Friday, 8 August 2014

リニューアルオープンのお知らせ 新宿LOFT夏のイベント


皆様、ご無沙汰しております。

毎日暑い日が続いておりますが、皆様元気にお過ごしでいらっしゃいますか。
今年はまだ、「日本一 暑い街」として報道されていない甲府市ですが、真っ青な空、白い入道雲、幾重にも連なる深緑色の山々、草と土の混じり合った河川敷のにおい、富士山の左肩に連なる山小屋の灯は、真夏の到来を告げています。

さて、一旦閉鎖をしたこのブログですが、830日に4年目の夏を迎えるにあたり、リニューアルオープンする運びとなりましたのでお知らせ致します!

レイアウトの変更以外は、これまでと変わりません。

フジファブリックの音楽と歌詞の素晴らしさを、日本の、そして世界の皆様に向けて発信していけたらと思います。外国のファンの方々により深くフジファブリックの音楽を楽しんで頂けるように、歌詞の英訳も続けていく所存です。

心機一転、頑張ります!
今後共どうぞよろしくお願い致します。



今日はリニューアルオープン後、初めての記事ということで、最近起こった出来事を筆の赴くまま書いていこうと思います。

731日、あるご縁に導かれて、新宿LOFTで行われたU22(22歳以下)「Teen’s Music Camp 2014 U_22 夏ダヨ!!ライブハウスに全員集合!」(2014年7月31日 新宿LOFT スケジュール)を観に、新宿へ行ってきました。
ファンの皆様はご存知の通り、フジファブリックはインディーズ時代、新宿LOFTというライブハウスに所属していました(2002から2004)。LOFTが運営するレーベルであるSONG-CRUXから、「レーベル初のアーティスト」として2枚のミニアルバムを発表しました。(『アラカルト』 2002.10.21リリース、『アラモード』 2003.06.21リリース)

当時、フジファブリックを担当していた樋口寛子さんは、現在もLOFTにて若いミュージシャンの育成に情熱を傾けていらっしゃいます。
そんな樋口さんを頼りに集まるミュージシャンの中には、志村君を慕ってくる方も多いと以前からきいていました。この日も、「樋口さんの公演だから。」と、フジファブリックの曲を聴いてからステージに挑んだバンドマンがいらしたと後からきき、感激しました。
私にとって初めてのLOFTだったのですが、フジファブリックにとって特別なこの場所で、今から音楽の世界へ羽ばたいていく若いミュージシャンの演奏を聴く機会に恵まれたことは、とても嬉しく有難いことでした。

独特の雰囲気をもつライブハウスで、大きさも丁度よく、音質もバランスも最高でしたが、なんといってもあの白黒市松模様のフロアを見て、LOFTにいる実感がわきました。

夕方5時から9時過ぎまで、途中トークもはさみながら、全7バンドがオリジナル曲を披露しました。
北海道や青森など、バンドの出身は様々で、「故郷を思って書いた曲なのかな。」と思わせる歌詞が何曲かありました。「満たされない思い」は、時にとても大きい力を発揮するものだと実感!


薄暗い空間に輝くスポットライトや白黒のフロアの前で、故郷の情景を歌う曲を聴いていたら、FAB BOXの映像を思い出しました。「志村君も山梨を後にして、この場所で『花屋の娘』や『お月様のっぺらぼう』等を歌っていたんだな。皆さんみたいに、自分で楽器を運んだり、準備したり、片付けたり、精算したりしていたんだろうな。」と思ったら、タイムスリップをしたような不思議な気分になりました。

「志村君、頑張っていたんだな。」と。

ライブの後、「志村さんのサインが書いてあるポスターがありますよ。」と、教えて頂きました。隣接するバーには、フジファブリックとメレンゲのメンバー直筆のサイン入りポスターが飾ってありました。

「11.12 SHINJUKU LOFT FUJIFABRIC×MERENGUE」とは、2009年1112日に行われたフジファブリックとメレンゲのライブのことでしょうか。そうだとすると、亡くなる一ヶ月ほど前に書いたサインなのかもしれません。

「志村正彦さんという人はこの世からいなくなってしまったけれど、フジファブリックの音楽の中だけでなく、このように志村君を尊敬するミュージシャンが作る音楽の中でもなんらかの形で生き続けていくのかな。」と、音楽の「力試し」に集まった若いバンドマンと、志村君のサインを見ながら考えていました。



それはもしかしたら、お花畑のようなものなのかなと想像してみたりしました。

「ミュージシャンの心の中には『音楽の花畑』のようなものがあって、その人が影響を受けた様々な音楽家の咲かせた花、たとえば奥田民生さんの花、ビートルズの花、などが一緒に集まって咲き、その人独特のお花畑を作っているのかな。」

「志村君が飛ばしたたんぽぽの綿毛が、彼らの『音楽の花畑』に着地して、花を咲かせ、またここから次の『音楽の花畑』に綿毛を飛ばしていくのかな。」

自然のサイクルが音楽の中にも存在するような、そんな気持ちにさせてくれたLOFTでした。

素敵な機会を与えて下さり、本当にありがとうございました。感謝しています。

数々の名曲を遺してくれた志村正彦君。
心からの感謝を込めて、今までも、これからも、このブログをあなたに捧げたいと思います。

今日の一曲は、「ペダル」です。

「だいだい色 そしてピンク 咲いている花が 
まぶしいと感じるなんて しょうがないのかい」



2 comments:

Anonymous said...

閉鎖と聴いて寂しい気持ちになっていました。
リニューアルオープンということで、これからも楽しく訪問させて頂きますね。

杉山麻衣 Jack Russell Terrier in Bangkok said...

温かいコメントを、ありがとうございます。
皆様の気持ちが、とても有難いです。
変わらず頑張っていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します!