すべき年を迎えます。
本当に大切なものはその光を決して失うことなく、いつまでも輝き続けるのだということを、志村君から教えて頂きました。



志村正彦さん。

今年も一年、どうもありがとうございました。
今はもう何に思い煩わされることもなく、好きなことだけをして、あの穏やかな笑顔を浮かべ、幸せいっぱい過ごして下さっていますように。

あなたの頑張りの数十分の一にも満たないけれど、私達はあともう少しだけ頑張っていきますね。

これからも、正彦君とご縁のあったすべての方々をお見守り下さい。

2013年12月24日に寄せて・・・

Tuesday, 3 December 2013

2013年12月 夕方のチャイムについてのお知らせ


2013年12月、富士吉田市で流れる夕方五時のチャイムについての詳細が確定しましたので、お知らせ致します。

防災行政無線の夕方(午後5時)のチャイムを「フジファブリック」の曲、「茜色の夕日」のチャイム音に変更します。
     【放送日:平成25年12月20日(金)~26日(木) 各日17:00】


詳しくは、富士吉田市役所のホームページ、富士吉田市役所公式Facebook「cocofuji」をご覧下さい。
富士吉田市 市役所職員若手プロジェクトによる夕方のチャイムの変更について

富士吉田市役所公式Facebook 「cocofuji」

富士吉田市役所若手職員のお一人である同級生が中心となり、企画された今回のチャイム。2012年12月、2013年7月に続き、三度目を迎えます。
同級生からのささやかなプレゼントとして、ファンの皆様の心に届きましたら幸いです。

今年は企画展等、特別なイベントはありませんが、あの富士吉田の空気、風、光、山、水、人、すべてが実は何よりも特別なんだということを、ファンの皆様に感じて頂けたらと思います。

「陽炎」の路地裏。
「ペダル」の街角。
「浮雲」のいつもの丘。
「記念写真」の校舎。
「黒服の人」の寒い日。
そして、「若者のすべて」の「夕方5時のチャイム」。

志村正彦君を愛するファンの皆様は、街の其処此処でふとフジファブリックの楽曲の原点を感じて下さることと思います。

志村君の愛してやまなかったふるさと、富士吉田。
ぜひ正彦君を、感じてみて下さい。

Thursday, 14 November 2013

「路地裏の僕たち」からのお知らせ 12月の志村正彦君関連のイベントについて



この一月ほど、私のブログに2013年志村正彦展についてのお問い合わせが多数寄せられ、年々増えていくフジファブリックファンの数と、皆様からの高い関心度を、日々実感しております。

メールをお送りくださいました皆様、ありがとうございました。

志村君の同級生を中心に富士吉田で結成された「路地裏の僕たち」が、これまでの志村正彦展を主催してきたのは、ファンの皆様もよくご存知のことと思います。私もこのブログや現地での支援を通じて、活動に参加させて頂きました。

そこで先日、年末に志村正彦君関連のイベントについて、「路地裏の僕たち」のメンバーに確認させていただきましたので、皆様へお知らせ致します。

2013年12月、「路地裏の僕たち」は、過去二年間にわたり行ってきた志村正彦君思い出の品々の展示を含め、一切のイベントを行う予定はないそうです。
富士吉田市に流れる夕方のチャイム(防災無線)に限りましては、市役所の方で現在、日程、曲名等、調整中のようですので、詳細が決定され次第、このブログにてお知らせ致します。

路地裏の僕たちからのメッセージを、併せてご紹介させていただきます。


路地裏の僕たちからファンの皆様へ
イベントなどご期待下さっていた皆様には大変申し訳なく思っていますが、今年はチャイムのみの変更させて頂きます。
ファンの方々がこの忙しい時期に、遠くはるばる富士吉田まで足を運んで下さることに、心から感謝感謝感謝です。

二年続けてきた展示会にいらっしゃれなかった方も、たくさんいるだろうし、まったく同じような展示でいいので、続けて欲しいという意見もあるかと思います。

皆様からの温かいメッセージや思いが、路地裏の僕たちの原動力になっていることは間違いありません。

これまで、自分たちのできる範囲で活動してきました。
何もない富士吉田ですが、これからも背伸びせずにありのままの自分たちで、皆様をおもてなしできたらいいなと思っています。

よろしくお願い致します。



Tuesday, 29 October 2013

志村正彦君と花


2013年10月4日掲載記事「ないものねだり」の続編です。

志村君の書く歌詞の中には、「星」「月」「虹」「陽炎」など多くの自然に関する言葉が登場しますが、「花」はその中でも特別な位置を占める単語のような気がします。

「花」は元来、芸術作品のモチーフとして取り上げられることが多く、様々な分野の芸術家にインスピレーションを与えてきましたが、音楽の一ジャンルであるロックにおいても例外ではありません。

ジャパニーズ・ロックで、「桜」を歌った曲の数だけを考えてみても、「花」がいかに作り手の心を動かし、曲を通して聞き手の心を動かすかは、想像に難くありません。

先日、たまたま車の中で、槇原敬之さんの「世界に一つだけの花」を耳にする機会がありました。この曲は、SMAPがカバーしたり、紅白で歌われたりと広く世間でも知られている曲ですが、今まで一度も歌詞を意識して、じっくりきいたことはありませんでした。

「ないものねだり」に歌われている花について、ちょうど考えていた時期だったので、各作詞家の歌詞に登場する「花」がどのように表現されているのか、大変興味がありました。


「世界に一つだけの花」には、まず「花屋の店先」に並ぶ売り物としての「花」が登場します。「ひとそれぞれ好みはあるけど」「どれもみんなきれい」に咲いています。

栽培方法や季節、需要と供給のバランスなどにより、人間によって値段が付けられ、商品として価値を見出された花たちばかりです。

そんな人間の都合は関係なく、花たちは「誰が一番だなんて」いうことは気にもせず、お互い「争うこともしないで」、バケツの中で一輪一輪「しゃんと胸を張って」店頭に並んでいます。

「頑張って咲いた花はどれも」「きれいだから仕方ない」のですが、どの花を買おうかと悩んだ末に、「色とりどりの花束」を抱えて出てきたお客さんの「嬉しそうな横顔」。

その「嬉しそうな横顔」は、あの日、「誰も気づかないような場所で」「咲いて」いた、名前も知らない花がくれた「笑顔」を瞬時に思い起こさせます。人間の笑顔をみて、花が僕にくれた笑顔を思い出したのです。

花と人間とを照らし合わせ、人間のもつエゴに疑問符を投げかけ、「そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種をもつ」「その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい」、そして「一つとして同じものはないから」「No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly One」と締めくくります。


「現実感のある言葉を用いて、観念的な言葉は直接使わない」という、槇原さんが歌詞を書く基本スタイルがそのまま貫かれ、彼の価値観や人生観がわかり易い言葉で表現されたこの曲は、槇原さん自身が、「ライフソング」と呼び(生きることや人のアイデンティティを深く掘り下げたもの)、当時の世相を反映したこともあって2003年に、大ヒットしました。

槇原さんの描く華々しい印象を与える「花」。対照的に咲いているのがフジファブリックの「花」たちのような気がします。

まずは「花屋の娘」で、「そのうち消えてしまった」「あの娘」。その雰囲気は「野に咲く花の様」で、「僕」はその娘を「菫(すみれ)」と名付けます。

「花」に出てくる「つぼみ開こうか迷う」花。
「赤黄色の金木犀」に出てくる「金木犀」。
「ペダル」に出てくる「だいだい色 そしてピンク」の「咲いている」花。
「ないものねだり」に出てくる「路地裏で咲いていた」花。
「蜃気楼」に出てくる「鮮やかな」花。
「ムーンライト」に出てくる、「惑星を眺めつつ」植えたい花。

様々なところで登場する「花」たちですが、志村君の書く「花」は何か共通のものを感じます。

今日の一曲は、「花屋の娘」。独特な雰囲気をもつこの曲に、打ちのめされたファンも少なくないでしょう。

Friday, 18 October 2013

2013年 夏のチャイム 「茜音色の夕日 ふじよしだの空は輝いています」 最終レポート


(当日の空 新倉浅間神社にて撮影)

2013年7月14日(日)

この日も朝から晴天に恵まれ、気持ちのよい夏空の下、志村正彦君にとって特別な場所、三国第一山 新倉浅間神社(山梨県富士吉田市新倉)、通称「忠霊塔」でイベントが開催されました。

本番を控えて、出演者全員で本殿前にてお参り。

出演バンドはほぼ前日13日と変わりませんでしたが(本城さんと、中西さんがご都合により欠席。)、地元富士吉田の桑原さんと、フランスからいらしたショーン・レノー君が仲間に加わってくれました。

大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんの中に入って、ショーン君はフジファブリックの曲の中でもファンが多い「タイムマシン」を、見事ピアノ独奏してくれました。
(ショーン君はお客様のアンコールに応えて、二度演奏して下さいました。)

演奏の模様は、NHK「まるごと山梨」(7月23日に山梨地域限定で放送)と「情報まるごと」(8月1日に全国ネットにて放送)でも放送されましたので、ご存知の方も多いと思います。


その後TwitterやSNSなどのネットでも、人気を集めているあのフランスのショーン君。出演した感想を、寄せてくださいました。
「富士山と志村くんに近いあの神社で弾けて、よかったです。
僕は一人で弾いたので緊張しました。
たくさん間違えてしまったけれど、好きな曲を弾けてうれしかったです。」

Sean Lenoir
ショーン君は会場入りしたのが遅かったため、ほとんど練習もできずに臨んだステージでしたが、胸を打つ素晴らしい演奏でした。

志村正彦君が遺してくれた曲は、こんなにもいい曲ばかりだったかと思いながら各バンドの演奏を聞いていましたが、ショーン君の弾く「タイムマシン」を聴いていたら、自然に涙が出てきました。

優しい音色で始まる出だしから、あのメロディの旋律を奏でるピアノの音。
平凡な幸せに憧れ、悩みぬく日日を歌った歌詞。

志村君の声がピアノにのって聞こえてくるようで、なんとも切ない気持ちになりました。彼の不在が、胸をしめつける瞬間でもありました。

ショーン君の奏でるピアノは、まっすぐ私達の心に響いてきましたよ。
ショーン君、どうもありがとうございました。

(桑原真弘さん)




このほかの出演者も、感想を寄せて下さいました。(順不同、敬称略)

(尚、私の不手際より、感想を頂戴することができなかった出演者の皆様、この場に掲載できず、大変申し訳ありません。連絡先を持ち合わせていない等、諸々の理由により、掲載叶いませんでした。謹んで、お詫び申し上げます。)

(本城さん、下吉田倶楽部でのお写真を使用させて頂きます。)

本来志村さんの故郷へ足を踏み入れる事ができただけでも嬉しいのに、その地でフジファブリックを唄い、そしてギターを弾かせていただいたという事は本当に自分の誇りです。
志村さんが富士五湖文化センターでのLIVEで語った“今までの事は報われた”という事を、恐縮ですが僕も思いました。
僕も音楽がしたくて、生まれ故郷の鹿児島を出て名古屋に行きました。そして志村さんと同じように、大人になっていく友達をいつの間にか羨ましく思ったりもしました。そんな自分にもずっと苛立ちを持っていました。

しかしながら、ファブリック専務バンドを組み、その結果下吉田でのLIVEに出演ができ、富士吉田の方々の優しさやフジファブリックへの思いが伝わり心一杯演奏をすることができました。
緊張もしたのですが、僕の目の前には高校の時に同じ部活で青春を過ごした親友2人と、その後ろに志村さんが乗っていたバイクなどがあり、そのバイクに肩肘立てて志村さんが観ているのではないかと思い感情のバロメーターを振り切って演奏ができました

志村さんが生まれた場所に行けただけでも幸せですが、その地でギターを弾いて、唄を歌えて、言葉にならない幸せとフジファブリックを感じることができました。ありがとうございました。」
フジファブリック専務バンド 本城靖明


先日は皆様のお陰で、普段体験できない環境で無事楽しく演奏をさせていただくことができました。
志村さんも少しでも喜んでくれてたらいいなぁ…と思います。
こんなに素敵なイベントを企画・運営してくださった皆様、素敵な演奏を聞かせてくださった共演者の方々、驚くほどのお心遣いをくださったご家族の皆様、温かく見守ってくださったお客さま、本当にありがとうございました!」
サムライ祭り。があるので今日は定時で帰りたいです。すいません部長。


(namellowさん、14日は私がステージ裏で準備中だったもので、お写真の撮影ができませんでした。前日のお写真にて、失礼致します。)

「メンバーみんなで話していましたが、改めて富士吉田の方々、志村さんを想う方々の暖かさが素敵だと実感できました。
また、神楽殿では、マッチレスのアンプにギブソンを繋いで志村さんの残した目印シールのセッティングのままに音を出してみたときと、東京FMの茜色の夕日をあの場で聴いたとき、本当に志村さんが目の前にいるような感覚を覚えました。

本当に、夢のような2日間でした。ありがとうございました!

僕個人としては、実は喉の調子が最近あまりよくなかったことを懸念していたのですが、神楽殿では練習よりずっとうまく唄えました。
もしかしたら志村さんが手助けしてくれたのかな。なんて都合良いように思ったりしています笑」
namellowの唄い手 はみんぐばーど


「非常に楽しい日が過ごせました。
1日目は、緊張し、志村君のファンの皆様の前で、演奏を間違わないようにだとか、歌詞を忘れないようにだとか、もうテンパっていまして訳も分からず終わってしまいました。
夜、ふと考えたんです、楽しかったなーって、でもこの楽しさを与えてくれたのは、
志村君がいて、フジファブリックがいて、ファンがいて、家族がいて、スタッフさんがいて
なんかもう、お陰様がありすぎてありすぎて、俺ってどうしようもねーなーなんて思って、
ありがとうございましたと、こころで唱えました。
2日目は、ふわふわと雲の中にいるような気分で、続々とファンの方たちがあの坂道を上ってくる姿を見て、イヤーほんとスゲーって これだけ人の心を動かす志村君の存在がスゲーって、みんな気を付けて帰ってねーとか、もうそういう言葉がひびきまして
ほんと勉強になりました。
ありがとうございました。」
藤本マリオ


「前回に引き続き僕達が出演できたのは本当に沢山の方々のおかげなんだというのをずっと考えていました。本番の前後はあまり気持ちに余裕もなくそんなに気が回らなかったのですが、終わってから一人になった時に企画や準備、片付け、富士吉田に集まってくれた人達に改めてお礼を言いたいと思いました。
僕達はわずかな時間で、しかもちょっと恥ずかしい演奏でしたが、このイベントに参加できた事にとても感激をしています。

同じ地元という事を抜きにしてのめり込んだ15歳の時、あの時から憧れてばかりです。
そんなただの一ファンですが、参加させて頂き本当に皆さんに感謝しています。そして何よりも志村正彦さんに感謝しています。
人生を変えられました。

どうもありがとうございました。」

Fox Pharmacy 渡邊大地

アコースティックギター二本で出来ることは限られていますが、フジファブリックの魅力の一つは楽曲の振り幅にあると思うので、今回は色々なタイプの曲に挑戦してみました。フジファブリックの曲は決して簡単ではありませんが「つい弾きたくなる」フレーズが多く、どれも大好きな曲です。

沢山のフジファブリックファンの前で演奏させて頂きましたが、自分たちも、たまたま少し楽器をやっているだけのただの一ファンなので、ものすごく緊張しました。失礼のないように沢山練習してきたつもりですが、本番となると間違ってしまった所も多かったと思います。それでも演奏が終わった後は、皆さん温かい拍手を下さって本当に嬉しかったです。

色々な人のお陰で、いくつもの貴重な経験が出来た三日間でした。本当にありがとうございました。

僕はフジファブリックのお陰で音楽の楽しさを知って、それからどんどんのめり込んで今に至ります。民生さん、GREAT3、TRICERATOPS、メレンゲ、スパルタローカルズ…もちろん洋楽も、沢山の素敵な音楽を志村さんに教えて頂きました。

それだけで十分感謝なのですが、色々な出来事が重なり、いつしか自分も音楽を志すようになりました。

以前、僕は生意気にも『僕にとって志村さんは、志村さんにとっての民生さんです』とメッセージノートに書いたことがあるのですが、その言葉が誰にとっても失礼にならないように、これは決して簡単なことではないと思いますが、一生懸命努力していきたいと思います。
Fox Pharmacy 三橋亮太

会の最後に私が、志村家の皆様からファンの皆様へのメッセージを代読させて頂きました。

いつもは決して表舞台に立つことのない志村家の皆様ですが、「いつも遠くからお墓参りに来て下さるファンの方々に、常々お礼を伝えたかった。本来ならば一人一人にお礼を言いたいけれど、なかなかそうもいかないので、この機会を通して皆様へ気持ちを伝えたい。」というご意向から、実現致しました。

ご家族からの丁寧な感謝の言葉と、正彦君のご友人からの手紙を紹介させて頂きました。2006年の7月頃、「地元にいつか帰りたいけど、しっかり音楽で恩返しできるまでは帰れない。いつかは地元でスタジオを開いて、若いミュージシャンを応援してあげたい。」と、志村君はご友人に語っていたそうです。(ご友人のお手紙より)

夢が叶うことはなかったけれど、遥かなる時と距離を越えて、志村君の思いはあの日の私達に届きました。ただただ、「ありがとう」を言いたいです。
志村君、どうもありがとう。

叶うことのなかった夢へ会場中が思いを馳せていた時、ご家族が大切に保管してあったテープが流されました。2005年、FM 東京で放送された、志村君の奏でるアコースティックバージョン「茜色の夕日」でした。ご家族から会場に集った皆様への、心のこもったプレゼントでした。


志村君の歌声が聞こえてきた時、フジフジ富士Qの最後に「若者のすべて」が流れてきた時と同じ気持ちになっていました。
彼の音楽と歌詞に、そして彼の真面目な人間性と純粋な心に、これからも多くの人が魅了され続けていくと思います。

「世界の皆さんに、フジファブリックの音楽の素晴らしさをご紹介する」というのがこのブログの趣旨ですが、志村正彦君が彼の楽曲の中で、彼を大好きなファンやミュージシャン、ご友人、ご家族の中で、今までもこれからも、ずっとずっと生き続けていることをお伝えできるブログでありたいと思います。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。志村君自身のような曲です。

Friday, 4 October 2013

「ないものねだり」

ちょっと一息。

「偶景web」に、「一番美しいもの」という記事が、アップされました。2013年9月29日 「一番美しいもの」
藤谷怜子さんのいう「ああ、ここには人の心の一番美しいものがある」という文章に、とても感銘を受けましたのでご紹介致します。

4th アルバム「Chronicle」の中でも、
「僕個人的には、"ないものねだり"が好きです。」(「東京、音楽、ロックンロール」2009年5月20日付日記)、
「(Chronicleの)どの曲もいろいろな形でそのことを歌ってるんですけど、この曲に一番集約されてると思うから」(「FAB BOOK」p96)、
と志村君自身も評していた「ないものねだり」。


全体的にそれほどダイナミックな抑揚もなく淡々と続くメロディーに、これまた淡々とした歌詞。


『ないものねだり』の「僕」は「気持ち伝える」のに悩み、「大事なところ間違えて」、「膨大な問題ばかりを抱えて」いる。いつの日も「あなた」に悩ませられている。うまくいかない、カッコわるい、そんなことばかりがあって、ありたい自分とのギャップにないものねだりを繰り返している「弱い生き物」だと自己評価している。(「偶景web「一番美しいもの」213年9月29日付記事より抜粋)
様々な交錯する中、「いっそ笑ってよ」と自虐的にまでなっている中、肩の力がちょっとだけ抜ける帰り道。

「路地裏で咲いていた 花の名前はなんていうんだろうな」と、「僕」はふと考えます。

路地裏に咲いている花は、きっと世でいう「雑草」の類と思われます。
雑草というものは、通常作物に害をもたらし、人間活動で大きく撹乱された土地にも自生できて、普通に身の回りに生えている植物と考えられています。

藤谷さんのいう「名もなき」という言葉が、まさに適用されてしまう植物であります。

でもいろいろな思いが錯綜する「僕」が、ふと眼を向けた先は、お花屋さんに並ぶ高価なガーベラやバラなどではなく、「雑草」に咲く花。
ここに志村君の感性が、詰まっていると思います。


雑草は、人間が勝手に考えた分類法により分類され、「雑草」と看做されただけのこと。名前自体も、所詮人間が勝手につけただけで、どのような名を付けて人間が呼ぼうが、そのものがもつ本質は何も変わらないはずです。

「帰り道に見つけた 路地裏で咲いていた 花の名前はなんていうんだろうな」

「ペダル」の出だしにある
「だいだい色 そしてピンク 咲いている花が
まぶしいと感じるなんて しょうがないのかい?」にも、同じ響きを感じます。

「咲いている花」というのですから、切花として花屋さんで売られている花ではなく、やはり野に咲く花なのでしょう。


物事の本質を純粋にみていた志村君の価値観と鋭い感性が、またそれが素直に表現される歌詞が、今の世知辛い世の中で多くの人に求められ、心によりそってくれているのでしょう。
またそれは、フジファブリックの曲の原点ではと思いました。

藤谷さん、美しい文章で綴る記事をどうもありがとうございました。
志村君、すばらしい音楽をいつもありがとうございます。

2013年 夏のチャイム 「茜音色の夕日 ふじよしだの空の星は輝いています」 レポート2

タイへ帰ってまいりました。
私事が多忙を極め、長期にわたりブログ記事が書けませんでしたこと、お詫び申し上げます。

2013年の夏は、まさに「志村正彦の夏」と呼ぶにふさわしい、志村君一色の夏でした。その夏が終わり、山梨はもう朝晩かなり涼しい(寒い?)ときいております。
今日の富士吉田の最高気温は、15度!雨も降って、寒い一日になりそうです。

果物の甘みをつくるためには必要不可欠な寒暖の激しさですが、人間にとっても過酷な気候であることは、間違いありません。
日本の皆さん、体調崩さないようにお気をつけください!

そういえば先日、富士北麓でも寒さに強い桃の品種を栽培するとのニュースを、山梨日日新聞朝刊で目にしました。
「北麓の桃富士山土産に」 山梨日日新聞 2013年10月1日(火)

「富士五湖・富士山エリア(郡内)は、そのまま山梨代表のリゾート地でいて!」という気持ちになるのは、私だけでしょうか!?

さて、前回からのライブレポートを続けます。

前述の理由により、イベントからかなりの時間が経過してしまいましたので、スタイルを一新してお伝えしたいと思います。

2013年7月13日(土)
下吉田駅構内 下吉田倶楽部にて行われたライブの模様の続きです。

3.藤本マリオ with per だいぴん

トロピカルな感じにアレンジされたフジファブリックの曲をきいたは初めてでしたので、新鮮でした。
「若者のすべて」
「桜の季節」
「茜色の夕日」


4.中西たまき

東京からいらしたファンのお一人で、飛び入り参加。地元の人間には思い入れが深いこの曲を、歌ってくださいました。
「夜汽車」


5.フジファブリック専務バンド より Gt & Vo本城靖明

名古屋に拠点をおくバンドで、フジファブリックのカバーをしています。この日、一日だけの参加でしたが、ファンの間で人気のある曲ばかりを演奏して下さいました。
「MUSIC」
「桜の季節」
「茜色の夕日」
「笑ってサヨナラ」

6.Fox Pharmacy Gt & Vo渡辺大地 Lead Gt三橋亮太

以前、山梨日日新聞の記事に取り上げられたことのあるお二人は、(「『フジファブ』志村 富士吉田でしのぶ 心つなぐ故郷のチャイム」2013年1月8日付記事)2012年12月に富士五湖文化センター(市民会館)でのライブに続き、二回目の出演。大地くんは、富士吉田の出身です。
独特な選曲が、目を引きました。

「NAGISAにて」
「Chocolate Panic」
「ベースボールは終わらない」
「まばたき」
「水飴と綿飴」
「地平線を越えて」
「ロマネ」



7.サムライ祭り。があるので今日は定時で帰りたいです。すいません部長。  Ba大平洋右 Drはまてふ Vo & Gt田村優華

鮮やかな三色のはっぴを着て登場した三人。フジファブリックの曲を女性ボーカルで聴くのが初めてだったので、こちらも印象的でした。

「桜の季節」
「Sugar!!」
「Birthday」
「若者のすべて」


8.namellow
Voはみんぐばーど Gtやまむ Ba桂 Keyこうしゅ☆ Flことやよ Cajonあいぼりー Designすぺ(marie sawada)

こちらのバンドも、2回目の志村正彦展ライブに続き、二回目の出演。今回の出場バンドの中で一番メンバーの人数が多いだけあって、折り重なる音の深さが響きました。

「ルーティーン」
「消えるな太陽」
「陽炎」(アコースティック・バージョン)
「虫の祭り」
「若者のすべて」
「虹」



演奏終了後、興奮冷めやらぬまま出演者、地元の方達、全国から集まってくれたファン、イベント関係者全員で、下吉田駅の前にあるロータリーに出て、立ち話など楽しみつつ、待つこと20分程だったでしょうか。

夕方5時。
駅前に設置してある防災無線のスピーカーから、チャイム音に編曲されたフジファブリックの代表曲「茜色の夕日」が、流れました。2分7秒に集約されたあのメロディーが、暮れゆく富士吉田の街に響きわたり、そこに集まる一人一人がチャイムに思いを馳せていました。

2008年、市民会館で行われた凱旋ライブの時、「茜色の夕日」を歌う前に志村君が思い詰めた顔をして語ったMCのことを思い出し、こういう形ではありましたが、富士吉田市民の皆さんに彼の大切な曲が届いたことにより、志村君の夢が少しだけ叶ったような気がしました。

彼の作った曲が世代を問わずファンを魅了し続ける理由は、いろいろあると思います。
その中でも、独特な音楽と言葉を通して表現される「日本人のもつ普遍的な感情や感性」は、フジファブリック最大の魅力であり、曲がリリースされて何年経っても色褪せることなく、かえって深みを増し、聴き手の心に取り込まれた瞬間から、じわじわと(ここがまたフジファブリックらしい!)ブイヨンがきいていき、皆を虜にしていくのです。

次回は、2013年7月14日(日)忠霊塔での様子です。

Friday, 2 August 2013

NHK全国放送 無事終了しました

「情報まるごと」 フジファブリック 志村正彦君特集(2013年8月1日(木)午後2時5分より)、無事放送終了致しました。

番組情報を告知してから、あまり時間的猶予がありませんでしたが、皆様、ご覧になれましたでしょうか。
ご覧になった方は、どのようなご感想をおもちになりましたか。

「見逃してしまいました!再放送の予定はありますか。」

「素晴らしい内容でした。志村君のお部屋を見られて、感激しました。」

「もっと長い時間の特別番組に発展することを、強く要望致します。」

等々、どのようなことでも結構です。

今回、異例の速さで全国放送が決定したのも、ファンの皆様が甲府放送局に要望メールをお送り下さったからです。

視聴者の皆様からの反響によっては、もっと長い時間の特別番組などを含め、よりステップアップしたものに発展する可能性も十分あります。

今回の放送に関するご意見・ご感想・ご要望・メッセージを、ぜひこちらのメールアドレスにお送り下さい。
NHK 「情報まるごと」番組へのメッセージ

NHK甲府放送局へのご意見・お問い合わせ メールフォーム

前回の記事にも書きましたが、この番組が素晴らしかった理由の一つには、志村君という題材がよかったことに加え、番組を構成・編集なさったディレクターさんの功績が大きかったと思います。足繁く富士吉田に通い、正彦君を直接知る関係者を長時間費やして取材し、彼の人物像と生き様を正しく理解して、ありのままの姿を伝えようと頑張って下さったディレクターさんのお力は本当に大きかったと思うのです。

心からのありがとうを、伝えたいと思います。

私事ですが、NHKの番組で当ブログ「Fujifabric International Fan Site」が放送されましたことを時機と捉え、本日からユーザーネーム「バンコクのジャックラッセル」改め、本名 杉山麻衣の名で運営していきたいと思います。

私のブログも、この8月で3年目を迎えることができました。

これも偏に、読者の皆様のおかげと感謝しています。

この3年の間、実にいろいろなことがありました。
富士吉田の皆様からのご厚意で、志村正彦君に関するさまざまなイベントに携わらせて頂くという幸運にも恵まれました。

志村君と同郷の人間として恥じることが無いよう、これから変わらず日本中、世界中の皆様に、フジファブリックの音楽と志村正彦君を伝えていきたいと思います。

今日からまた心新たに、頑張る所存です。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

Wednesday, 31 July 2013

NHK全国ネット 放送決定!

フジファブリックファンの皆様、朗報です!

2013年7月23日(木)にNHK甲府で放送された志村正彦君の特集番組が、全国で放映されることが決定致しました!

詳細は以下の通りです;

2013年8月1日(木)
NHK総合 午後2時5分から55分
「情報まるごと」内 いちコーナー
NHK Online 情報まるごと ホームページ


NHK甲府放送局の情報は、こちらです。
NHK甲府放送局 「NHKからのお知らせ」

左下の「NHKからのお知らせ」からクリックすると、こちらへリンクします。
「がんばる甲州人」


前回、山梨県限定で放送されたため涙をのんだファンの皆様、お待たせ致しました!想像以上の早さで、全国放送が決まりました。

これもNHK甲府にメールをお送り下さった皆様の熱意以外の、何ものでもありません。
私のブログ記事を拡散して下さり、要望メールをお送り下さったファンの皆様、本当に本当にありがとうございました。

新譜とライブが主になっている現代日本のミュージックシーン。志村君が関わる新譜も、出演するライブもなくなってしまった今、こうして何か新しい動きがあるということが、ファンの一人として素直に嬉しいです。

もう一つ特記すべきは、足繁く富士吉田に通い、正彦君を直接知る関係者を長時間費やして取材し、彼の人物像と生き様を正しく理解して、ありのままの姿を伝えようと頑張って下さったディレクターさんの功績です。ありがとうございました。

変わらない愛情と優しい眼差しをもって、いつも記事を書いて下さる山梨日日新聞 沢登記者はじめ、このような方々とご縁があったことは、志村君の引き寄せた幸運であると私は思います。

過大でも過小でもなく、飾らない志村正彦君の姿が、この番組にはあります。
大好きだったふるさとを後にし、東京での活躍を夢見て、ひたすら努力した純粋な姿。そしてそれを決して忘れることのない、富士吉田にいる彼の周りの人達。

山梨の地で取材され、放送されたからこそ可能となった番組を、ぜひご覧下さい。

ファンの皆様、時間的に猶予がないため、敏速な情報拡散を、どうぞよろしくお願い致します!


Tuesday, 23 July 2013

まるごと山梨 「がんばる甲州人」 志村正彦君出演

山梨県在住のフジファブリックファンの皆さん、今日の「まるごと山梨」をご覧になりましたか。
どのような感想をお持ちになりましたでしょうか。

詳細はこちら。
NHK甲府 がんばる甲州人

過去に山梨県のテレビで、志村正彦君に関するイベント(企画展や防災無線のチャイム等)がニュースとして取り上げられることはあっても、このような形で特集されたことは初めてだったので、山梨県民に志村君を知ってもらえる素晴らしい機会になったことは間違いありません。

足繁く富士吉田に通い、一週間以上にわたる綿密な取材を行って、志村君を直接知る関係者やフジファブリックファンと交流し、過大でも過少でもなくありのままの「志村正彦」を感じて下さったディレクターさんだったからこそ作りえた番組だったと思いました。
中央では決して作ることのできない、地元感あふれる温かい内容でした。

感謝の気持ちでいっぱいです。

今回は、NHK甲府放送局の管轄内のみの放送となりましたが、
「他県でもみられるように、お願いします。」
などのご意見・ご要望を、NHK甲府で受け付けております。

「これを機に、もっと長時間の特別番組に発展させて下さい。」
「オンデマンドでの購入が、できるようにしてください。」

等のご要望だけでなく、今日番組をご覧になったご感想も、どしどしメールでNHK甲府宛にお送り下さい。
番組への反響が大きければ大きいほど、また違った展開へとステップアップすることが大いにあり得るからです。ファンの皆様、拡散よろしくお願いします!

ご意見・ご要望・ご感想などは、こちらのメールフォームへ、直接お願い致します。
甲府放送局へのご意見・お問い合わせ メールフォーム

志村君、おめでとう。
アナウンサーが、志村君のことを「山梨の誇り」と言っていたね。
あなたは、今までもこれからも、ずっとずっと私達の誇りです。

Monday, 22 July 2013

NHK甲府 志村正彦特集決定のお知らせ

志村正彦君に関する最新情報を、お知らせ致します。

毎日(週末を除く)18時10分より、NHKテレビ(甲府放送局)で放送されている夕方のニュース番組「まるごと山梨」で、2013年7月23日(火)、志村正彦君が特集されることになりました!

詳しくはこちらをどうぞ。2013年7月23日(火) NHK甲府放送局 まるごと山梨

「まるごと山梨」は、県内ニュースをはじめ、注目トピックスを取り上げる地元密着型のニュース番組です。この番組内の或るコーナーで、フジファブリック 志村君が特集されることとなりました。

一日の疲れを癒しつつ、ほっと一息つく夕食前、今日一日の出来事を知ろうと、多くの山梨県民が見る番組であります。ここで志村君が取り上げられることに、とても大きな意味があると私は考えています。

まず地元NHK甲府放送局が、全国ネットとは違った独自の視点から志村正彦君をみてくれること。ふるさとを愛した彼が題材だからこそ、地元放送局ならではのアプローチが可能なのではないかと期待しています。また多数の山梨県民が見る番組ですので、志村正彦さんへの県内注目度が上がるのではないかと思っています。

この「まるごと山梨」は、NHK甲府の管轄地である山梨県での放送のみとなるため、基本的には県内での視聴のみとなります。

県外に住むファンの皆様、申し訳ありませんがこの件について、
「どうしたら他県でも見られますか。」
「オンデマンドでも視聴は可能ですか。」
「録画したDVDを、購入することはできますか。」

等々、甲府放送局に問い合わせることはご遠慮ください。
ご理解のほど、よろしくお願い致します。

山梨県のファンの皆さん、ぜひ拡散よろしくお願い致します!

Monday, 15 July 2013

2013年 夏のチャイム 「茜音色の夕日 ふじよしだの空の星は輝いています」 レポート1


2013年 夏のチャイム 「茜音色の夕日 ふじよしだの空の星は輝いています」

無事終了致しました。

イベントに参加して下った皆様、貴重な休日に富士吉田の地までいらして頂き、ありがとうございました。防災無線のチャイムとライブは、いかがでしたでしょうか。

そしてイベントには来られなかった皆様、今日から始まるライブレポートを読んで、当日の感動を感じて下さればと思います。
では、ライブレポート始めたいと思います。

2013年7月13日(土)

御坂峠にある新御坂トンネルを抜け、下りのカーブを数回曲がると「富士見橋」という橋があります。運が良いと、ここから裾野を広げた大きな富士山が見えますが、夏は水蒸気が上がり見えずらいことも多いのですが、この日はとてもきれな夏の富士が迎えてくれました。

甲府生まれの私達でも、郡内で眺める富士山は特別です。何層にも重なり合う山並みのせいで、甲府盆地からは富士山の頭の先しか見えないのです。裾野を左右に悠々と広げるその雄大な姿に、毎回ハッとさせられます。そして瞬時に、山梨に生まれたことを感謝します。

この日、路地裏の僕たちのメンバー4名が、NHKのど自慢の予選に出場することとなり、会場である富士五湖文化センターに向かいました。曲目はもちろん、「茜色の夕日」です。

今回あつらえた「路地裏の僕たち」Tシャツに、志村君の帽子を頭に被って登場した4人は、大舞台にもかかわらずリラックスした表情で、あの難しいメロディーを見事に歌いあげました。

志村君の凱旋ライブが行われたのと同じ会場かと思うと(改装前、改装後という違いはありますが)、感無量でした。

結果は残念ながら落選してしまいましたが、当日観覧した数少ない証人として、4人の歌う「茜色の夕日」は最高だったということを、ここに記しておきたいと思います。NHKの規則により、会場での写真・動画撮影が禁止されていたため、当日の様子を映像や音声でご紹介することはできませんが、出演メンバーの行き場のない気持ちをカメラに納めておきましたので、ご覧下さい。


午後2時から、下吉田駅に併設されている下吉田倶楽部というカフェで、フジファブリックの音楽と志村君を愛するミュージシャンが出演するライブが行われました。下吉田倶楽部では今回唯一の展示物として、志村君が東京で乗っていたバイクと自転車が展示されました。

志村日記にも登場する、一度盗まれてまた返って来たという伝説のバイク。そう、志村君をプチセレブにしたあのバイクです。



1. トップバッターは、伊藤進さんがボーカル・ギターを務める「富士五湖アコースティッククラブ」です。

セットリストは以下の通りです。

「若者のすべて」
「花」
「茜色の夕日」

いわゆるフジファブリックの代表曲と世で言われる「若者のすべて」「茜色の夕日」(ご存知のように、両曲共に富士吉田市の防災無線のチャイムになりました)に加えて、野原に咲く小さな花のような魅力をもつ「花」を演奏して下さったところに、感激しました。

13日には、計4組のバンドが今回のテーマソングである「茜色の夕日」を演奏してくれましたが、各違った個性があり、それぞれに良い味を出していました。富士五湖アコースティッククラブの奏でる「茜色の夕日」は、安定感と貫禄溢れるものでした。

2. 次は、東京から来て下さった「惑星シンゴウ」です。


ボーカル・ギターのi川ともみさんと、キーボードの相川友邦さんがご夫婦、ドラムスの相川優子さんが友邦さんの妹さんという、温かみあふれるファミリーバンドでした。

「茜色の夕日」
「Taifu」

を演奏なさいました。

「茜色の夕日」は、キーボードが上手に他の楽器をカバーしていて、メンバーが3人しかいなくてもそれほど違和感ない深みをだしていました。


女性ボーカルの「Taifu」は初めて聞いたのですが、あの音楽と歌詞を女性が歌うと意外なかわいさがあるということを発見。カワイイ。PVで走り続ける女の子を思い出させる疾走感がある歌い方が、印象に残りました。

次回は、「藤本マリオ with per だいぴん」「中西たまき」「本城靖明」「Fox Pharmacy」「サムライ祭り。があるので今日は定時で帰りたいです。すいません部長。」「namellow」(敬称略)について、お伝えしたいと思います。

Monday, 8 July 2013

広報7月号追加記事

先日の記事に関する追加情報です。

前回ご紹介した富士吉田広報7月号に、もうひとつ路地裏の僕たちに関する記事が掲載されていましたので、ここにご紹介致します。

富士吉田市 広報 7月号 その3

72ページ目に載っている、「人ひとコマ」です。
タイトルは、「夢中で駆け抜けた路地裏で思い出を紡ぐ 路地裏の僕たち」。

今回は、志村君の幼馴染である渡辺直さんと、音楽の道を共に志した渡辺隆之さんが、路地裏の僕たちのメンバーとして取材を受けました。彼の素顔を知る友人たちの貴重なお話ですので、ぜひご覧下さい。

正彦君は、「フジファブリック 志村正彦」になるずっと以前の姿のまま、メンバーひとりひとりの心の中に生き続けています。
「Teenager」をリリースしたのは2008年ですが、志村君が山梨を離れて8年経った当時でも、色鮮やかに富士吉田が「ペダル」のような曲の中に息づいているんだなと思いました。

フジファブリックの奥底に流れる空気を、富士吉田の地で感じていただけたら幸いです。

最後に、もうひとつ。

富士吉田市役所の公式facebook「cocofuji」に、「路地裏の僕たち」メンバー、市役所職員マサト隊長こと渡辺雅人さんが、チャイム変更のお知らせを書き込んでいます。こちら富士吉田市役所ホームページ トップページ右下にある「cocofuji」をクリックして下さい。

富士吉田市役所ホームページ トップ

facebookユーザーの方は、ぜひご利用下さい。

夏のイベントまで、あと少し。
富士吉田でお会いいたしましょう!

今日の甲府は、本当に暑かった・・・。溶けそうでした。
山梨にいらっしゃる皆さん、熱中症対策お忘れなく!

追伸
正彦君のご友人である直さん、隆之さん、雅人さんの苗字が、全て「渡辺」さんということに驚いた方もいらっしゃるかと思います。三人が特に親戚同士という訳ではなく、富士吉田では渡辺という苗字がとても多いので、銀行など公の場所では、苗字ではなく下のお名前で呼ばれることが一般的です。
以前、志村君がネットラジオでもこのお話をしていましたが、本当です。
富士吉田ミニ情報でした。

Wednesday, 3 July 2013

富士吉田市広報7月号&のど自慢予選出場決定



まずは読者の皆様に、お詫びをさせて下さい。

「明日、嬉しいお知らせを!」といいながら、記事の発表が遅れましたこと、心からお詫び申し上げます。楽しみに記事を待って下さっていたファンの皆さん、本当にごめんなさい。
予期せぬ仕事が次々と入るなか、「折角の記事を、きちんと書きたい。」と思い、いろいろ調べだしたら、思いのほか時間がかかってしまいました。

お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

「嬉しいお知らせ」第一報は・・・、山梨県富士吉田市の広報7月号に、志村正彦君に関する記事が掲載のニュースです!!

まずは、こちらの広報ウェブ版をご覧下さい。

富士吉田市 広報7月号 その1

富士吉田市では、6月27日に各ご家庭に配布されました。

表紙には「祝 富士山世界遺産登録」の文字と併せて、富士吉田市内で撮影された(忠霊塔からの景色でしょうか)美しい富士山の写真が掲載されています。

山梨、静岡両県では、1992年、自然保護環境グループによる「富士山を世界遺産とする連絡協議会」が発足して以来、多くの自治体はじめ企業が、富士山世界遺産登録の実現のために、長い間活動してきました。

1993から94年にかけては、ゴミなどの問題により、一時、候補地から外れたのですが、2005年には文化遺産として方針転換し、現在に至ります。
富士山に跨る富士吉田市と南都留郡鳴沢村(山梨県側)は、静岡県と共に世界遺産登録に向け、協力してきました。

たとえば、私が個人的に知っているお話をひとつ。
山梨の地方銀行では、預金をすると富士山世界遺産登録のために一部が寄付されるという、特定の口座も作られました。信金さんの従業員の皆さんが、毎年、富士山清掃のお手伝いを登山道で行っていたのも、直接銀行員の方から聞き及んでおります。

この富士山に関するニュースが、山梨県民、特に富士山麓の皆さんにとってどれほど大きなものであったか。まず皆さんにお伝えしたいと思います。

その上で、改めて広報の表紙を見ると、「応援ありがとう 富士山 世界遺産登録決定!」のすぐ後に、志村正彦の文字があることがどれほどすごいことが、感じていただけると思います。

正彦君の同級生で、親友の一人であった路地裏の僕たち実行委員の一人が、富士吉田市役所若手職員プロジェクトチームのメンバーであったことがご縁で、市役所の協力を得たことがきっかけとなりました。これが結果的に、志村正彦君を広く伝える活動に大きく貢献したことは、特筆すべきことだと思います。

これからも路地裏の僕たち、がんばってまいります!!


「嬉しいお知らせ」第二報は・・・、NHKのど自慢 in 富士吉田に、「路地裏の僕たち」の予選出場が決定したことです!これは、すごい!!めでたい!!

偶然にも、「茜音色の夕日 ふじよしだの空の星は輝いています」のイベント中である7月14日(日)に、富士吉田市ではNHKのど自慢が開催されます。会場は、あの市民会館(富士五湖文化センター)です。

不思議な縁を感じた「路地裏の僕たち」は早速応募し、なんと!葉書予選を通過したのです!

13日(土)の予選は、どなたでも観覧できますので、もしよろしかったら富士五湖文化センターに応援にいらっしゃいませんか。詳細はこちらです。
富士吉田市 NHKのど自慢 

無事に予選通過し、本番出場が決定しましたら、いち早くこのブログでお伝えします。

ちなみに14日(日)の本番には、入場制限がありますので、応援観覧することができません。ご了承ください。
ところでマサト隊長、みんなでどの曲を歌うの!?

Saturday, 29 June 2013

夏のイベント正式名 発表!



山梨に帰ってまいりました。
久々の山梨は・・・、寒い!
甲府にいながら、清里にいるようです・・・。朝晩は特に寒く、梅雨寒のおとといは、思わずハイソックスをはいてしまいました。

でもそんな涼しさはなんのその、今、山梨は富士山フィーバーで熱いのです!

まず、タイ国際空港のゲートに着いた時点で、日本人の皆さんが読んでいる新聞見出しの「富士山 世界遺産に登録」の文字に、ドキッとしました。
「いよいよ、富士山は世界の遺産として認知されるようになったんだ。これから色々大変だな。」という思いと、「でも、人間がなんやかや騒ごうとも、私たちの心の富士山は、何も変わらないのにな。」という思いが入り混じったまま、飛行機に乗り込みました。

日本に到着してからも、サービスエリアに設置されたテレビからは、「富士山 世界遺産登録」のニュースが流れていて、山梨に近づいていけばいくほど、のぼりや旗が増えていきます。最後に止まった談合坂SAでは、富士山型に盛りつけられた富士山カレーが、人気を集めていました。お値段は富士山の高さと同じ3776円と手が込んでいて、富士山フィーバーを実感しました。

山梨・静岡両県がこれから解決しなければいけない問題は山積みですが、美しい富士山を後の世代に残していくことが、私達の大切な使命だと思います。



さて、2013年7月のイベント正式名称が、路地裏の僕たち 実行委員会から発表になりました!

「『茜音色の夕日』― ふじよしだの空の星は輝いています」

そうです。

皆様お察しの通り、この夏のチャイムは、「茜色の夕日」です!
フジファブリックの代表曲であり、志村君の最も思い入れが深い曲でもあります。富士五湖文化センターで歌われた「茜色の夕日」は忘れることができない名演奏で、「Sugar!!」のシングルに特典でついてきたDVD、「FAB MOVIES」でも見ることができます。志村君のMCとご一緒に、ご堪能下さい。この曲への思いが、伝わってきます。

ファンにとっても、志村君にとっても大切なあの曲が、この度、チャイムになります。
富士吉田の地で、夕日を眺めながら聴く特別な「茜色の夕日」は、きっと大切な思い出になることでしょう。

そして、第二弾では昨年末に引き続き、「若者のすべて」が流れます。
夏空に響く「若者のすべて」に、歌詞を重ね合わせて聞いてみるのも、また冬とは違う趣があるのではないでしょうか。

防災行政無線のチャイムは、夏季は6時になりますので、ここにお知らせ致します。

第一弾 期間:2013年7月10日(水)~14日(日) 限定5日間 「茜色の夕日」
第二弾 期間:2013年7月25日(木)~27日(土) 限定3日間 「若者のすべて」

関連イベントは、以下の通りです;

★富士五湖アコースティックギタークラブなどによるライブ
①7月13日(土)「志村正彦を謳う会」
場所:富士急行下吉田駅構内 下吉田倶楽部 時間14:00~16:00

②7月14日(日)「志村正彦を謳う会」
場所:忠霊塔のある新倉浅間神社内 神楽殿 時間14:00~16:00

※下吉田駅、新倉浅間神社に、一部展示を行います。


明日は、もう一つ嬉しいニュースをお知らせ致しますので、お楽しみに!

Tuesday, 18 June 2013

俳句とロック?


最近、たまたま日本文化について考える機会が多くなり、アジア圏、ヨーロッパ圏の方々からいろいろな意見をおききすることができました。自国のことだからこそ逆に気付かないこと、知らないことも多く、とても勉強になりました。その中で、とても興味深いトピックがあったので、記事にしてみようと思いました。

それは、「俳句」についてです。

日本人であれば誰でも知っている俳句ではありますが、おさらいするつもりでお付き合いください。

俳句は五・七・五の17音で綴られる短詩です。世界でもっとも短い詩といわれ、その最大の特徴は、季節感にあります。

季語と呼ばれる季節を象徴する言葉を、一句に一つ(原則として)折り込むことにより、どの季節のことをうたっているのかが、読み手にわかるようになっています。季語ばかりを集めた「歳時記」には、春夏秋冬を表す言葉が並びます。ただし二十四節気をもとに季節を区分するため、現代の四季よりも一ヶ月以上早くなります。また、日本の四季限定なので、万国共通で使うことはできません。


たとえば常夏の地域(タイのような国)において、季語の数は日本に比べると大幅に限られますし、季語を用いたところで、それほどの情緒を生みません。それに反して、四季がはっきりとある地域では、効果的な表現法となるのです。

「切れ字」も、特徴のひとつです。
句の中にどこか一箇所、言葉の流れが止まる場所を作ります。
松尾芭蕉の有名な一句を、例としてご紹介します。


古池や 蛙飛び込む 水の音

この「古池や」の「や」が、切れ字といわれるものです。切れ字という表現方法を使うことにより、言葉と言葉の間に余白を生むことばできます。読み手に、言葉では表現されていない部分を想像させる「間」が生まれるのです。

日本文化・日本文学に精通しているドナルド・キーンさん(キーンさんについては、こちらをご覧ください。ドナルド・キーン)英訳を、併せてお読みになってみて下さい。

The ancient pond ―
A frog jumps in,
The sound of the water.

切れ字の生み出す「間」が、ダッシュ記号で見事に表現されています。

日本文化は、「間」に美しさを見出し、余白を楽しむ文化です。物事をはっきりと言わないでおくことを美とし、想像力を働かせることを楽しみます。それは能、歌舞伎、落語などの伝統芸能だけでなく、懐石料理の盛り付け方や和食器の絵付けにまで、影響をみることができます。

この一瞬の間こそが、聞き手の想像力をふくらませ、一人一人の思い描く情景を特別なものとし、深く心に刻み込まれるのです。

日本人の好む「簡潔さ」というのも、俳句の魅力の一つです。たった17音という音の中に、果てしない世界が広がるのです。


話が進むにつれ、フジファブリックの歌詞が頭に浮かびました。

ロックというジャンルは、西洋を起源としています。フジファブリックの音楽にもブラジル、ジャズ、ラップなど、多国籍な雰囲気をかもし出す要素があふれ、それが魅力の一つですが、志村正彦君の書く歌詞は圧倒的に「日本人の美意識」をくすぐり、独特の世界観を作っているといつも思っています。

俳句とフジファブリックの音楽には、多くの共通点があります。

まず、季節感にあふれること。
「四季盤」に限らず、多くの曲に独特の季節感をみることができます。
例えば、「若者のすべて」。夏の終わりを、見事に折り込んだ楽曲です。

そして、「間」の表現。
これは「聴き手に想像力をふくらませる余裕を与えるために、状況を限定しないような言葉をあえて選択している。」と、いろいろなところで志村君自身も語っていますが、それが見事に日本人の美意識に合っているのです。「間」の使い方と聴き手が持つ無限の想像力が相互作用を生み、それぞれにとっての「特別な」曲となって、生まれ変わるのです。

また志村君の書く歌詞は、簡潔です。
「これは省いてもいいな」という言葉は、一つも見当たりません。

難解な言葉もなく、隠喩も、言葉遊びも、すべて意味をなすように使われています。これは、簡単にみえますが、実はとても大変なことで、書き手の技量と才能が問われるのです。


日本語や日本文化は、ほかの言語や文化と比べて、右脳をフル活用するというのを、日本語学科に通う友人からきいたことがありました。
「幼い時から、多言語があふれる環境に育つ子供たちは、単言語の環境に育つ子供たちと比べたとき、脳の発達が違う」ということはよくいわれることです。最新の研究によると、日本語+他言語という環境にいる子供たちは、日本語以外の言語の組み合わせがとりまく環境に育つ子供たちと比べ、圧倒的に、右脳を使うということがわかったそうです。

左脳が文字や言葉などを認識するのに対し、右脳は、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの五感を司ります。日本語や日本語を通して伝わる日本文化は、五感的なのかもしれません。

嗅覚に訴える「赤黄色の金木犀」を、思い出しました。

先日読んでいた本で(「トラッドジャパン 2011年9月号)、「ある日本人朗吟者が、伝統的な日本の詩歌は8ビートのリズムが基本なので、和歌は31音節ではなく、ポーズを含めて40ビートであり、そのように読むべきだと言った。」ということが書いてありました。この文章を執筆したアットキンさんは、「源氏物語の和歌795首の翻訳を、シェイクスピアとラップミュージシャンにならい、韻を踏んだ二行連句にした。」そうです。

伝統的な日本の詩歌が、ロックのビートと共通しているとは!考えてもみませんでした。

外国人のファンの皆様、俳句や短歌同様、フジファブリックの楽曲にあふれる日本人の美意識を、ぜひ感じてみて下さい。


今日の一曲は、「雨のマーチ」。雨に煙る富士吉田の街に思いを馳せます。次に行く頃には、富士山が凛々しい夏の姿を見せてくれることでしょう。

Wednesday, 12 June 2013

志村正彦君 生誕祭2013 in 富士吉田 続報1


路地裏の僕たちからの、嬉しい続報です!

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2013年7月、志村正彦君の誕生日にちなんで、再び防災行政無線の夕方6時(冬季は5時、夏季は6時)のチャイム音を、フジファブリック 志村君の曲に変更することになりました。

第一弾 期間:2013年7月10日(水)~14日(日) 限定5日間
第二弾 期間:2013年7月25日(木)~27日(土) 限定3日間

一昨年の企画展にはじまり、昨年のチャイム変更と企画展は、志村正彦君のご命日に合わせ開催しました。大勢のファンの方々には、寒い富士吉田に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

昨年の企画展後、ファンの方々や地元の人たちからも、心温まるお言葉をたくさんいただきました。喜んで下さるファンの気持ちに応えるため、「自分達でできることがあれば、何でもいいからやろう」という思いで、誕生月であるこの7月に再び企画することとなりました。

吉田の熱い夏を感じていただき、みんなで一緒に盛り上がりましょう。

富士山世界文化遺産登録とあわせ、志村正彦君の音楽も、多くの人たちに届いてほしいと願うばかりです。

関連イベント
★富士五湖アコースティックギタークラブなどによるライブ
①7月13日(土)「志村正彦を歌う会」
場所:富士急行下吉田駅構内 下吉田倶楽部 時間14:00~16:00

②7月14日(日)「志村正彦を歌う会」
場所:忠霊塔のある新倉浅間神社内 神楽殿 時間14:00~16:00

7月26日は、富士登山競走が(全国から大勢のランナーが参加する、雲上のゴールに挑む日本最高の山岳レース。富士登山競走)、また27日には富士吉田市制祭「市民夏まつり」が、開催されます。
吉田に人が多く集まるこの機会に、できるだけ多くの人たちにフジファブリックの音楽を聞いてほしいと思いました。

そしてそして、路地裏の僕たちで「あること」を企んでおりますが、素敵な贈り物として何かがあるかもしれませんよ~。
奇跡がおきなきゃ無理だと思いますが・・・。

路地裏の僕たち 実行委員
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あとちょうど一ヶ月。
フジフジ富士Qの当日に、梅雨が明けたのを思い出しました。
昔から「ライブでは雨が降る」というジンクスのあるフジファブリックですが、フジフジ富士Qでの「茜色の夕日」「三日月と星」「吹き抜ける風」「夏の富士」のような志村マジックに、期待しましょう!

志村君が音楽の道を志すと誓った思い出の場所、忠霊塔。ここでフジファブリックの曲が流れるということに、多くのことを思います。市民会館の凱旋ライブのように本人が演奏することは出来なかったけれど、彼の夢の一部がまたひとつ叶っていくような、そんな気持ちです。

そしてチャイム。
富士吉田の夏の夕空に、フジファブリックの曲が流れるか・・・。
志村君の晴れ姿、しっかり胸に焼き付けてきます。

ところでマサト隊長、チャイムになるのはどの曲なの!?

Tuesday, 14 May 2013

Masahiko Shimura's Birthday Events, 2013, in Fujiyoshida



Masahiko Shimura's fans and Fujifabric fans out there, I am delighted to tell you a good news today!

This coming July 2013, 'Masahiko Shimura's Birthday Events' will be held in Fujiyoshida City to celebrate his birthday, 10th July.

Details are followed ;

Friday, July 12, 2013
'The Night Celebrating Masahiko Shimura's Birthday' ~ The First Night
Location : at Live Bar, Jugemu in Fujiyoshida City
(Please see this link for more details.   Jugemu
No English translation is available of the website, but if you are interested in, please send me an email at jrtinbkk@gmail.com. I am happy to send you a map in English.)
Time : 7 pm

Saturday, July 13, 2013
'Mini Concert Of Playing & Singing Masahiko Shimura's Songs'
Location : at Shimo Yoshida Club in Shimo Yoshida Station on the Fuji Kyuko Line
(Please see this link for more details.    Shimo Yoshida Station English language is available in this website.)
Time : 2 pm (expected to be finished at around 4 pm)
No Entrance Fee is required.

'The Night Celebrating Masahiko Shimura's Birthday' ~ The Second Night
Location : at Live Bar, Jugemu om Fujiyoshida City
Time : 7 pm

Sunday, July 14, 2013
'Mini Concert Of Playing & Singing Masahiko Shimura's Songs'
Location : at Kagura-den (Kagura Hall) in Arakura Sengen Shrine (A part of the shrine is used as a park.)
(Please see this link for more details. Arakura Sengen Park  English language is available in this website.)

Time : 2 pm (expected to be finished at around 4 pm)
No Entrance Fee is required.


Fuji Goko Acoustic Guitar Club is now looking for musicians who are willing to join their concert. No matter whether you are a amateur or a professional musician. If you love Fujifabric songs and you are happy to play and sing Fujifabric songs, then you are most welcome!

If you are interested in this event, please send me an email at this address :
jrtinbkk@gmail.com

I am very glad to give you further information and connect you with event organizers.


Mr. Susumu Ito, Executive Chairperson of these events, said to me on the phone, "Exhibitions held in December are a little sad as it is the time that Shimura kun passed away. So this time, I just wanted to celebrate his birth in a cheerful mood with people in the city and Fujifabric fans at around his birthday, 10th July."

Mr. Ito read the notebooks put on the table at the exit in Exhibition in 2011. There, Fujifabric fans wrote massages, and many of them said, "I was moved by views, people and many many more things in Fujiyoshida City." admiring his hometown.
He felt a sense of mission as a citizen of Fujiyoshida that he ought to make his hometown be deserved for such a praise.

Shimura kun simply loved music - he immersed himself in music.
He even said, "I don't want to be a man who is all right without music.".

What a fabulous event celebrating Shimura kun's birthday with people who love him so much from the bottom of their heart by playing and singing the music he made!

If you are thinking of visiting Fujiyoshida City sometime around his birthday, how about going down there during these wonderful events?
It would be your unforgettable memory, I promise!!

Fans in overseas, and non-Japanese fans living in Japan,would you help me to spread this information to your friends? It is much appreciated.
Thank you!!

Monday, 13 May 2013

2013年 志村正彦君 生誕祭 in 富士吉田


フジファブリック、志村正彦ファンの皆様、今日は朗報をお届け致します!

この度、志村正彦君のお誕生日であります7月10日に合わせて、彼のふるさと富士吉田にてイベントが開催されることになりました。

詳細は以下の通りです;

日時:2013年7月13日(土)・14日(日)の2日間   

13日(土)
「志村正彦を歌う会」
場所:富士急行線 下吉田駅構内 下吉田倶楽部
時間:2 pm より (4 pm 頃、終了予定です)  入場料は無料


14日(日)
「志村正彦を歌う会」
場所:忠霊塔のある新倉浅間神社の神楽殿
(アクセス等、場所の詳細はこちらです 新倉浅間神社
時間:2 pm より (4 pm 頃、終了予定です)  入場料は無料

富士五湖アコースティッククラブの皆さんが、フジファブリックの曲を演奏することとなっておりますが、各イベントではただいま出演者を募集しております。
アマチュア、プロは問いません。
フジファブリックの音楽を愛して止まない方、志村正彦君に傾倒しているミュージシャンの皆さん、どうぞふるってご参加下さい。

お申し込み・お問い合わせは、こちらのサイトから、メールにてお願い致します。
ライブバー ジュゲム 富士五湖アコースティッククラブ ホームページ内お問い合わせフォーム


この企画を立ち上げて下さったジュゲムの伊藤進さんは、4月に発刊された富士吉田文化協会の「雪解流」という冊子に、志村君への気持ちを綴っていらっしゃいます。この文章の中に、このイベントへの思いが集約されていると思いますので、ここに一部引用し、ファンの皆様にご紹介させて頂きたいと思います。

一昨年の同じ時季(2011年)、富士五湖文化センターで志村君の企画展を訪れた際、数冊のファンの方々が自由に記入できるメッセージノートを読ませてもらった。そこには志村くんの愛した富士吉田を訪れ素晴らしさに感動したなど、わが町を称賛するメッセージで溢れていた。多くのファンの方が愛してくれる富士吉田の住民としてそんな思いにふさわしい街にしていかなければならないという使命感を持った。(以下、省略)

同じ音楽を愛する者として、志半ばでこの世を去った志村君の残してくれた楽曲を歌い継いでいきたいと思っている。志村くんのファンは、今後益々増えていくであろう。彼の楽曲が醸し出す優しさやジレンマ、そして真っ直ぐで素朴な歌声が、今を生きる我々の心に響くからであろう。

多くの志村くんのファンが、今後も富士吉田を訪れてくれるであろう。
(中部分、省略)志村くんは音楽を手段として富士吉田の名を全国に広めてくれた。次代を担う子どもたちにも志村君の音楽を伝えていき彼の楽曲を大切にしてもらいたい。志村君の残してくれた無限の魅力を伝えられるような街になっていけたらと思うのである。


伊藤さんは、「12月に行われる企画展は、どうしても湿っぽい気持ちになってしまう。でも、志村君のお誕生日のある7月に、もっと晴れ晴れと明るい気持ちで、地元の皆やファンの人達と一緒に、彼がこの世に生まれてきてくれたことをお祝いするイベントをしてみたいと思った。」と、おっしゃっていました。

純粋に、切ないほど音楽を愛し、音楽に没頭した志村君。
「音楽がなくても大丈夫な人にはなりたくないですね。」と、言っていました。

彼の作った音楽を、彼の大好きだったふるさとの地で、彼のことを大好きな人たちが演奏し、彼がこの世に生まれてきてくれたことをお祝いする。

なんてステキな企画でしょうか。

志村君のお誕生日に合わせて、富士吉田を訪れようと計画していらっしゃる皆さん。
少しだけ日程をずらして、この3日間に合わせてみてはいかがですか。
きっと忘れられない思い出になること、間違いなしです。