Thursday, 5 May 2011

ふじ桜

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今日はちょっとした季節の話題です。

例年より少し遅い桜でしたが、急激に暖かくなったためか山梨でも平地では、ほとんど葉桜となってしまいました。
といっても、それはソメイヨシノ。
ふじ桜は見頃を迎えています。

ふじ桜は、山梨県の県花であり(昭和29年制定)、富士吉田市の市花でもあります。

「富士山の見える場所にしか咲かない」といわれるふじ桜は、4月から5月にかけて、富士の裾野を彩ります。ソメイヨシノと比べて木はあまり大きくならず、花びらも小型で下むき加減に開きます。
きびしい富士の風雪に耐えて、つつましやかに咲く花は、「和と忍耐」を表しているそうです。

ソメイヨシノが木蓮だと、ふじ桜はコブシの花、という感じでしょうか(ちょっとわかりにくいですね・・・)。野の花のような、素朴な美しさがあります。

富士吉田市の中ノ茶屋(富士山の吉田口登山道沿いにある。標高1,100m。)は、富士山麓にある最大の群生地です。(富士吉田市 観光情報をご参考ください。)
5月4日現在満開だそうですので、ゴールデンウィークの最終日の今日、志村君の足跡をたどる小旅行を考えいていらっしゃるフジファブリックファンの方は、こちらまで足をのばしてみてはいかがですか。

中ノ茶屋の歴史は古く、創業は江戸時代の1706年。
富士登山者が一休みして、これからの大変な登山に備えるという憩いの場です。
平地とは違った空気の中で、可憐に咲くふじ桜をぜひ見てみて下さい。

今日の一曲。「ないものねだり」です。

次回は「ペダル」の続きです。

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