今年も、12月24日を迎えました。
フジファブリックファンの中には、クリスマスイブで華やぐ街を見ながら、複雑な思いで今日という日を過ごされる方も多いのではないでしょうか。
今年も、志村正彦さんは大躍進をとげました。
高校音楽の教科書に「若者のすべて」が採用されたこと。
高校国語の副読本に「桜の季節」の歌詞が採用されたこと。
富士吉田市「文化芙蓉賞」を受賞したこと。
富士急行線下吉田駅で、「若者のすべて」と「茜色の夕日」が列車接近音として流れるようになったこと。
どれをとっても大変嬉しく、誇らしいニュースばかりでした。
路地裏の僕たちのみんながラジオでも言っていた
「まーくん、偉人だね!」
の言葉に集約されています。ロックというジャンルを超え、世代を超え、みんなに愛される楽曲の素晴らしさが、改めて評価されたのだと思います。フジファブリックは、2004年4月14日にメジャーデビューしました。2009年12月24日というバンドの運命を変える日を経ても、時は止まることなく、志村君の諸々はずっと続いています。
「これからなんですよね、真価が問われるのが」
「FAB BOOK」(角川マガジンズ 2010/06/01)の表紙に書かれている志村君の言葉です。
ご本人不在の中、途切れることなく、常に何かが動き続けていた12年間。そして、2021年、コロナ禍にありながら、まさに「真価」が評価された年だったのではないでしょうか。
2022年には、どんな活躍を見せてくれるでしょうか。楽しみですね!
今日の一曲は、「茜色の夕日」です。今年は夕方5時のチャイムだけでなく、下吉田駅のホームでも響いています。