Sunday, 10 July 2011

お誕生日



志村君、31歳のお誕生日おめでとう。

今日の山梨は、朝からとっても暑かったけど、夕方には空が掻き曇って雷がなりました。
その後、また陽が出てきて、まるで「陽炎」の歌詞のようでした。

暑い中、大勢のファンのみなさんが、あなたに会いに富士吉田へ行ったのでしょう。
たくさんのお花に囲まれ、ご家族やファンやお友達に祝福された、いいお誕生日になったことと思います。

今日は浅草観音の縁日で、この日に観音さまを参拝した者はたった一回でも4万6千日参拝したのと同じだけの功徳が授けられるという特別な日だそうです。
そんな日に生まれた志村君は、やっぱり特別な人です。

いつもすばらしい音楽を、ありがとう。
私の人生に寄り添ってくれて、ありがとう。
同じ時代に、同じ国に、同じ県に生まれてきてくれたことに、ありがとう。
そしてあなたとあなたの音楽に出会えたことに、心から感謝します。

今日の一曲は、「バースデー」。

Tuesday, 5 July 2011

山梨日日新聞 「授業で寄り道」

クリックすると新しいウィンドウで開きます

今日もまたまた予定変更で、お伝えいたします。
記事の内容が前後してしまいますが、6月30日付け山梨日日新聞に志村正彦君についての記事が掲載されました。

「ときめきゾーン 授業で寄り道 甲府城西(じょうさい)高の国語 ロック題材に討論 本音語り合う面白さ発見」
山梨県甲府市にある城西高校の国語教師、小林一之先生がフジファブリック・志村正彦くんの書いた歌詞を使って国語の授業をする様子が、写真入の記事になっていました。

今回、小林先生が選んだ曲は、「陽炎」と「若者のすべて」。
地元山梨の風景がちりばめられた曲です。

生徒ひとりひとりが、曲を聴き、歌詞を読んだ後、志村君や曲についての意見を前に出て発表していきます。

「(志村さんは)音楽に対する純粋な感情や向き合い方を持っていると感じた」
「歌詞がどこかで耳にしたような言葉ではなく、志村さんが生み出している。こういうことができるのは音楽とまっすぐ向き合い、楽なほうに逃げていない表れだと思う」
ふむふむ。
高校生、よみが深く驚きました。志村君の思いは、世代を超えて伝わっていたのですね。

またこのような鋭い指摘も。

「最近の曲は出会いから最後にどうなったというものが多いけど、志村さんのように細かい設定をしないことで自分(の状況)にも当てはめられる。つまり、想像の幅が広がる詞だと思う」

クリックすると新しいウィンドウで開きます

そして「若者のすべて」では、男子と女子では意見の違いが浮き彫りになる場面も・・・。
「花火大会と一緒に、終わらせようとすることによって、前向きさも感じ取れる」という一女子に対し、「その捉え方には意義あり。男のほうが未練がましいし、自分と重なる。」という男子の意見。
確かに、そうです。そういえば、「女は怖い」と志村君も言ってましたっけ。
実に興味深い見解です。

また、「駄菓子屋」という歌詞から、時代背景を読み取る意見もあったそうです。1980年生まれの志村君。とっても若いと個人的には思っていたのですが、そうか、高校生にとってみればずっと年上のお兄さん(おじさん?)なんですね。そういえば私の地元甲府でも、昔はよく見かけた駄菓子屋を、最近はめっきり見なくなりました。

生徒が自分の意見を発表することで、自分とは異なる捉え方がたくさんあるんだということを学んだ国語の授業。
志村君の地元、山梨県で、彼の書いた歌詞がこのような形で、若い世代に注目され取り上げられていることがとても嬉しく、感激いたしました。「陽炎」も「若者のすべて」も、心に響く名曲ですから、これからもできるだけ多くの方の目に触れて、この感動を味わってほしいと切に願います。

志村正彦くんの時代は、これからなのですから。

今日の一曲は、「陽炎」。
あの街並み、英雄きどった路地裏の僕。夏の日に富士吉田に行くと、路地裏からひょこっと「僕」がでてきそうな気がしています。
もうすぐ31歳のお誕生日を迎える、永遠の少年です。

Sunday, 3 July 2011

山梨日日新聞 「言葉のチカラ」


クリックすると新しいウィンドウで開きます

今日は急遽予定変更して、2011年7月1日付け山梨日日新聞に掲載された、フジファブリック・志村正彦君の記事について、書きたいと思います。

特集「言葉のチカラ」内の「先人に学ぶ 山梨発の名言・格言」という記事。
「逆境を生き抜き、一時代を築いた人々。波乱に満ちた人生に裏打ちされた名言は、時を経た今も見聞きする者の胸を揺さぶる。山梨発の珠玉の言葉の数々」という説明書きの後で、樋口一葉(山梨県甲州市塩山出身)、武田信玄(甲斐の国を治めた戦国武将)、ポール・ラッシュ博士(清里の開拓者といわれるGHQ将校)らと共に、フジファブリック・志村正彦くん(山梨県富士吉田市出身)の書いた歌詞が紙面を飾りました。

取り上げられた歌詞は、「ルーティーン」の一節「折れちゃいそうな心だけど、君からもらった心がある」。

「信念は持っているが、くじけそうになる時もある。そんな時、僕の曲を聴いてくれた人の感想が、折れそうになった僕の心を奮い立たせてくれる。この詞を読んで救われたって言ってくれるファンがいてくれたらうれしい」

生前、志村君が語った飾らない真実の言葉が、今でも私たちの心に響きます。
そして私たちファンの気持ちを代弁するような、一ファンの言葉が続きます。

「今でも歌詞を見たり曲を聴いたりして、元気をもらっているよ。ありがとう。」


富士吉田市の菩提寺には、ファンが自由に思いを書き込めるようにと、住職のご好意でノートが置いてあるのですが、そこに記帳されたファンの言葉です。
ファンへの思い、そしてファンから志村君への思いが一緒に記事に書いてあるところも、志村君らしさが出ていて温かいな、と感じました。

山梨の第一有力地方紙、山梨日日新聞が、山梨県から日本、世界に羽ばたいた偉人たちの珠玉の言葉の中に、志村君の歌詞を取り上げたというこの事実。
これが、私たち山梨県民にとってどんなに大きな意味があるかを、県外に住む皆さんに説明することは難しいのですが、志村正彦君が山梨の生んだ誇りであることに変わりはありません。このことが、山梨県で再認識される記事となりました。

今日の一曲は、「ルーティーン」。
東北関東大震災や福島原発事故など、「折れちゃいそうな心」がいつでも「君からもらった心」に励まされていること知るきっかけが、今年は多い年となってしまいました。
だからこそ、志村君。
いつも本当に、どうもありがとう。今でもあなたの遺してくれた音楽に、多くの人が励まされています。


Friday, 1 July 2011

夏の一日 「ベースボールは終わらない」と富士山山開き前夜祭

クリックすると新しいウィンドウで開きます

この2,3日、山梨は本当に暑かった!
6月29日の最高気温、日本全国で1位が山梨県甲州市、2位が甲府市。ちなみに甲府では、38.1℃でした。
冷たい雨を想像して来たのに、タイより暑い毎日に驚きです。

昨日は、梅雨時とは思えない雷鳴と突然の停電を伴うにわか雨!

そんな天気の中、富士吉田市で富士山山開き前夜祭が行われました。
詳しい模様は、こちらのサイトをご覧ください。
富士吉田観光財団 富士山お山開き 

YBSニュース 1日の富士山山開きを前に「お道開き」

二日をかけて東京から富士吉田まで歩いてきた富士講信者たちや、地元の婦人会などが参加して、「お道開き」の儀式が執り行われました。
山梨県民は、この富士山お山開きのニュースを見ると、「夏が来た」という気分になるものです。

このブログを管理しているサイトのトラブルにより、自分で撮った写真がアップできない状態になっていて少し残念ですが、また続々アップしたいと思っております。

実家近くにあるグラウンドで、甲子園にむけて野球部の高校生たちが、早朝から夜遅くまで毎日練習に励んでいるのを久しぶりに見て懐かしい気分になりました。
そして、「FAB FOX」には夏を思い起こさせる曲が多いことに、初めて気づきました。

「Sunny Morning」「「ベースボールは終わらない」「雨のマーチ」「水飴と綿飴」「虹」。

何度も何度も繰り返し聴いていたはずなのに、新たな発見でした。
次回は「暑くてとけそう」な気分で「ベースボールは終わらない」を、詳しく見ていきたいと思います。

今日の一曲は、6年前、2005年に録画された「ベースボールは終わらない」です。みんな若い!ですね。


Monday, 27 June 2011

帰郷中にて、更新遅れています

怒涛のような一週間の末、山梨に帰ってまいりました。
思ったより蒸し暑く、日が差すとタイとあまり変わらないぐらい暑い?と思っていたら、朝晩はとても涼しく驚きました。
窓でも開けて寝ていようものなら、風邪をひきそうです。
水も冷たい!!
(山梨は真夏でも、不思議と水道水が冷たいのです)

久しぶりに見た富士山は、筋のように残雪がみえて、とっても美しいです。

中央道沿いの山が真っ暗で驚いたり、街も暗くて驚いたり(節電のため、照明が落ちているのですね)。7ヶ月ぶりの里帰りは、とっても嬉しい反面、戸惑うことも何回かありました。

これから1ヵ月半の間、山梨から発信していく予定です。

山梨日日新聞や山梨放送など、気になった記事などもお知らせ致します。
富士吉田の夏も、お伝えできればいいなと思います。

今日の一曲は、「虹」。
帰国前に、バンコクで二重のきれいな虹をみました。

Wednesday, 22 June 2011

女性バンドが富士吉田を歌に


クリックすると新しいウィンドウで開きます

昨日、山梨日日新聞を読んでいたら、こんな記事が目にとびこんできました。

女性バンドが富士吉田を歌に
曲名「未来」 来月、市制祭で披露 

千葉県出身の女性3人組インディーズバンドが、富士吉田市をテーマにした曲をつくり、7月の23日の市制祭で発表するとのこと

詳しくは、こちら。山梨日日新聞 2011年6月21日 記事

ドキュメンタリー映画のテーマソングとして制作され、歌詞には「火祭り」「富士の山」「うどん」「機織りのリズムに合わせて走った路地裏路」「一人高台にのぼって見渡した吉田の町」など、市内をイメージした言葉が使われています。

一生懸命音楽を志している若者を、応援したいと思う気持ちは変わりません。

でも・・・どうしてこんなに心が晴れないでしょう・・・。

きっと、志村君。
志村君の作ったこの映画のテーマソング、聴いてみたかったんだよね・・・。フジファブリックファンで同じ気持ちの人達、多いと思う。

富士吉田で生まれ育って、心からふるさとを愛していた志村君だったから。
わざわざ「富士吉田」を歌おうとしていたわけじゃなかったのに、いつでも富士吉田を感じる名曲をたくさん書いていたあなただったから、あなたにしか書けない素晴らしい曲を聞かせてくれたに違いない、と勝手に思うのを止められないのです。

彼女たちの歌詞に「路地裏地」の言葉をみれば「陽炎」を、「高台に上って見渡した」の言葉をみれば「いつもの丘」を、思い出してどうしようもない悲しい気持ちになってしまうのです。
いつもポジティブに記事を書こう!と、心がけているけれど、今日だけは、ごめんなさい。

Friday, 17 June 2011

All Right

クリックすると新しいウィンドウで開きます

今日は4thアルバム「Chronicle」より、12曲目「ALL RIGHT」です。
スウェーデンにて、録音されました。

今までのフジファブリックにはない感じの曲で、最初に聴いた時には驚いたファンも多かったようです。
ハードロック調のギターで始まり、歌詞はおもしろいライム(韻を踏む)と音楽にのって調子よくすすみますが、人にいえない苦しさと孤独、志村君の心の叫びが張り上げる声で私たちに訴えかけてきます。「Chronicle」には、涙なくしてきけない曲が多いのですが、私にとってこの曲もその一つです。

Merrymakersがお別れの時に、「フジファブリックがこんなにロックなバンドとは思わなかった。」と言っていましたが(「Chronicle」付属のDVD参照)、ミクスチャーロックのような、ラップメタルのような曲です。

まず、歌詞の中のライムについてみてみましょう。
この「ライム」という単語、日本だとラップやヒップホップで使用される音楽用語のようですが、本来「韻を踏む」の意味ですので、英語圏だと「ナーサリーライム」(イギリス英語で、マザーグースなどの童謡の意味。幼稚園などで子供たちが日常的に歌う童謡です)のように、詩の世界でよく耳にする言葉です。
イギリスの学校ですと、年長さんでこの「ライム」を使った詩を書く授業があるほど、一般的であり国語の授業で重要視されています。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

言葉の響き・音を重んじた「韻を踏む」という用法は、古くから日本文学にも存在したわけですが(恋心を和歌に読むのは、典型的ですよね)、これを歌詞とし音楽にのせて歌うというのは、また違うことです。
日本人アーティストによるラップは、日本語で歌われることが多いですが、日本語は英語とは文法や発声法、音韻が大きく異なるため、英語の用法をただ真似するわけにはいきません。
そのため、倒置法や喚体句などの修辞技法や、半韻や多重韻、英語風の発音が使用され、喋り言葉とはかけ離れた語調・文体となることが多いのです。(Wikipedia「ラップ」参照)

フジファブリックの「All Right」にでてくる、「轟音 爆音 騒音 雑言」も紙面上でみると日本語的ですが、英語風に音を重んじてみてみれば「go-on   back-on  so-on   zoh-gon」ときれいな韻を踏んでいるのがわかります。「zoh-gon」だけは英単語として意味をなしませんが、残りの3語は英単語として存在するものなので、不自然な響きはありません。

「轟音」は、大きく響き渡る音。「爆音」は、発動機の音・爆発の音ですから、めちゃくちゃで混沌とした状態をイメージします。
「騒音」は、耳にうるさく感じる音・やかましい音。「雑言」いろいろの悪口をいうことやその悪口。煩わしいような憂鬱な、忌々しい感じが伝わってきます。

「一杯」「頂戴」。
「酔いたい」「叫びたい」。
ここでも母音「ai」で、韻を踏んでいます。

「粉砕」は、粉状に打ち砕くこと。転じて敵を徹底的に打ち破ること。「玉砕」は、玉が美しく砕けるように、名誉や忠義を重んじて、潔く死ぬこと。まるで戦争を思い起こさせる単語の数々です。
「いっさい」「がっさい」。
ここでは、「さい sai」の音で、韻を踏んでいます。

音だけではなく、韻を踏む単語がまとまったときにきちんとした意味をなしているのをみると、志村君の語彙力に脱帽します。適当に音を探すのであれば辞書を開けばいいでしょうが、意味も兼ね備えるには豊富な語彙力が必要ですから。

「パンチドランカー」という言葉、5th アルバム「MUSIC」では曲名になって戻ってきます。
ドランカーというと「酔っ払い」?と思いますが、パンチドランカーとは主にボクサーが頭部に強い衝撃や打撃を繰り返し受けて脳に異常をきたし、頭痛・認知障害・人格障害を起こす病気で、大酒呑みとは関係ないようです。

もう一つ、気になった「マスコットボーイ」と「マスコットガール」。
英語のmascotには「開運のお守り」「縁起のよい人・動物・もの」という意味があることから、チームや団体などのシンボルとして採用される若い男性や女性の意味で使われます。

そして、曲中で4度流れる「Yeah! All Right!!」。志村君の張り上げる声が、すべてを物語っていると思います。
All Rightを、直訳すれば「満足な状態にある。申し分ない。結構な。」ですが、英会話では声のトーンにより「わかった、わかった。いいんだ、これで。」という意味にも使われます。

  • 「ねえ、今日忙しいから犬の散歩行ってくれる?」
  • 「All right, all right...」(沈んだ声、またはあきれたりやけになった声で「わかったよ・・・。」状況に不満をもちながらも、しようがなくする様子が伺える)

そんな意味も含まれているのかな、と私は個人的に感じました。

今日の一曲は、「All Right」。
もういいんだよ、志村君。もう何も心配しないで、大好な音楽を、ただ楽しんでいればいいんだよ。