Saturday, 24 December 2011

愛の機能



今年もまた、クリスマスイブという日を迎えました。

昨年は、「なぜ神様は、クリスマスイブという特別な日に、志村君を連れて行ってしまったのだろう。」という思いが強く、その気持ちから記事を書きました。今年もこの特別な日に、ぐるぐるといろいろなことを考えました。

思い出したのは司馬遼太郎さんのエッセイ、「愛の機能」です。
司馬さんは、言います。

恋人にしろ、夫婦にしろ、理解しあった、と思っているのは、互いによさそうに錯覚しているだけのこと。人間、凄味をかくして暮らしている。その自分のもつ凄味にふるえあがったればこそ、釈迦や親鸞やキリストが出たのだ。
人間、百万千万一億も理解しあったところで、可愛らしくはならない。互いに可愛らしい生きものではない。そのために神は、愛を作った。愛という、理解を絶っしたふしぎな機能を作った。ただ愛のみによって、凄味をもった人間が相寄ることができた。友情も、親子も理解ではない。ましてや男女の敵は理解である。

そして、司馬さんは、静かに語ります。

平凡なことだが、愛情しかない。理解は地上のものであり、愛情は天からくるものである。なぜならば神が与えたものだからだ。



今回の企画展には、実に多くのファンの方が県内のみならず、日本全国からいらして下さいました。そして、この企画展を初めに企画して下さった連合自治会の皆さん、主催の同級生と地元ファン。
一人一人、色々な想いを胸に秘めていらしたでしょうが、全員が共通して持っていたものは、志村正彦君への愛情だったと思います。人間の凄味を悠に超える愛情。

皆さんは、初めてフジファブリックの音楽を聴いた日のことを覚えていらっしゃいますか。
無二の音楽と歌詞を好きになるのに、「理解」など必要ありませんでしたよね。フジファブリックの音楽が、志村正彦くんが好き。
それに尽きます。



今年は昨年とは全く違う形で、地元山梨でも志村君のご命日を迎えることができました。志村君への変わらぬ愛情を、実に大勢の皆さんに見せて頂いたこと、本当に感謝しています。

企画を立ち上げて下さった、地元連合自治会の皆様。皆様の文化祭が作ってくださった大きな大きなきっかけがあったからこそ、今があります。
主催・実行して下さった同級生と地元ファンの皆様。私達には分からない、多くのご苦労がおありになったと思います。
大事な息子さんの思い出の品々を、快く公開して下さった正彦君のご両親様。ファンのためにという温かい気持ちが、皆に伝わったに違いありません。
臨時停車をして下さった、富士急行の皆様。遠くからきたファンが、とても助かりました。
新倉浅間神社、志村家の菩提寺他、志村くんにゆかりのある土地の皆様。常日頃より変わらぬ温かいお心遣いに、ファンはいつも感謝しております。
山梨日日新聞の記者、YBSテレビの方々、地元でこのニュースが流れたことが、今後のとても大きなステップになったと思います。
そして富士吉田まで来て下さった多くのファンの皆様。気持ちがあっても残念ながら来られなかったファンの皆様。皆さんの思いが身に染みる企画展でした。
このほかにも、多くの方々がこの企画に携わってくださいました。

皆さん、本当に本当にありがとうございました。

私は「これから世界が志村正彦くんの価値に気付くんだ。」と、いつも思っています。このブログもそういう思いから、始まりました。
志村君が大きく世界に羽ばたいていくのを、これからも皆さんと一緒に見守っていけたら幸いです。

最後に…。
志村君、ありがとう。あなたは、私たちの誇りです。ずっとずっと大好きだよ!!

<嬉しいお知らせ>
今回の企画展に気持ちがあっても来られなかったファンの方に、嬉しい朗報です!
実行委員の方々の温かいおはからいにより、このブログ内にて企画展の一部を、ご紹介できることとなりました!!
企画展の熱い思いをできるだけフジファブリックファンの皆さんにお届けできるように、次回から何回かに分けて、記事にさせていただきます。
乞うご期待!

6 comments:

fujiko said...

私は23日に志村展を見てきました。新参者の私は、フジファンが集うところに来るのも初めてでドキドキ。でも、2時間も並んだのに、全然苦じゃなかった。そこにずっといたいと思うくらい、みんなの志村クンへの思いが溢れていて、待ってる間も何度かこみ上げてくるものがありました。
建て替え前の市民会館の踊り場からの富士山がキレイと志村クンが言ってた記事を見たことがありますが、彼の写真が飾ってある隣の窓からキラキラ見える富士山が本当に美しかった!
同級生の皆さんは親切で、旅行の荷物をそのまま持っていったアホな私達に、預かりますとあちらから声をかけてくれました。
想定外?に並ぶことになり、14時閉店が多く名物吉田うどんが食べられなくなってしまったファンの為に、お店に電話をかけまくり、14時以降もやっている店を調べてるスタッフさんもいました。みんな同級生まさひこが大好きだから、一生懸命なんだと、今思い出しても涙です。人を思う心って本当にステキですね。

Jack Russell in Bangkok said...

fujikoさん、
コメントありがとうございます。

遠くから企画展に来ていただいて、ありがとうございました。本当に多くのファンが来て下さいました。

長い待ち時間も、礼儀正しく皆さんが並んで下さって、「フジファブリックはファンも魅力だな。」と、一ファンとしてとても誇らしかったです。

地元山梨の人間は、見慣れているせいかそれほどいつもは富士山に感動しないのですが、今回は私も大感激しました。素晴らしい富士山でした。雪煙をあげる瞬間もあって、表情がくるくる変わるのも印象的でした。

同級生の皆さん、本当に一生懸命してくださって、頭が下がる思いです。「まさひこのファンに良くして差し上げたいんだ。」という気持ちが伝わってくるので、嬉しくもあり切なくもありました。

ファンの皆さんに、あの空間でその気持ちが伝わったことが何より嬉しいです。志村君は、みんなにこれからもずっとずっと愛されていくのだと思います。

富士吉田の旅が、ファンの心の中でいい思い出になってくださっていたら本望です。
ご来場いただき、ありがとうございました。

くるみ said...

おはようございます!

昨日はほんとに寒かったですが路面凍結もなく、とても素敵な一日を富士吉田で過ごすことが出来ました。

昨日は開場前に着いたのにすでにたくさんのファンが行儀良く並んでいました。
そして一番最初にあの大きな志村くんにお出迎えされた時は胸がギュってなってしまいました。

皆さんの志村くんへの愛が溢れたとても温かくほんとに素敵な展示会でしたね。
ミュージシャンになる前の貴重な志村くんのお写真をたくさん拝見できて思わず笑ってしまうものもありましたが感激しました。

衣装や私物、楽器やパソコンまですごい品揃えでビックリしました。
そして地元の方々の作品などどれも食い入るようにみてました。

町をあげてのこの二日間。
志村くんがどれほどの人たちに愛されてるのか肌で実感出来ました。
素敵な人たち。素敵な町。
富士吉田ってほんとに素晴らしいところですね。

嬉しいお知らせ!
今回行けた私もすごく楽しみですよ!

Anonymous said...

今回も名無しのごんべいです。(^^
シムシム情報はジャックラッセルさん頼りですので、いつも色々な情報提供、ありがとうございます。私も23日に「展」に行ってきました。どうやらジャックラッセルさんと駐車場でニアミスしたみたいです。
主催して頂きました渡辺さんを中心とする同級生のみなさん、いつもファンを温かく迎えてくださる地元のみなさん、行く度に素敵な景色をいつもいつもみせてくれる富士吉田市に本当に感謝です。展覧会の入場に時間がかかり、今回もうどんには縁がなかったのですが、今回は明るいうちに忠霊塔に行けました。やっぱりきれいでした。着く直前に「浮雲」が流れてきたり、雪予報を心配していたのに晴れ間が出たりして、シムシムに歓迎されているんだなぁと勝手に思えてました。(^^山梨日日新聞はネットで記事を読めますが、YBSテレビの特集番組は流石に見れないので、このサイトで事細かに報告して頂けることを願ってます。宜しくお願いします。

Jack Russell in Bangkok said...

くるみさん、
コメントありがとうございました。

今回の企画展は、同級生スタッフの温かい心遣いに感激したというメールをたくさん頂きました。展示品ももちろんのこと、とても特別な企画展となったのは、「路地裏の僕たち」のおかげだったと思います。

また、富士吉田の街の皆さんがとても温かかったですよね。
私も街の方に、何度かお声をかけていただき、とても嬉しかったです。

スタッフや町の皆さんに恥じぬよう、私も一生懸命記事を書かせていただきます。
よろしくお願い致します。

Jack Russell in Bangkok said...

名無しのごんべえさん、
コメントありがとうございました。

え?私を駐車場でニアミスしましたか?残念!

今回はさっむかったですけど、2日間通してファンの方たちにきれいな富士山を見て頂けて、嬉しかったです。
また富士吉田の街に、遊びに来てください。お待ちしています。