Monday, 13 October 2025

富士吉田市民合唱団 第68回定期演奏会 フジファブリック「茜色の夕日」がアンコールで歌われました

 山梨に里帰り中です。今回は偶然、日程が合ったので、富士吉田市民合唱団の定期演奏会を聴きに行くことができました。

 

三連休の中日、県外ナンバーの車の数に圧倒されつつ、富士吉田市内に入りましたら、さらに外国人の多さに圧倒されました!静かだった富士吉田が懐かしくなるぐらい、にぎやかな日曜日でした。

 

一方、いつもと変わらず富士山は美しく、小さな笠雲がかかってはいましたが、左右に伸びる裾野までくっきりと見えて、高い空に映えていました。

 

最後に市民会館に行ったのは、2019年の7月5、6日の上映会の時だったと思いますので、6年ぶりです。相変わらず富士山が間近に見えて、富士吉田市民のための市民会館という名にふさわしい立地だと思いました。

 

バイオリン独奏「アシタカとサン」、第一部のアヴェ・マリア4曲、第二部の「声が世界を抱きしめます」より谷川俊太郎 作詩の4曲。個人的には「海の比喩」という曲の人と海の壮大さが、詩と演奏によく表現されていて素晴らしかったと思いました。

 

15分のインターバルを挟んで、第三部「朝ドラソングメドレー」計7曲が演奏された後、いよいよアンコール一曲目、フジファブリック「茜色の夕日」です。

 

富士吉田市民合唱団の代表 渡辺公男先生自ら、志村正彦さんが富士吉田出身のミュージシャンだということ。上京してすぐに書いた曲が「茜色の夕日」だったこと。志村さんが凱旋ライブの時、この曲を歌い、感極まって歌えなくなってしまったこと。それほど思い入れが強い曲だったこと。富士吉田の防災無線のチャイムになっている曲だということ。志村さんのご家族が会場にいらっしゃっていること。をご紹介下さいました。会場は大きな拍手で包まれました。

ひとつひとつに地元ならではの温かみを感じ、これこそが富士吉田でフジファブリックの曲が演奏される醍醐味だと感じました。

 

ステージは淡く黄色い照明に照らされ、右奥には夕日を思わせる橙色のライトが灯されました。曲は男声コーラスから穏やかに始まりました。

 

「晴れた心の・・・」から、女声コーラスが加わり、澄んだソプラノが「晴れた心の日曜日の朝」を思わせ、透明な空気が会場を満たします。

 

「短い夏が終わったのに今・・・」では、あの物悲しさを

「僕じゃきっとできないな 本音を言うこともできないな」では、志村君の心の奥を

「君の小さな目から 大粒の涙があふれてきたんだ

忘れることは できないな そんなことを思っていたんだ」では、やるせない気持ちを

 

「東京の空の星は 見えないと聞かされていたけど

見えないこともないんだな そんなことを思っていたんだ」では、淡々とした気持ちを

聞きながら考えていました。

演奏後、会場は大きな拍手に包まれました。志村君の作った「茜色の夕日」が、また市民会館の大ホールに響いたのだと思ったら、感慨深いものがありました。

コンサートが終了し、席を立ち上がった時、一人のお母様と高校生ぐらいの息子さんの親子連れが、志村さんのご家族に話しかけていらっしゃいました。

「志村正彦さん、大好き。フジファブリック大好き。カラオケでいつも歌っています。まさか今日、ここで、志村さんのご家族にお会いできるとは思いもしませんでした。」

話をするお二人の顔は高揚していて、その興奮と感動が私達にも伝わってきました。

ふるさとを愛した志村君。ふるさとの人達に、こんなに愛されているのを見て、人の思いは循環するのだなと感じました。

改めて、素晴らしい音楽を遺していって下さった志村正彦君に、心から感謝したいと思います。

またこのような機会を作って下さった渡辺公男先生、富士吉田市民合唱団の皆様に感謝しております。

 

11月2日には、また富士吉田市新町文化祭で、富士吉田市民合唱団の皆様が「若者のすべて」と「茜色の夕日」を演奏して下さいます。ぜひお時間のある方はいらして下さい。


今日の一曲は、「茜色の夕日」です。


Sunday, 5 October 2025

【2025年】市民×ふるさと納税寄附者 大交流イベント!『富士吉田にZOKKON』

2024年度の山梨県内のふるさと納税は前年と比べ、28%増の458億円。過去最高を更新しました。その内、自治体別では富士吉田市はだんとつの第一位で、101億円2042万円となり(第二位の甲府市を約27億円も上回っています)、こちらもまた過去最高を更新しました。「山梨県内のふるさと納税、28%増の458億円 2024年度」(日経電子版 2025年7月31日 18:15)

全国13位(23年度は14位)となり、順位を上げています。

富士吉田市に寄付をする魅力とはなんでしょうか。

色々な要因が考えられますが、ステキな返礼品に加え、やはり富士吉田市役所ふるさと寄附推進課が、「おもてなし」の心を基盤にし、寄付者とのつながりを大切にしてきたからだと思います。日本一の富士山があるこの街で毎年、秋の深まる10月の終わりに特別イベントを開催し、寄付者をご招待してきました。また当日は、富士吉田市民も同イベントに参加可能で、寄付者の方々と様々なイベントを共に楽しみ、交流できる機会が設けられています。

寄附者のリピーター率が約4割に上るという絶大な人気は、富士吉田市役所の皆さんはじめ、市民の皆様の温かい企画に支えられてきたのです。

そして今年もその季節になりました。

詳細はこちらをご覧ください。【2025年】市民×ふるさと納税寄附者 大交流イベント!『富士吉田にZOKKON』参加者募集!(富士吉田市役所ホームページより)

実施日時:令和7年10月25日(土曜日) 正午~午後9時

  ※午後6時以降参加者のみの完全貸切
   (チケット購入の無い方は午後6時で退園となります。)
   イベント参加者のアトラクション利用は午後1時以降可能となります。
  ※イベント参加者は午後5時までに入園ください。
  ※トーマスランドは午後8時までのご利用となります。

 参加者
  総勢 3,000人(富士吉田市民1,000人、ふるさと納税寄附者2,000人)

 参加費用

  大人(中学生以上) 2,000円
  小学生・シニア(65歳以上) 1,000円
  幼児(未就学児) 無料
   ※アトラクション乗り放題アフタヌーンパス付き
 開催場所:富士急ハイランド
 主  催:富士吉田市、富士急ハイランド

開催場所は昨年と同じく、富士急ハイランドです。

昨年の同イベントでは、フィナーレに、フジファブリックの楽曲が流れるドローンと花火のショーが開催されました。

【富士急ハイランド】富士吉田市ふるさと納税寄附者と市民が大交流イベント「富士吉田にZOKKON」初開催!10月26日(土)3,000人が集結

今年の夏は、山形県酒田市の花火大会や、Rockin’ Star Carnival でも、夜空を彩る花火と共に、「若者のすべて」が流れました。

2025年 坂田の花火 (4‘48“より)

Rockin’ Star Carnival 2025

今年もフィナーレに花火が予定されておりますが、「富士吉田」「花火」ときたら・・・。ここからはフジファブリックファンの皆様のご想像にお任せ致します!

故郷が大好きだった志村君。昨年は、見慣れた地元の空に、自分の曲が流れて、どのような気持ちだったのでしょうか。

秋の深まる富士吉田。ぜひ五感で楽しむ秋を体験しにいらして下さい。

ご質問等は、下記にお問い合わせください。

Sunday, 28 September 2025

富士吉田市民合唱団 定期演奏会・富士吉田市新町文化祭 フジファブリック楽曲演奏のお知らせ

 フジファブリックファンの皆様

こんにちは。

もうすぐ10月とは思えないほど、日中はまだ暖かい日が続いていると聞きました。皆様、いかがお過ごしですか。

今日は、富士吉田市民合唱団の定期演奏会のお知らせです。

毎年、富士吉田市では市民合唱団が音楽の秋に、定期演奏会を開催しますが、今年はアンコール曲に「茜色の夕日」が選曲されました。

富士吉田市民合唱団 第68回定期演奏会

日時:2025年10月12日(日)
            午後2時30分開演

場所: ふじさんホール

一般/¥1,000
中高生/¥500
小学生・70歳以上 無料

指揮:渡辺公男
ピアノ:倍田敏江
Vn.:舟久保優    
Percussion:渡辺金男


また、富士吉田市新町文化祭にて、富士吉田市民合唱団のみなさんが、「茜色の夕日」と「若者のすべて」を演奏して下さるそうです。

日時:2025年11月2日

            午後1:30~2:30

場所:下吉田第一小学校 体育館

当日は作品展示もあり、小学生の絵画・書道作品や、町民の皆さんの芸術・文化作品も展示される予定です。

下吉田第一小学校周辺は、一方通行が多い上に道幅が狭く、観光客が多く訪れる場所です。車の混雑の原因となりますので、最寄り駅の下吉田駅、または車でいらっしゃる方は駅周辺の駐車場から、徒歩で御来校いただきたいと思います。ご協力どうぞよろしくお願い致します。

富士吉田市民合唱団は、故大庭三郎氏によって1952年に設立された、山梨県で最も歴史ある合唱団です。1988年から渡辺公男先生が常任指揮者となり、創立以来、山梨県を代表する合唱団として活動を続けてきています。富士吉田市立合唱団プロフィール

そのような由緒ある合唱団が、ロックの楽曲を合唱曲に編曲し、演奏会で披露して下さるということ。

富士吉田市出身の志村正彦さんが作詞作曲した楽曲を、富士吉田市民の方が歌うということ。

2008年5月31日に、フジファブリック 志村正彦さんが、最初で最後の凱旋ライブをした富士五湖文化センター大ホール(今はふじさんホールという名称になりました)が、会場となっていること。

志村君が感極まって途中で歌うことができなくなってしまった「茜色の夕日」が、また同じ会場で流れるのかと思うと、期待と切なさと儚さと交じり合った感情で、胸がぎゅっとするようです。

お時間がある方は、ぜひいらして下さい。帰りには、秋の富士吉田を満喫なさって行って下さい。

イギリス在住のフジファブリックファン ベンジャミンさん

今日は英国ウェールズ在住のフジファブリック志村正彦さんのファン、ベンジャミン・ライト(Benjamin Wright) さんをご紹介したいと思います。

ベンジャミンさんは、英国国営放送BBCで政治記者として働いていらっしゃる現役のジャーナリストです。ロック発祥の地、英国に生まれたベンジャミンさんは、若い頃から音楽が大好きで、Manic Street Preachers など多くのブリティッシュロックを聴いてきました。

そんなベンジャミンさんが、数年前、フジファブリックの音楽と出会いました。
出会いはフジファブリックの3rd album 「Teenager」。
珠玉の名曲が詰まったアルバムだとおっしゃいます。

特にアルバムのオープニングを飾る一曲目、「ペダル」のもつパワーに圧倒されたそうです。

公私ともにとても大変な局面をむかえていらっしゃった時、朝、「ペダル」を聞くと「今日もがんばろう!」という気持ちになれたとおっしゃいます。

インターネットラジオ「フジファブリックのネトネト言わせて」第6回放送分で、志村君自ら紹介してアルバム「Teenager」に収録されている全曲のフラッシュを流すのですが、それを聞くと「ペダル」がなぜこのアルバムの一曲目として選ばれたのかがわかるような気がします。

志村君の解説によると「徐々に始まる感じ」。
続けて「ライブは工作を考えてるから。アレンジ。ちょっとした。」

その出来上がりは、「富士五湖文化センターライブDVD」でご覧になれます。
何かとてつもないことが起きそうな予感がする凱旋ライブのオープニングに選曲されたのが、この「ペダル」でした。曲の始まりを告げるキーボードの音。緞帳(どんちょう)が徐々に開いていく様子が、まさにライブの「幕開け」を最高に演出してくれていました。


まるで自分が上昇気流に乗っかったような、なんともいえない気持ちにさせてくれる曲です。

日本語がわかる私達は、歌詞からもその高揚感を味わうことができるわけですが、なぜベンジャミンさんのように日本語がわからない外国人の方に、なぜ「ペダル」の高揚感が伝わるのだろうかと思います。

きっと本物だけがもつ力が、音と言葉を通して、世界中の皆さんに伝わるのでしょう。

ベンジャミンさんは、機会のあるごとに、特に志村君のお誕生日などに、定期的にフジファブリックの音楽と志村君のことをTwitter(現X)で伝えてくださっています。


「お誕生日おめでとう、志村正彦さん

もしご存命なら、今日で45歳でしたね。

亡くなられてからもう15年以上経つと思うと悲しいですが、
あなたが残してくださった音楽と歌詞に感謝しています。

今日はご両親、ご家族、ご友人の皆さまに想いを寄せています。」


2021年7月10日 ツイート

2023年7月18日 ツイート

「日本の外ではあまり知られていないかもしれませんが、これは フジファブリックの志村正彦さん のことです。

彼のライブを観ることも、新しい音楽を聴くことも、ご本人に会うことも叶わなかったのがとても残念です。

繊細さと美しさを見出す力を持った才能あるソングライターでした。あまりにも若くして亡くなられてしまいました。」

2022年7月10日 ツイート

「誕生日おめでとう、志村正彦さん
もしご存命なら、今日で42歳でした。

惜しまれながら今も深く想われています。
本当に唯一無二の存在でした。」


2024年1月1日 ツイート

「毎年12月になると、2009年のクリスマスイブに亡くなられた
偉大な志村正彦さんのことを思い出します。

彼の音楽は時を超えて色あせることなく、
その言葉やメロディーはいまも生き続け、鮮やかに響いています。」


常に前を向いて走り続けていた志村君でしたから、世界に活躍の場をうつすことも視野に入れて音楽活動をしていたのではないかと思います。「音楽と言葉」のインタビューでも、英語で書く歌詞についてお話しています。

ロックの本場イギリスに、フジファブリックの大ファンがいると聞いたら、きっと喜ばれたことでしょう。


今日の一曲は、「赤黄色の金木犀」です。今年は暑さが続いていますから、金木犀はいつもより遅くなってしまうのでしょうか。



Today, I would like to introduce Mr. Benjamin Wright, a fan of Fujifabric’s Masahiko Shimura who lives in Wales, UK.

Mr. Benjamin is an active journalist working as a political correspondent for the BBC, the British public broadcaster. Born in the birthplace of rock, the UK, he has loved music since his youth, listening to many British rock bands such as Manic Street Preachers. A few years ago, Benjamin encountered the music of Fujifabric. His first introduction was their 3rd album Teenager.

He describes it as an album filled with gem-like masterpieces.

In particular, he was overwhelmed by the power of the opening track, Pedal.

At a time when he was facing very difficult circumstances both personally and professionally, he says listening to Pedal in the morning gave him the strength to think, “I can do my best today!”

In the 6th broadcast of the internet radio show Fujifabric no Netoneto Iwasete, Shimura himself introduces the album Teenager and plays flashes of all the tracks. Listening to that, you get a sense of why Pedal was chosen as the first track on the album.

According to Shimura’s own explanation: “It feels like it gradually begins.”
He continued: “I was thinking about how it would work in a live performance. The arrangement, just a little.”

You can see the finished result on the Fuji Five Lakes Cultural Center Live DVD.
For the grand homecoming live, which carried the feeling that something extraordinary was about to happen, Pedal was chosen as the opening number. The sound of the keyboard signaling the beginning of the song, and the curtain slowly rising—it perfectly created the sense of a “curtain-raising” moment.

It’s a song that makes you feel as though you’re caught in an updraft, lifted into an indescribable state.

For those of us who understand Japanese, the lyrics add to that uplifting feeling. But why is it, I wonder, that this same exhilaration from Pedal reaches someone like Benjamin, who doesn’t understand Japanese?

Surely it is because the true power of something genuine can transcend language, carried through music and words to reach people all over the world.

Whenever he has the chance—especially on Shimura’s birthday—Benjamin regularly shares thoughts about Fujifabric and Shimura on Twitter (now X)

Tweet 10th July 2021 

Tweet 18th July 2023 

Tweet 10th July 2022 


Since Masahiko was always moving forward and pushing ahead, I believe he might also have been looking toward expanding his musical activities to a global stage. In an interview for Music and Words, he even spoke about writing lyrics in English.

If he had known that he had a passionate fan in the UK, the birthplace of rock, he surely would have been delighted.

Today’s featured song is Aka-Kiiro no Kinmokusei (Red-Yellow Osmanthus). With the heat lasting so long this year, I wonder if the fragrant osmanthus will bloom later than usual.

Sunday, 27 July 2025

マイ・フェイバリット・アルバム「TEENAGER」フジファブリック/生方美久さん

 7月22日(火)午後10:30NHKラジオで放送された「マイ・フェバリット・アルバム 」にて、脚本家の生方美久さんが、フジファブリックの3rdアルバム「TEENAGER」を「思春期の心に寄り添ってくれたドラマティックなアルバムたち」として、紹介して下さいました。

NHKラジオらりる★らりる 「マイ・フェイバリット・アルバム TEENAGER フジファブリック/生方美久さん」

生方さんはラジオ番組の中で、

「中高生の多感な時期に、フジファブリックが好きで、よく聞いたこと」

「2009年12月24日に志村正彦さんが亡くなったのは、直接の知り合いではないけれど、『身近」な人が亡くなった初めての体験だったこと」

「2009年12月28日に開催されたカウントダウンジャパンという音楽フェスで、志村さん不在のライブに参加した思い出」

「『TEENAGER』は、曲順が秀逸なこと」

「『ペダル』の出だしが大好きで、アルバムのスタートにふさわしい曲であること」

などなど、ファンが認めるファントークをいろいろとお話下さいました。


生方さんは、テレビドラマ「silent」(2022年10月6日~12月22日 フジテレビ系列放送)を手掛けた脚本家で、ドラマ内でも「脚本家さんは、フジファブリックのファンかな。」と思わせる場面がいくつかありました。ドラマの主人公、青葉紬(川口春奈さん)が働いている渋谷のタワーレコードで、フジファブリックのアルバムをぶちまけてしまった場面を覚えていらっしゃるファンもいるかと思います。

「志村正彦さんがお亡くなりになられた。」というお話の中の言葉遣いからも、生方さんの志村君へのリスペクトが伝わってきます。


2025年7月29日(火)午後11:20まで視聴可能ですので、ぜひご視聴下さい。

NHKラジオらりる★らりる 「マイ・フェイバリット・アルバム TEENAGER フジファブリック/生方美久さん」

「silent」のプロデューサーは、テレビドラマ「SUMMER NUDE」のプロデューサーもなさった村瀬健さんでした。村瀬さんもフジファブリックの大ファンとして広く知られていて、「SUMMER NUDE」では、フジファブリックの「若者のすべて」が挿入歌として選ばれました。

最後に、改めてフジファブリックの3rdアルバム「TEENAGER」の曲順を、ご紹介します。ファンの皆様、これを機に「ペダル」から「TEENAGER」まで、通して聞いてみて下さい。そして、志村君が曲順に込めた思いを感じてみて下さい。

1.ペダル

2.記念写真

3.B.O.I.P

4.若者のすべて

5.Chocolate Panic

6.Strawberry Shortcakes

7.Surfer King

8.ロマネ

9.パッション・フルーツ

10.東京炎上 ー Album Mix

11.まばたき

12.星降る夜になったら

13.TEENAGER


一曲も捨て曲などない、珠玉の名アルバムです。

今日の一曲は「TEENAGER」です。楽しそうに演奏する志村君が、ほほえましいです。

Friday, 11 July 2025

日本マクドナルド企業CMにフジファブリック「若者のすべて」が決定!


フジファブリックファンの皆様、お待たせしました。朗報です!

 この度、日本マクドナルドCMのBGMが、フジファブリック「若者のすべて」に決定しました!!

使用期間は2025年7月11日からの1クール(3か月間)です。

日本国内にてテレビ・ラジオ(地上波・衛星放送・有線放送・インターネットTVラジオ・ケーブルテレビ)、店頭ビデオほか、多数のメディア媒体にて「若者のすべて」が流れます。




日本マクドナルド公式X(旧Twitter) ドライブスルーは大人への通り道

運転免許を取りたての男の子が、お母さんとお姉ちゃんを車に乗せて、マクドナルドのドライブスルーに連れて行きます。場所は九州の長崎でしょうか。お国言葉がやさしさを倍増させます。お姉ちゃんが弟をおもしろおかしくからかう中、我が子の成長をかみしめるお母さん。

サビの花火の部分が流れないことで、「若者のすべて」=花火 の印象付けがない分、地方都市の夏の雰囲気だけが切り取られた感じが、CMのストーリーによく合っていると思いました。「日常生活の一コマに寄り添う曲を作りたい」と言っていた志村君でしたが、また一つ大きな夢が叶ったのではないでしょうか。

志村君は高校時代、富士吉田のマクドナルドでバイトをしていました。聖地巡礼で、訪れたファンもいらっしゃることと思います。

インターネットラジオでも、ファンが金澤さんのコーナー「小さな幸せ」(幸せが小さければ小さいほど、ポイントがもらえるコーナー)に「チーズバーガーにピクルスが二枚入っていた。」とファンが投稿した回では、「それは普通だよ。3枚入っていたらラッキーなんだよ。」と言っていた回がありました。フジファブリックのネトネト言わせて インターネットラジオ

そのマクドナルドの企業CMに起用され、3か月間、自分の作詞作曲した曲が流れ続けるのは、とても名誉なことだと思います。

先日の記事で、「若者のすべて」の数奇な運命を書いたのですが(Fujifabric International Fan Site 6月23日付 記事)、運命に導かれた1ページがまた加わることとなりました。志村君がいなくなってから16年間の間に、大躍進を遂げた曲です。一生懸命頑張っても、なかなかメジャーデビューすることが叶わないこの世界で、ご自身が不在の中、ここまでの大出世をすることは大変名誉なことだと思います。

片寄さんが初めて聞いた時に「鳥肌がたった。」と志村君に伝えたと仰っていますが、片寄さんの目に狂いはなかったと、今は誰しも賛同するのではないでしょうか。片寄明人ブログ 「フジファブリック7」2010年7月16日付 

当時の不安を抱える志村君の様子を、赤裸々に片寄さんが描写していますが、片寄さんのおっしゃる通り、全くの杞憂であったのに・・・と、切なくなります。今は空の上から、マクドナルドで流れる「若者のすべて」を、笑顔で見て下さっているといいなと思います。

山梨県のマクドナルド全店舗で、「この曲は、山梨県富士吉田市出身の志村正彦さんの曲です。」と張り紙をしてほしい!と、切に願っております。

今日の一曲は、もちろんこの曲。

「若者のすべて」です。金澤さんの弾く淡々となり続けるピアノと志村君のボーカルが、絶妙な雰囲気を出しているCMとなりました。また志村君にとっても、最高のお誕生日プレゼントとなったと思います。志村君、おめでとうございます! 富士吉田のみんなより


Fujifabric’s “Wakamono no Subete” has been selected as the background music for a new McDonald’s Japan commercial!!

The song will be used for one season (three months), starting from July 11, 2025.

Within Japan, “Wakamono no Subete” will be played across various media platforms, including television and radio (both terrestrial and satellite broadcasts, cable, internet TV/radio), in-store videos, and many more.

McDonalds Japan Official Twitter

A young man, who has just gotten his driver’s license, takes his mother and older sister for a ride to the McDonald’s drive-thru. The setting seems to be Nagasaki, Kyushu. The local dialect adds an extra layer of warmth to the scene. As the older sister playfully teases her younger brother, the mother quietly reflects on how much her child has grown.

The commercial doesn’t include the iconic fireworks part of the chorus from “Wakamono no Subete”, which means it avoids the strong association of the song with fireworks. Instead, it captures only the atmosphere of summer in a provincial town, which fits beautifully with the story of the ad. Shimura once said he wanted to create songs that “blend into the everyday moments of life,” and perhaps, with this, another one of his dreams has come true.

Back in high school, Shimura worked part-time at a McDonald’s in Fujiyoshida. Some fans may have even visited the location as a kind of pilgrimage.

There was a memorable moment on the band’s internet radio show, Netoneto Iwasete, in the segment hosted by Kanazawa called “Small Happiness”—a corner where the smaller the happiness, the more points you get. A fan once sent in, “There were two pickles in my cheeseburger,” and someone replied, “That’s normal. You’re lucky if there are three.”

Now, the fact that one of Shimura’s songs—written and composed by him—is being used in a McDonald’s corporate commercial and will be aired continuously for three months is truly an honor.

In a previous article on June 23 (Fujifabric International Fan Site), I wrote about the curious fate of “Wakamono no Subete”, and now, it seems, yet another fateful chapter has been added. In the 16 years since Shimura’s passing, this song has gone on to achieve tremendous success. In a world where even with great effort, many artists never get to debut, for his song to rise to such prominence in his absence is truly a remarkable accomplishment.

Mr. Katayose, who is the producer of the first Fujifabric's album, "Fujifabric", once told Shimura that he got goosebumps the first time he heard the song. Looking back now, it’s clear that Katayose’s instincts were absolutely right—surely everyone would agree. (From Akihito Katayose’s blog “Fujifabric 7,” dated July 16, 2010.)

Katayose’s honest portrayal of Shimura at the time—worried and uncertain—is heartbreaking. But as Katayose said, those fears turned out to be completely unfounded… Thinking about it now brings a tinge of sadness. I hope that, from up above, Shimura is watching this McDonald’s commercial featuring “Wakamono no Subete” with a smile.

I sincerely wish that every McDonald’s location in Yamanashi Prefecture would put up a sign saying:
“This song is by Masahiko Shimura, a native of Fujiyoshida, Yamanashi.”

And today’s featured song, of course, is none other than
“Wakamono no Subete.”
The commercial beautifully captures its mood, with Kanazawa’s quietly persistent piano and Shimura’s vocals weaving together in perfect harmony. I believe this has also become the best possible birthday present for Shimura-kun.

Shimura-kun, congratulations from us in Fujiyoshida !

Thursday, 10 July 2025

志村正彦さん 45才のお誕生日

 今日、7月10日はフジファブリック 志村正彦さんの45才のお誕生日です。

7月7日から13日まで、富士吉田市では、夕方6時のチャイムがフジファブリック「若者のすべて」に変更され、流れております(Fujifabric International Fan Site 2025年6月23日付記事。市内各所で聞けるのですが、下吉田駅と市民会館周辺が音の反響が少なく、チャイム音がきれいに聞けるということです。

富士吉田にいらっしゃることができないファンの皆様には、山梨日日新聞社さんが毎年、オンラインにてチャイム音の中継をして下さいます。定期購読をしていなくても、無料で聞けますので、ぜひ山梨日日新聞社のホームページからアクセスしてみて下さい。

山梨日日新聞 デジタル版

明日も山梨県富士五湖地方は暑さが予想されております。ファンの皆様、くれぐれも暑さ対策をしていらして下さい。

今日の一曲は、引き続き「若者のすべて」です。