Saturday 1 October 2011

ファンの皆さん、ありがとうございます!

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9月28日の記事「志村正彦展in富士吉田」を拡散して下さいましたフジファブリックファンの皆さん、本当に本当にありがとうございました。
あまりの大きい反響に、「どんな2日間になるんだろう。」と、ワクワクすると同時に、「亡くなってからもうすぐ2年という時間がたつというのに、今でもこんなに多くの人から愛されているんだな。」と、嬉しさと切なさが交じり合い胸がいっぱいです。

「富士吉田の皆に甘えちゃいけない。」と、自分を律し続けた志村君。
周りの大人や友人のツテを頼れば、こんなに楽なことはありません。それが分かっていながら、あえて「ひとりでゆくと 決めたのだろう」と、あれほどの才能があったにも関わらず、最後まで自分に厳しく努力を惜しまない人でした。

それは2008年に行われた富士吉田市民会館でのMCを聞けば、痛いほど伝わってきます。

志村君があそこまで、なぜふるさとを愛したのか。
私の憶測ですが、やはり自分の中の富士吉田が、いい思い出でいっぱいだったからだと思うのです。家族、友人をはじめ、彼の周りにいた多くの人や場所が、かけがえのないものであり、いいことも悪いこともひっくるめて「好き」だったからではないでしょうか。

まだデビューしたての時に、ラジオのインタビューで「山梨県人として、誇りをもっています。」と言っていましたっけ。それほど彼にとって、富士吉田は特別な場所でした。

その富士吉田で、志村正彦展が開催されるのです。
営利目的ではなく、純粋に「志村正彦という偉大な音楽家が、この下吉田から出たんだ。そしてこんなにがんばっていたんだ。彼の思い出の品を通して、多くの人に改めて知ってもらいたい。」そんな思いで始まった企画です。
彼の生まれ育った富士吉田の地で、天才音楽家、志村正彦を感じてもらいたいと切に願ってやみません。

今日の一曲は、「浮雲」です。
朝晩の冷え込みが厳しくなる企画展の頃には、忠霊塔の下草の香りがいっそう芳しくなるでしょう。



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