Monday, 23 December 2013

2013年「茜色の夕日」チャイム 12月24日に寄せて

日本に、帰国致しました。

久しぶりの山梨は珍しく曇り空が続き、12月にしては珍しく雪まで降って、四季の移ろいの早さを感じています。

12月21日(土)、久しぶりの青空の下、意気揚々と富士吉田へ。

甲府は雪がすっかり溶けてしまっていたので、「路面凍結注意」の文字と御坂峠に積もる雪にドキドキしながら車を走らせ、新御坂トンネルを抜けて数箇所のカーブを曲がった後、富士見橋から望む富士山に圧倒されてしまいました。

「山梨出身」ということに、誇りを感じる瞬間です。

甲府から富士吉田までは一時間ほどですが、フジファブリックを聴きながら御坂道を走っているこの時間ほど、心ウキウキするときはありません。何度通っても、この気持ちは変わることがありません。

久しぶりの富士山駅、裾野まで見える富士山、下から見上げる新倉浅間神社、吉田のうどん、正彦君の菩提寺。

いつも通りのはずなのに、全てが驚くほど新鮮で、夢のようなひと時でした。

凍てつく空気の中、夕闇迫る富士山を前に聴く「茜色の夕日」のチャイムは厳かに富士吉田の街に響き渡り、色々な想いが頭の中を駆け巡りました。

もうすぐあの日から、4年が過ぎようとしています。

志村正彦君も、彼が魂を吹き込んだフジファブリックの曲たちも、いまだ色褪せることを知らず、年々新しいファンは増え続けています。亡くなった後にファンになった方々から頂くメールの数も、今年は驚くほど増えました。

来年は、フジファブリックデビュー十周年という記念すべき年を迎えます。
本当に大切なものはその光を決して失うことなく、いつまでも輝き続けるのだということを、志村君から教えて頂きました。



志村正彦さん。

今年も一年、どうもありがとうございました。
今はもう何に思い煩わされることもなく、好きなことだけをして、あの穏やかな笑顔を浮かべ、幸せいっぱい過ごして下さっていますように。

あなたの頑張りの数十分の一にも満たないけれど、私達はあともう少しだけ頑張っていきますね。

これからも、正彦君とご縁のあったすべての方々をお見守り下さい。

2013年12月24日に寄せて・・・

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