Sunday, 27 May 2018

「モノノケハカランダ」英訳歌詞、アップしました

外国のファンの皆様、
長らくお待たせいたしました。

2nd Album 「FAB FOX」の一曲目、「モノノケハカランダ」の英訳歌詞をPagesにアップ致しました。

将来的に改訂する可能性はありますが、まずは2018年版ということで、英訳歌詞の公開に踏み切りました。

毎回英訳するたびに思うことですが、志村君の作る歌詞は素晴らしい。でも、訳すのは苦労します!

今回の英訳で神経を使ったのは、モノノケをどう訳すかということです。

「モノノケ」は、「物の怪」の志村君流カタカナ表記かと推察し、「物の怪 - 日本の古典や民間信仰において、人間に憑いて苦しめたり、病気にさせたり、死に至らせたりするといわれる怨霊、死霊、生霊など霊のこと。妖怪、変化(へんげ)などを指すこともある。」という意味に一番近いのはどれかなというところをまず考えました。ハカランダの木からできているギターが唸っているところなどから、日本古来からある付喪神(つくもがみ)という信仰(長い年月を経た道具などに神や精霊、霊魂などが宿ったものである。人をたぶらかすとされた。)に似ている感覚かと思い、creepy, ghostly, ghastly, haunted, monstrousなど数ある単語の中から、spookyを選びました。

「獣の俺」も、「自分の中にいる野獣」という意味でとらえました。

聴き手によって歌詞の意味が変わるように、志村君が精巧に作り上げた歌詞ですから、英訳する際にも限定的な言葉を使わないように注意しました。

外国のファンの皆様が、フジファブリックの歌詞世界をより深くお楽しみくださいますように。これから歌詞の英訳を、どんどん進めていきますよ!



Sunday, 6 May 2018

路地裏の僕たちラジオ番組「ずらずらいわせて」シーズン3、スタート!

2016年5月1日から好評放送中の都留信用組合presents「路地裏の僕たちでずらずらいわせて」。
いよいよ5月6日から、シーズン3がスタートすることになったようです!じゃんけんでやった「雅人隊長のずらずらいわせて」本当にやるのかな?


「ずらずらいわせて」は、路地裏の僕たちメンバーが集まり、その時々で二本録り、三本録りをするのが常となっておりますが、この度、ちょっとした手違いによってアクシデント発生!シーズン2、最後の放送となる4月29日放送予定だった分を、その前の週、4月22日に放送してしまいました。ファンの皆様にお詫びのしるしにと、4月29日には、22日と29日放送予定となっていた2本を1時間編成で、急遽、放送させて頂きました。

お知らせが遅れてしまい、申し訳ございません。

22日には番組をききながら、「???」と思ったリスナーさんもいらしたかと思います。このような事情で、一部放送時間が変更されましたこと、また番組の内容が一部不自然だったこと等、路地裏の僕たち一同よりお詫び申し上げます。

マシト隊長はじめ、番組を彩って下さるカズくん、ブルボンヌさん、だいぞーさん、ナオスさん、ツーさん、他、同級生有志のみなさま。いつも楽しい番組を、ありがとうございます。志村正彦さんの作る新曲も、出演するライブも今となっては観ることができなくなってしまいましたが、こうして現在も志村さんを感じられる場所はファンにとって、貴重な存在です。

これも志村さんを思う地元、富士吉田の同級生たちが、2年間も活動を続けてきてくれたおかげだと思います。なかなかボランティアで、できることではないと思います。志村君、愛されてますねぇ。

来年、フジファブリックは結成15周年を迎えます。

最後に「てぶくろをかいに」「ごんぎつね」を書いた新美南吉さんが残した言葉を、引用したいと思います。


余の作品は、余の天性、性質と大きな理想を含んでいる。だから、これから多くの歴史が展開されて行って、今から何百何千年後でも、若し余の作品が、認められるなら、余は、其処に再び生きる事が出来る。此の点に於て、余は実に幸福と云える。(昭4・3・2 日記)

来年は志村君がむこうの世界へと旅立ってから、10年という節目の年でもあります。 フジファブリックの音楽のすばらしさ、志村正彦さんの魅力と人となり、路地裏の僕たちが伝え続けていってくれることでしょう。そして志村君は自分の書いた音楽の中で生き続け、今までもこれからも多くの人を魅了していくことでしょう。

今日の一曲は、「笑ってサヨナラ」です。
「Bye Bye」と同じく別れの曲。胸にしみますね。