Friday, 5 October 2018

ここ最近の「若者のすべて」 Vol.3

2018年9月11日付ブログ記事より続きます。

「若者のすべて」は、スロースターターだっただけなのです。

じわじわとファンを増やしながら、今日に至ります。一発屋で終わるのは本望ではないと考えていた志村君らしい、地道な、でも堅実かつ確実な方法で、「若者のすべて」は世に広まってきているのかもしれないと思います。


8月26日にテレビ朝日で放送された「関ジャム 完全燃SHOW」の中で、歌詞プロデューサーのいしわたり淳治さんが言っていたことを、「これこれ!こういうことなんだ!」と思ったファンの方も多かったのではないでしょうか。以下、いしわたりさんの分析です。

「(歌詞に出てくる『天気予報士がテレビで言ってた』『夕方5時のチャイム』などの言葉を例として取り上げ)情景描写に関してはとても具体的なんですけど、『君』っていうワードは一切でてこないし、でも聞いていくと『あれ、偶然花火で会うのかな』みたいな、たぶん全員が同じ物語を『君』っていう言葉をつかわずに思い浮かべるって、奇跡」


「詞に主役となる『君』という言葉がなく、重要な要素がない喪失感を生んでいる」

9月26日放送された「スッキリ」(日本テレビ系)で取り上げられた「若者のすべて」が、みなさんの記憶に新しいかと思います。

番組内コーナー冒頭では、まず「若者のすべて」のPVがでましたね!

槇原敬之さん、桜井和寿さん、スガシカオさんなど多くのアーティストがカバーしたことも、伝えてくれました。

「赤黄色の金木犀」のPV
渋谷公会堂での「陽炎」
ROCK IN JAPAN  FESTIVALでの「虹」
COUNT DOWN JAPANでの「銀河」
富士五湖文化センターでの「銀河」

限られた放送時間の中で、志村君がボーカル・ギターを勤める過去の映像が、地上波でこれほどたくさん流れたことは画期的であり、ファンとしてとても嬉しかったです。

フジファブリックの大切な曲「茜色の夕日」は、志村君の声とフジフジ富士Qでの民生さんの動画、両方が流れました。
 
志村君が音楽の道を志すきっかけとなった奥田民生さん、バイト時代からの先輩の綾小路翔さんの言葉も、「HARUNAのまとめ」で「奥田民生、綾小路翔が認めた歌詞&メロディー」と要約された、まさにそのままでしたね。

「フジファブリックの魅力が志村正彦さんが綴る叙情的な歌詞と、胸をしめつけられるような切なさを感じるメロディー」との説明も含め、番組の動画作成を担当した方は、絶対にフジファブリックファンでしょう!?というほど、志村君愛にあふれた紹介映像だったように思います。

近藤春菜さんは、10年前からいろいろなアーティストや芸人仲間から、「フジファブリック、すごくいい。」ときいて、人のカラオケなどでも聞いて、大好きになったと言っていました。コーナー最後に「天の声」役、山里亮太さんも堂に入った歌声で「若者のすべて」を披露してくれました。ダイノジ大谷さん、フットボールアワーの岩尾さんなど、フジファブリックファンを公言している芸人さんも多いので、お笑い好きだった志村君は喜んでいるのかなと勝手に想像していました。

諸事情あったのだとは思いますが、生演奏で「若者のすべて」のAメロが省略されたことは、初めて聞く方には曲の良さがいまいち伝わらなかったのではないかと、残念でした・・・。

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、お彼岸もすぎた9月26日、「若者のすべて」が暑い季節の終わりを告げたような気がしました。

今日の一曲は、もちろんこの曲。「若者のすべて」です。


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