今年も花火大会の季節がやってきました。
山梨県では、富士河口湖の「湖上祭」(8月5日)、市川三郷町の「神明(しんめい)の花火大会」(8月7日)、石和町の「石和温泉花火大会」(8月21日)など、毎夏多くの花火大会が催されます。
「若者のすべて」は、志村君が河口湖湖上祭の花火を思い出して書いた曲として、ファンの間では知られていますが、この湖上祭、今年で95回目を迎えます。
長い歴史のある花火大会として、古くから地元の人たちにも親しまれています。詳しくはこちらのホームページをご覧ください。富士河口湖 総合観光情報サイト 河口湖湖上祭
8月1日から5日にかけて、富士五湖それぞれの湖で花火大会が行われますが、そのフィナーレを飾るにふさわしい最大の花火大会がこの河口湖湖上祭なのです。まさに「最後の花火に 今年もなったな」なのです。
8月4日の前夜祭を含め、合計1万発の花火があげられます。
残念ながら今年、山梨では暴力団の抗争により県下で催されるすべてのお祭りで露店が並ばないといういつもとは違う夏祭りとなっておりますが、それもいつもと一味違う雰囲気が楽しめていいのかもしれません。
もともと大型打ち上げ花火は、死者の慰霊とも水神さまのお祭りとも悪霊退散のためともいわれるのですから、元来の意味を考えながら花火を眺めるのもいいかもしれません。
湖上祭は、湖の真ん中から花火があがるため、河原で打ち上げられる花火とはまた違う趣があります。富士山をバックに見る花火を見ると、神秘的な気持ちになります。
国中(甲府盆地)に住む私たちは、石和の花火大会を見ると「今年の夏も、もう終わりか。」となんともいえない寂しさを感じますが、郡内(富士吉田、大月、上野原など)の人たちは湖上祭の花火を見ると、同じ気分になるのだと思います。
また郡内では夏が短いため、お盆をすぎると急激に朝晩の風が冷たくなってきます。今年は異常気象により、6月末が一番暑かったようで、すでに「真夏のピークは去った」と先ほど県内ニュースでいっていました。東部富士五湖地方(富士吉田もこちら)は、毎晩17,8度まで下がりますから、長袖を着ないと寒い陽気です。
ぜひ一度、湖上祭にいらしてみてください。
今日の一曲は、「若者のすべて」です。
志村君の淡い青春の一こまに、自分の姿を重ねる人も多いのではないでしょうか。