タイに戻ってまいりました。
連日40度を越える猛暑とスコールに少々ばて気味の日々ですが、気分はすっかりフジファブリックモードに戻って記事の更新をしていきたいと思います。
よろしくお願い致します。
「自分の声が成分のひとつとして入っている」と言っていた「大地讃頌」は、下吉田中学校卒業記念として配られたCDより再生されたものでした。志村君が10年という年月、思い出と共に大切に東京の自宅にとってあったCDです。
今でも下吉田中学校では卒業式に「大地讃頌」が歌われると、以前富士吉田できいたことを思い出しました。
ここに改めて、歌詞を記しておきます。
中学卒業の時点には、すでにプロミュージシャンを志していたと思われますので、「いつかこのステージに立つんだ。」と思いながら歌っていたのでしょうか。
同級生と共に歌ったこの曲を、10年後に同じ会場である富士五湖文化センターで、自ら率いるバンドの地元初ライブオープニングの曲として流すのというのは、集まったファンにとっても嬉しいことではありますが、誰よりもご本人にとって最高のプレゼントだったのではないでしょうか。
「よかったでしょう?」とMCでお客さんに語りかける、あの嬉しそうな笑顔が忘れられません。
今回の上映會について特記すべきことのひとつは、音響のよさだと思います。
改装前の富士五湖文化センターでの音響設備や録音技術などを考慮すると、「あの日に限りなく近づけ、再現する上映會」というのは至難の業であったと思います。
サウンドエンジニアさんを筆頭に、関係者の方々のご苦労は並大抵のものではなかったはずですが(詳しくは、こちらのブログ記事をお読み下さい。レコーディングエンジニア高山徹さん、山梨県出身のエンジニア上條雄次さんのお話が、とても興味深いです。偶景web 『FAB BOXⅡ』の重み 4/13上映會3)、迫りくる音が臨場感を生み出し、「あの日」を再現してくれたからこそ様々なものが映像と音から伝わってきたのだと思います。
「当時のまま」という説明があったステージでは、富士山と忠霊塔がモチーフに描かれた緞帳が上がった後も、やはり志村正彦君の姿はなくて、ステージ奥に設置されたスクリーンにだけ大きく映し出された彼がいる。
志村君のボーカルも、ギターの音も、キーボード、ドラム、ベースの音も、MCで語る志村君の声も、観客の声も、今、目の前でライブが行われているような錯覚に陥るほどの抜群の音響効果でした。
最高の音とフジファブリックの曲と演奏に酔いしれているうちに、スクリーン前のからっぽなステージに気付き、突然「志村君はいないんだ。」という現実にはっとして、どうしようもない寂しさに襲われる瞬間が何度もあったというのも事実です。
人間の目というのは不思議なもので、スクリーンで何かを観ているという感覚がある時には、スクリーンの中であまり視点を動かすことなく、与えられた映像を自然に受け入れて観ています。テレビなども同様だと思います。
しかし、一旦目の前で何かが起きているのを観ているということになると、大きな空間の中で「何を見たいか」により視点は異なり、焦点を定める場所も人それぞれになります。
同じ瞬間でも、ボーカルの顔を見る人、ギタリストの手元を見つめる人、様々な視点があるのです。
聴覚は完全にライブ感覚なのに、視覚は自由な視点が許されないという状況。
その空間と感覚が何より不思議で、切ない上映會でありました。
順を追ってみていきたいと思います。
一曲目は「ペダル」。
合唱曲「大地讃頌」から、実にスムーズに繋がっていって見事な流れだったのを覚えています。
だんだんと色々な音が出てきて、幾重にも幾重にも重なり合っていくサウンド。曲に合わせて流れる歌詞も相まって、最後には上昇気流にのり、真っ青な空に上っていってしまうような気分になる「ペダル」は、他に類を見ない透明感溢れるロックな曲だと思います。
曲は「記念写真」「B.O.I.P.」へと続きます。
今日の一曲は、『FAB BOXⅡ』ティーザーMOVIEです。
フジファブリックの曲の中で、私は「ペダル」が一番好きです。聴いているとなんともいえない気持ちになる、魂に直接響く曲です。
連日40度を越える猛暑とスコールに少々ばて気味の日々ですが、気分はすっかりフジファブリックモードに戻って記事の更新をしていきたいと思います。
よろしくお願い致します。
「自分の声が成分のひとつとして入っている」と言っていた「大地讃頌」は、下吉田中学校卒業記念として配られたCDより再生されたものでした。志村君が10年という年月、思い出と共に大切に東京の自宅にとってあったCDです。
今でも下吉田中学校では卒業式に「大地讃頌」が歌われると、以前富士吉田できいたことを思い出しました。
ここに改めて、歌詞を記しておきます。
作詞 大木惇夫
作曲 佐藤眞
母なる大地のふところに
われら人の子の喜びはある
大地を愛せよ
大地に生きる人の子ら
その立つ土に感謝せよ
平和な大地を 静かな大地を
大地をほめよ たたえよ 土を
恩寵の豊かな大地
われら人の子の大地をほめよ
たたえよ 土を
母なる大地を 母なる大地を「大地」という言葉がキーワードになっているこの曲ですが、大地への感謝の気持ちを忘れずに、褒めたたえようという歌詞に志村君は何を思ったのでしょう。何かを生み出す力をもつ母なる大地。
たたえよ ほめよ
たたえよ 土を
母なる大地を ああ
たたえよ大地を ああ
中学卒業の時点には、すでにプロミュージシャンを志していたと思われますので、「いつかこのステージに立つんだ。」と思いながら歌っていたのでしょうか。
同級生と共に歌ったこの曲を、10年後に同じ会場である富士五湖文化センターで、自ら率いるバンドの地元初ライブオープニングの曲として流すのというのは、集まったファンにとっても嬉しいことではありますが、誰よりもご本人にとって最高のプレゼントだったのではないでしょうか。
「よかったでしょう?」とMCでお客さんに語りかける、あの嬉しそうな笑顔が忘れられません。
今回の上映會について特記すべきことのひとつは、音響のよさだと思います。
改装前の富士五湖文化センターでの音響設備や録音技術などを考慮すると、「あの日に限りなく近づけ、再現する上映會」というのは至難の業であったと思います。
サウンドエンジニアさんを筆頭に、関係者の方々のご苦労は並大抵のものではなかったはずですが(詳しくは、こちらのブログ記事をお読み下さい。レコーディングエンジニア高山徹さん、山梨県出身のエンジニア上條雄次さんのお話が、とても興味深いです。偶景web 『FAB BOXⅡ』の重み 4/13上映會3)、迫りくる音が臨場感を生み出し、「あの日」を再現してくれたからこそ様々なものが映像と音から伝わってきたのだと思います。
「当時のまま」という説明があったステージでは、富士山と忠霊塔がモチーフに描かれた緞帳が上がった後も、やはり志村正彦君の姿はなくて、ステージ奥に設置されたスクリーンにだけ大きく映し出された彼がいる。
志村君のボーカルも、ギターの音も、キーボード、ドラム、ベースの音も、MCで語る志村君の声も、観客の声も、今、目の前でライブが行われているような錯覚に陥るほどの抜群の音響効果でした。
最高の音とフジファブリックの曲と演奏に酔いしれているうちに、スクリーン前のからっぽなステージに気付き、突然「志村君はいないんだ。」という現実にはっとして、どうしようもない寂しさに襲われる瞬間が何度もあったというのも事実です。
人間の目というのは不思議なもので、スクリーンで何かを観ているという感覚がある時には、スクリーンの中であまり視点を動かすことなく、与えられた映像を自然に受け入れて観ています。テレビなども同様だと思います。
しかし、一旦目の前で何かが起きているのを観ているということになると、大きな空間の中で「何を見たいか」により視点は異なり、焦点を定める場所も人それぞれになります。
同じ瞬間でも、ボーカルの顔を見る人、ギタリストの手元を見つめる人、様々な視点があるのです。
聴覚は完全にライブ感覚なのに、視覚は自由な視点が許されないという状況。
その空間と感覚が何より不思議で、切ない上映會でありました。
順を追ってみていきたいと思います。
一曲目は「ペダル」。
合唱曲「大地讃頌」から、実にスムーズに繋がっていって見事な流れだったのを覚えています。
だんだんと色々な音が出てきて、幾重にも幾重にも重なり合っていくサウンド。曲に合わせて流れる歌詞も相まって、最後には上昇気流にのり、真っ青な空に上っていってしまうような気分になる「ペダル」は、他に類を見ない透明感溢れるロックな曲だと思います。
曲は「記念写真」「B.O.I.P.」へと続きます。
今日の一曲は、『FAB BOXⅡ』ティーザーMOVIEです。
フジファブリックの曲の中で、私は「ペダル」が一番好きです。聴いているとなんともいえない気持ちになる、魂に直接響く曲です。
7 comments:
以前、メール送ったんですけどお返事が無かったんですが、見られていないのかと思いまして。
頂いたメールにはすべてお返事させて頂いていますので、受信していないのだと思います。
メルアドの相性があるせいか・・・。
時々、そういうことがあるのです。
申し訳ありません。
どのようなご用件でしょうか。
もし公開したくない内容のことでしたら、前回と違うメルアドから送っていただけますか。
よろしくお願い致します。
今度新しく作った「連絡フォーム」で、ご連絡頂いてもよろしいです(PC版でみると、画面右側にあります。)
よろしくお願いします。
お返事ありがとうございます!これ聞いて良いのか解らないんですけど志村家の皆さんと個人的にご交流とかありますか?お家に行かれたりとか。ファンの人のブログで拝見したんですが違ってたらスミマセン(>_<)
お問い合わせの用件が明確にわからず、ちょっと戸惑っているのですが、もう少し詳しく聞かせてくださいますか。
「私が志村家の皆さんと交流があるか、どうか。」ということを、お知りになりたいのですか。
それとも本当のご用件が、「志村家と交流があるか」ということに深く関わることなのでしょうか。
もしプライベートな内容でしたら、前回と違うメルアドからjrtinbkk@gmail.comにメールを送って頂くか(前回のメールが紛失しているため、メルアドの相性が悪いと思われます)、画面右にある「連絡フォーム」からご連絡いただいても構いません。
差し支えなかったら、コメント欄でも構いませんが、一般公開される可能性があることをご承知くださいね。
では、よろしくお願い致します。
メールを送ったんですが届いていますでしょうか?携帯の調子が悪いので気になってて。
すみません。
迷惑メールにいってました!
お返事致しました。
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