2016年にソロデビュー40周年を迎えた矢野顕子さんが、2017年11月29日に7年ぶり、5作目となるピアノ弾き語りアルバム「Soft Landing」をリリースしました。(特設サイトはこちらです。矢野顕子 NEW ALBUM 『Soft Landing』)ピアノ弾き語りシリーズのひとつで、これまでも共に弾き語りアルバムを作り出してきたレコーディング・エンジニア、吉野金次さんを監修に迎え、制作されました。
収録されている13曲中、5曲がカバー曲ですが、そのうちの一曲としてフジファブリック「Bye Bye」が歌われています。またアルバム挿入歌として重要なポジションにあるアルバ第一曲目として、「Bye Bye」が選曲されております。
もともとは志村君がPUFFYに提供した曲ですが(『Bring It!』2009年6月17日リリース 3曲目収録 PUFFY オフィシャルサイト ディスコグラフィ)、フジファブリックの5作目のアルバム「MUSIC」にもフジファブリック・バージョンとして収録されています。(フジファブリック MUSIC 特設サイト)
この度、矢野顕子さんご自身も大好きだという理由で収録されました。(BARKS JAPAN MUSIC NETWORK 2017年10月27日付記事)
歌詞を大切に
「Soft Landing」の特製ブックレットによると、矢野さんがどなたかからフジファブリックのレコードを頂いて、きいたことがきっかけだったそうです。
2017年11月24日にNHK BSプレミアムで放送された「The Covers」でも披露するなど(The Covers「矢野顕子」)、お気に入りの曲であることが伝わってきます。矢野さんは「歌詞が少しでも自分の中に入ってこないところがあると歌えないけれど、これは全部がすっと入ってきた。」という主旨のことを番組でも言っていました。
1999年9月24日付の「ほぼ日刊イトイ新聞『月光庵閑話』」で、糸井重里さんと鈴木慶一さんが矢野顕子さんについて対談しています。それ以前に、奥田民生さんと矢野さんの対談があり、「いちばん苦しむのは詞だ」と民生さんが言っていた話が載っています。志村君が尊敬する民生さんも志村君と同様、歌詞にとても力をいれているミュージシャンなのです。
今回も糸井さんは「Soft Landing」で矢野さんに歌詞提供をしています。
対談で鈴木さんと糸井さんは、
(矢野さんは)『このはいい曲だから歌いたい。』というところから始まっているわけだ。だからあっこちゃんに自分の曲を歌ってもらえるってことは・・・。(鈴木慶一さん談)
いい曲ってことだ!(糸井重里さん談)
(ほぼ日刊イトイ新聞 「月光庵閑話」1999年9月24日付
「The Covers」での演奏をみて、矢野さんが「Bye Bye」の歌詞をとても大切に思っているのだなと思いました。
まだまだ記事は続きますが、最後にお知らせです。
エフエムふじごこ「路地裏の僕たちでずらずらいわせて」
1月14日(日)14時よりエフエムふじごこで放送予定の「路地裏の僕たちでずらずらいわせて」でも、この記事に関連する話題を路地裏のメンバーが盛りだくさんにお話しています。ファンの皆様、ぜひお聞き逃しのないよう!
今日の一曲は、もちろんこの曲「Bye Bye」です。PUFFYの「Bye Bye」も、格別ですね。
No comments:
Post a Comment