Thursday, 29 December 2016

エフエムふじごこ「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」 お正月拡大版

(カズ君、写真提供ありがとうございます)

今年も残り少なくなりました。
「もういくつ寝るとお正月~♪」ですね。
皆様の2016年は、どんな年だったでしょうか。

さて、路地裏の僕たちからお知らせです。

エフエムふじごこで放送中の「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」。好評につき、元旦より連日三日間、お正月拡大版として新春特別番組が5時間一挙放送されることになりました!

放送予定
2017年1月1日(日)
14:00~ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」一時間拡大版新春特別番組
15:00~19:00 過去に放送された第1回目から8回目の再放送

1月2日(月)
14:00~ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」一時間拡大版新春特別番組(1日に放送されたものの再放送)
15:00~19:00 過去に放送された第9回目から16回目の再放送

1月3日(火)
14:00~ 「路地裏の僕たちでずらずら言わせて」一時間拡大版新春特別番組(1日に放送されたものの再放送)
15:00~19:00 過去に放送された第17回目から24回目の再放送

路地裏の僕たちのメンバーが、お正月にあわせて録音した特別企画番組に加え、2016年5月1日に放送された記念すべき第1回目から、10月9日放送の第24回目まで、一挙に放送いたします。詳しくは、エフエムふじごこのホームページをご覧下さい。エフエムふじごこ年末年始の放送について

聴き逃した方も、もう一度聴きたい方も、ぜひこの機会をお見逃し無く!

最初にラジオ番組の企画が決まったとき、ラジオ初体験の路地裏のメンバーがどうやって毎週番組を作っていくのだろうかと、みんなで悩みました。

「なにを話せばいいの・・・?」

手探り状態の中、みんなで日を決めて集まり、一回ずつ回を重ねていきました。人間というのは、初めてのことでも同じことを繰り返すことで、自分のいる状況を把握し慣れていき、更に経験を積むことで自信をつけていくのだと思います。路地裏のメンバーが、証明してくれました。その中でまた新たな課題が生まれ、それをクリアすべく挑戦し、気付けば35回目の放送を終了していました。

志村君が今も元気で活躍していたら、同級生が富士吉田から応援することはあっても、有志が集まり企画展を開催したり、ラジオ番組を作るようなことはなかったと思います。でも志村君が不在だからこそ、路地裏の僕たちメンバーはフジファブリックの音楽と、志村正彦さんという人を、地元富士吉田から伝え続けたいと思ってきました。

ラジオを通して志村ファン、フジファブリックファンの皆さんに楽しんでもらいたい。
地元山梨で、フジファブリックと志村正彦を知らない人に知ってもらいたい。
インターネットラジオを通して、世界の皆さんに知ってもらいたい。

今までもこれからも、その思いがブレることはありません。

松の内からフジファブリック。
フジ(富士)ファブリックで、縁起が良い年になりそうな予感ですよ~!

Friday, 23 December 2016

2016年12月24日にそえて

今年もまた、12月24日という日がやってきました。

天皇誕生日からの連休二日目でもあり、クリスマスイブでもありますが、フジファブリック 志村正彦さんファンにとっては、深い気持ちにさせられる日であります。

私事で恐縮ですが、今年は色々な場所に旅に行く機会が多かった年でした。
9月25日のロフト40周年記念のイベントの際には、路地裏の僕たちも参加させて頂き、路地裏メンバー(全員ではありませんでしたが)初めてのお泊り旅行となりました。

出かける前は、結構緊張してあれやこれや鞄に詰め込み、準備万端整えていくタイプなのですが、目的地に着いてみるといつもつけている鎧兜を脱いで飛び出してきたような、自由な気持ちになっている自分に気がつきます。見知らぬ土地で小さな道ばかりを散策してみたり、きっともう会うこともない人に道をきいてみたり、そこでしか味わえない食べ物を食べてみたり。大小様々な発見と感情が交差しているうちに、だんだん日頃の自分を違う視点からみている自分にも気がつき始めます。

なにを大事に生きてきたのか。
そして、今からなにを大事に生きていきたいのか。

難しいことも考えます。
そしてそんな時、いつも志村君のことを思い出します。

海外進出を夢見ていた志村君。

イギリスやスウェーデンでレコーディング経験があった志村君ですが、仕事とは関係なしに少しだけいつもの場所から離れてみたら、自由に羽ばたく体と心でまた違うものがみえてきて、なにか新しい展望があったのではないだろうかと・・・。大好きな音楽と、それに向き合う自分と、旅に出ていたらその関係の本質をいつもとは違う視点から見ることができたのではないだろうか・・・、と勝手に想像してしまいます。

今年はRADWIMPSが劇中音楽を全て担当した映画「君の名は」が、大ヒットしましたね。彼らの成功を祝福する一方、映画好きだった志村君を思い出し、「志村君が全部の音楽を制作した映画をみてみたかったな。」と勝手に思い巡らせることが幾度となくありました。

2009年12月24日から、もう7年。
あれから7回、桜が咲きました。
とても長かったような、でもあっという間だったような気持ちです。
色々なことがありました。

志村君の作った楽曲は今でも色褪せることなく、現在の音楽シーンの中でいまだ注目され続け、特に今年はメディアで取り上げられる機会も多かったと思います。2020年に開催予定の東京オリンピックを前に、日本のよさを見直す動きが国内外に広まっています。フジファブリックの魅力が日本から世界へ、また世界から日本へ(逆輸入!)再発信され、本当の価値が評価される日が必ずくると思います。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。

21日から、富士吉田では夕方のチャイムが「茜色の夕日」に変更されています。雪を頂にかぶった富士山をバックに、冷たい空気の中できく「茜色の夕日」は心を凜とさせてくれます。


Sunday, 4 December 2016

2016年冬 富士吉田市防災無線 夕方の5時のチャイム変更のお知らせ

だんだんと日が短くなってきたかと思っていたら、もうすぐ年の瀬。あっという間に一年が過ぎ去ろうとしています。今年も富士吉田市の防災無線、夕方5時のチャイムが期間限定で、フジファブリック「茜色の夕日」に変わります。

日時:12月21日(水)~27日(火)の7日間 夕方5時
変更される曲名:フジファブリック「茜色の夕日」


ブログ記事を書くにあたって、いつも路地裏の僕たちのまさと隊長がイベントの詳細などを送って下さり、確認作業をするのですが、今回は数々のことをしてきてくれた隊長だからこそいえる文章が添えられていました。私個人に宛てて送られてきたメールですが、ぜひファンの皆様にも読んで頂きたく思い、ご本人の許可を得てここに掲載することと致しました。

「チャイムを変えるようになって、もう4年が過ぎたんですね。チャイムも期間限定で変更できること、年が経つにつれて当たり前のようになってきたなーと思うのですが、変更当時を思い出すといろんな苦労があって、今となってはよくできたなーと自分でも思いますね。タイミングというか、いろんな偶然が重なり、奇跡だったようにも思えます。

でも人間て不思議なものですね。
チャイムで考えてみると、まったく興味がない人にとってみれば、ただのチャイム、でも思いがある人にとってみれば、掛け替えのない宝物へと変わるし、ふと何だこのチャイムはと疑問を思ってもらえれば、知ることのきっかけともなる。
十人十色の価値観があって、それぞれの受け止め方がある。きっとフジファブリック、志村正彦の音楽も、それぞれの人にそれぞれの受け止め方ができるようにつくったと思われるんですが、そういうことを考えながら曲をつくってたまーくん、すげーなーと改めて思います。

チャイムが多くの人に浸透することを願って始めて、毎年、続けさせてもらえて、感謝するばかりです。でも当たり前になることってすごいことだけど、当たり前になるまでの過程を忘れてはいけないんだなーと改めて思います。
家族や恋人に置き換えてもそうですよね。日々を重ねることで、自分の体というか心の一部となり、日常的なものになる。そうすると、それまでの過程や気持ちを忘れがちになってしまい、大切なものを見失ってしまう。
自分も大切なものを大切にできるように『かてい』を大事にしなきゃですね。
何だか、かしこまってしまいましたが、ふとそんなことを思う今日この頃です。
まー、とにもかくにも音って、音楽って、不思議だなー、パワーをもらえるなー、富士山の麓から響くチャイムを聴いてもらい、何かを感じてくれたら幸いです。」

2011年12月24日に開催された第一回志村正彦企画展から、はや5年が過ぎようとしています。あれから企画展、夕方のチャイム変更、謳う会、上映会、エフエムふじごこのラジオ番組、新宿ロフト40周年記念ライブなど、路地裏の僕たちは数々の催しを行ってきました。まさと隊長が言うように、偶然が重なり奇跡になったと感じたことが何度もありました。(第一回目の企画展の会場になった富士五湖文化センターは、師走のイベントが目白押しで予約いっぱいの中、唯一空いていた日が12月24日だった時にはみんなで奇跡を感じました・・・。)でも、偶然がいくら重なっても、奇跡が起きても、そこにはやっぱり強い思いを持ったまさと隊長率いる路地裏の僕たちがいたからこそ、現実のものになったのだと思います。

「志村正彦という人がいて、ミュージシャンになり、素晴らしい音楽をたくさん作ったということを忘れないでいて欲しい。彼と彼の音楽を、もっと多くの人達に知ってもらいたい。地元富士吉田の人達に、志村正彦と彼の音楽を知ってもらい、それを通してふるさとを誇りに思うきっかけとなって欲しい。」

路地裏の僕たちは、この思いの元に今まで活動してきました。
志村君が愛した富士吉田から発信し続けることに、きっと意味があると信じています。

今日の一曲は、「茜色の夕日」です。
あえてインディーズバージョンです。お聴きください。