Saturday, 30 July 2011

河口湖湖上祭 

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今年も花火大会の季節がやってきました。

山梨県では、富士河口湖の「湖上祭」(8月5日)、市川三郷町の「神明(しんめい)の花火大会」(8月7日)、石和町の「石和温泉花火大会」(8月21日)など、毎夏多くの花火大会が催されます。

「若者のすべて」は、志村君が河口湖湖上祭の花火を思い出して書いた曲として、ファンの間では知られていますが、この湖上祭、今年で95回目を迎えます。
長い歴史のある花火大会として、古くから地元の人たちにも親しまれています。詳しくはこちらのホームページをご覧ください。富士河口湖 総合観光情報サイト 河口湖湖上祭

8月1日から5日にかけて、富士五湖それぞれの湖で花火大会が行われますが、そのフィナーレを飾るにふさわしい最大の花火大会がこの河口湖湖上祭なのです。まさに「最後の花火に 今年もなったな」なのです。
8月4日の前夜祭を含め、合計1万発の花火があげられます。

残念ながら今年、山梨では暴力団の抗争により県下で催されるすべてのお祭りで露店が並ばないといういつもとは違う夏祭りとなっておりますが、それもいつもと一味違う雰囲気が楽しめていいのかもしれません。
もともと大型打ち上げ花火は、死者の慰霊とも水神さまのお祭りとも悪霊退散のためともいわれるのですから、元来の意味を考えながら花火を眺めるのもいいかもしれません。

湖上祭は、湖の真ん中から花火があがるため、河原で打ち上げられる花火とはまた違う趣があります。富士山をバックに見る花火を見ると、神秘的な気持ちになります。

国中(甲府盆地)に住む私たちは、石和の花火大会を見ると「今年の夏も、もう終わりか。」となんともいえない寂しさを感じますが、郡内(富士吉田、大月、上野原など)の人たちは湖上祭の花火を見ると、同じ気分になるのだと思います。

また郡内では夏が短いため、お盆をすぎると急激に朝晩の風が冷たくなってきます。今年は異常気象により、6月末が一番暑かったようで、すでに「真夏のピークは去った」と先ほど県内ニュースでいっていました。東部富士五湖地方(富士吉田もこちら)は、毎晩17,8度まで下がりますから、長袖を着ないと寒い陽気です。

ぜひ一度、湖上祭にいらしてみてください。

今日の一曲は、「若者のすべて」です。
志村君の淡い青春の一こまに、自分の姿を重ねる人も多いのではないでしょうか。


Friday, 29 July 2011

Fujifabric Fuji Fuji Fuji Q DVD

フジファブリック presents フジフジ富士Q -完全版-(完全生産限定盤) [DVD]

山梨に帰って大忙しの毎日を送っていて、なかなかブログを書けずに失礼しております。
志村君、ごめんなさい。

志村くんの夢のステージ「フジフジ富士Q」のDVDが、届いてからはや10日以上。とっくに我が家に届いていながらもなかなかゆっくり鑑賞する時間がなかったのですが、やっと見ることができました!

彼を想う1万7千人の観客と出演者が見守る中、志村正彦くんの夢が叶った瞬間。それを見届けられたという感動。
みんなの熱い思いで会場が包まれたあの日が、DVDで甦ります。

まだ見ていない方のために(いくら離島でも、そんなことはもうないか)、あまり詳しい説明は避けますが、とってもかわいいサプライズを白い封筒の中に発見!
本を最後まで読むと、それが何物かが「なるほど!」と分かります。
昔のグリコのおまけのような嬉しいサプライズで、なんだか重要関係者になったような気分になって?特にファンには嬉しい一品です。

内容は、当日参加した人も参加できなかった人も楽しめるものだと思います。

音声も修正されているのか、かえって会場で聴いたものより聴きやすいかも・・・。
席がとっても後ろのほうだった私たちはほとんどステージが見えなかったので、「こんなことをしていたのか!フムフム。」と見入ってしまいました。
志村君が亡くなった後にファンになった方たちには、必須アイテムであるですが、このフジフジ富士Qもお勧めです。

出演者が語る志村君への熱い思いが伝わってきて、志村君の偉大さを再認識します。プロの音楽家が惚れ込むだけでなく、ど素人の私たちでも感動できる音楽を作る天才でした。
どうしてあのステージに一番いなければいけない本人がいないのかと、当日何度も思いましたし、正直今でも受け入れられないのですが、フジファブリックの音楽を一人でも多くの人に聴いてもらいたいという思いは一層強くなるばかりです。

富士山麓から世界に響け!フジファブリック!!

山内君、加藤君、金澤君。
サポートではなくフジファブリックとして出演するライブや、3人で作詞作曲をしたニューアルバムが公式ホームページで発表され、本格的に動き始めました。

今のこの時だからこそ、志村君がすべてを捧げて作り上げてきたものを大切にして、感謝の気持ちを忘れずにいたいと思うのです。
彼の遺した音楽の中で、そして私たちファンの心の中で、志村正彦くんは生き続け、これからはもっともっとその存在感を増していくことでしょう。

今日の一曲は、「若者のすべて」。
もうすぐ、河口湖湖上祭です。



Sunday, 10 July 2011

お誕生日



志村君、31歳のお誕生日おめでとう。

今日の山梨は、朝からとっても暑かったけど、夕方には空が掻き曇って雷がなりました。
その後、また陽が出てきて、まるで「陽炎」の歌詞のようでした。

暑い中、大勢のファンのみなさんが、あなたに会いに富士吉田へ行ったのでしょう。
たくさんのお花に囲まれ、ご家族やファンやお友達に祝福された、いいお誕生日になったことと思います。

今日は浅草観音の縁日で、この日に観音さまを参拝した者はたった一回でも4万6千日参拝したのと同じだけの功徳が授けられるという特別な日だそうです。
そんな日に生まれた志村君は、やっぱり特別な人です。

いつもすばらしい音楽を、ありがとう。
私の人生に寄り添ってくれて、ありがとう。
同じ時代に、同じ国に、同じ県に生まれてきてくれたことに、ありがとう。
そしてあなたとあなたの音楽に出会えたことに、心から感謝します。

今日の一曲は、「バースデー」。

Tuesday, 5 July 2011

山梨日日新聞 「授業で寄り道」

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今日もまたまた予定変更で、お伝えいたします。
記事の内容が前後してしまいますが、6月30日付け山梨日日新聞に志村正彦君についての記事が掲載されました。

「ときめきゾーン 授業で寄り道 甲府城西(じょうさい)高の国語 ロック題材に討論 本音語り合う面白さ発見」
山梨県甲府市にある城西高校の国語教師、小林一之先生がフジファブリック・志村正彦くんの書いた歌詞を使って国語の授業をする様子が、写真入の記事になっていました。

今回、小林先生が選んだ曲は、「陽炎」と「若者のすべて」。
地元山梨の風景がちりばめられた曲です。

生徒ひとりひとりが、曲を聴き、歌詞を読んだ後、志村君や曲についての意見を前に出て発表していきます。

「(志村さんは)音楽に対する純粋な感情や向き合い方を持っていると感じた」
「歌詞がどこかで耳にしたような言葉ではなく、志村さんが生み出している。こういうことができるのは音楽とまっすぐ向き合い、楽なほうに逃げていない表れだと思う」
ふむふむ。
高校生、よみが深く驚きました。志村君の思いは、世代を超えて伝わっていたのですね。

またこのような鋭い指摘も。

「最近の曲は出会いから最後にどうなったというものが多いけど、志村さんのように細かい設定をしないことで自分(の状況)にも当てはめられる。つまり、想像の幅が広がる詞だと思う」

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そして「若者のすべて」では、男子と女子では意見の違いが浮き彫りになる場面も・・・。
「花火大会と一緒に、終わらせようとすることによって、前向きさも感じ取れる」という一女子に対し、「その捉え方には意義あり。男のほうが未練がましいし、自分と重なる。」という男子の意見。
確かに、そうです。そういえば、「女は怖い」と志村君も言ってましたっけ。
実に興味深い見解です。

また、「駄菓子屋」という歌詞から、時代背景を読み取る意見もあったそうです。1980年生まれの志村君。とっても若いと個人的には思っていたのですが、そうか、高校生にとってみればずっと年上のお兄さん(おじさん?)なんですね。そういえば私の地元甲府でも、昔はよく見かけた駄菓子屋を、最近はめっきり見なくなりました。

生徒が自分の意見を発表することで、自分とは異なる捉え方がたくさんあるんだということを学んだ国語の授業。
志村君の地元、山梨県で、彼の書いた歌詞がこのような形で、若い世代に注目され取り上げられていることがとても嬉しく、感激いたしました。「陽炎」も「若者のすべて」も、心に響く名曲ですから、これからもできるだけ多くの方の目に触れて、この感動を味わってほしいと切に願います。

志村正彦くんの時代は、これからなのですから。

今日の一曲は、「陽炎」。
あの街並み、英雄きどった路地裏の僕。夏の日に富士吉田に行くと、路地裏からひょこっと「僕」がでてきそうな気がしています。
もうすぐ31歳のお誕生日を迎える、永遠の少年です。

Sunday, 3 July 2011

山梨日日新聞 「言葉のチカラ」


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今日は急遽予定変更して、2011年7月1日付け山梨日日新聞に掲載された、フジファブリック・志村正彦君の記事について、書きたいと思います。

特集「言葉のチカラ」内の「先人に学ぶ 山梨発の名言・格言」という記事。
「逆境を生き抜き、一時代を築いた人々。波乱に満ちた人生に裏打ちされた名言は、時を経た今も見聞きする者の胸を揺さぶる。山梨発の珠玉の言葉の数々」という説明書きの後で、樋口一葉(山梨県甲州市塩山出身)、武田信玄(甲斐の国を治めた戦国武将)、ポール・ラッシュ博士(清里の開拓者といわれるGHQ将校)らと共に、フジファブリック・志村正彦くん(山梨県富士吉田市出身)の書いた歌詞が紙面を飾りました。

取り上げられた歌詞は、「ルーティーン」の一節「折れちゃいそうな心だけど、君からもらった心がある」。

「信念は持っているが、くじけそうになる時もある。そんな時、僕の曲を聴いてくれた人の感想が、折れそうになった僕の心を奮い立たせてくれる。この詞を読んで救われたって言ってくれるファンがいてくれたらうれしい」

生前、志村君が語った飾らない真実の言葉が、今でも私たちの心に響きます。
そして私たちファンの気持ちを代弁するような、一ファンの言葉が続きます。

「今でも歌詞を見たり曲を聴いたりして、元気をもらっているよ。ありがとう。」


富士吉田市の菩提寺には、ファンが自由に思いを書き込めるようにと、住職のご好意でノートが置いてあるのですが、そこに記帳されたファンの言葉です。
ファンへの思い、そしてファンから志村君への思いが一緒に記事に書いてあるところも、志村君らしさが出ていて温かいな、と感じました。

山梨の第一有力地方紙、山梨日日新聞が、山梨県から日本、世界に羽ばたいた偉人たちの珠玉の言葉の中に、志村君の歌詞を取り上げたというこの事実。
これが、私たち山梨県民にとってどんなに大きな意味があるかを、県外に住む皆さんに説明することは難しいのですが、志村正彦君が山梨の生んだ誇りであることに変わりはありません。このことが、山梨県で再認識される記事となりました。

今日の一曲は、「ルーティーン」。
東北関東大震災や福島原発事故など、「折れちゃいそうな心」がいつでも「君からもらった心」に励まされていること知るきっかけが、今年は多い年となってしまいました。
だからこそ、志村君。
いつも本当に、どうもありがとう。今でもあなたの遺してくれた音楽に、多くの人が励まされています。


Friday, 1 July 2011

夏の一日 「ベースボールは終わらない」と富士山山開き前夜祭

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この2,3日、山梨は本当に暑かった!
6月29日の最高気温、日本全国で1位が山梨県甲州市、2位が甲府市。ちなみに甲府では、38.1℃でした。
冷たい雨を想像して来たのに、タイより暑い毎日に驚きです。

昨日は、梅雨時とは思えない雷鳴と突然の停電を伴うにわか雨!

そんな天気の中、富士吉田市で富士山山開き前夜祭が行われました。
詳しい模様は、こちらのサイトをご覧ください。
富士吉田観光財団 富士山お山開き 

YBSニュース 1日の富士山山開きを前に「お道開き」

二日をかけて東京から富士吉田まで歩いてきた富士講信者たちや、地元の婦人会などが参加して、「お道開き」の儀式が執り行われました。
山梨県民は、この富士山お山開きのニュースを見ると、「夏が来た」という気分になるものです。

このブログを管理しているサイトのトラブルにより、自分で撮った写真がアップできない状態になっていて少し残念ですが、また続々アップしたいと思っております。

実家近くにあるグラウンドで、甲子園にむけて野球部の高校生たちが、早朝から夜遅くまで毎日練習に励んでいるのを久しぶりに見て懐かしい気分になりました。
そして、「FAB FOX」には夏を思い起こさせる曲が多いことに、初めて気づきました。

「Sunny Morning」「「ベースボールは終わらない」「雨のマーチ」「水飴と綿飴」「虹」。

何度も何度も繰り返し聴いていたはずなのに、新たな発見でした。
次回は「暑くてとけそう」な気分で「ベースボールは終わらない」を、詳しく見ていきたいと思います。

今日の一曲は、6年前、2005年に録画された「ベースボールは終わらない」です。みんな若い!ですね。