Tuesday 19 May 2020

新宿LOFT支援プロジェクト 


新型コロナウイルスが世界中で蔓延し、いつもの日常が失われ久しいですが、皆様元気でお過ごしのことと思います。多数の方が亡くなり、愛する人を新型肺炎で亡くした方々のことを思うと、胸が苦しいです。信じがたいことが、現実に起きています。お正月に里帰り帰国をした際には、歴史の教科書に出てくるだけの「パンデミック」に、数か月後に世界がおののく事態になろうとは、誰も予期してはいませんでした。

新型コロナウイルスは人々の生活を大きく変え、それに伴い多くのビジネスが打撃を受けていますが、ライブハウスもその中の一つです。

新宿LOFTは今年の2月末から、新型コロナウイルス感染拡大予防により、沢山の公演が中止及び延期となり、政府による緊急事態宣言を受けてからは営業自粛となりました。

新宿LOFTのシンボルともいえる市松模様のフロア、ステージを照らすライト、ひしめき合うお客さん、アーティストに手が届きそうで届かないステージとの距離。すべてが新宿LOFTの魅力であり、あの特別な空間を作り出すわけですが、ライブハウスという場所の性質上、「三密」を避けるのはほぼ不可能です。

しかし、新宿LOFTはこのまま営業自粛が続けば、40年以上の歴史を持つライブハウスの存続とその歴史が危ぶまれてしまう事態にもなりかねないという、大きな局面を迎えています。


それは、新宿LOFTという場所で、アーティストが自分達の作った音楽を世の中の人に伝える場所を失い、音楽を生で聴いて楽しむというライブが私達から奪われてしまう、ということになりかねないということです。もしLOFTがなかったら、フジファブリックとの出会いもなかっただろうし・・・、私にとってのフジファブリックのようなバンドと誰かとの出会いもなくなるかもしれないのか・・・。

もしフジファブリックがいなかったら、なんと無味乾燥な人生だっただろうか・・・。そんなことを考えてしまいました。

そのような悲劇を避けるため、新宿LOFTは、ロフト発信の支援プロジェクト「Forever Shinjuku Loft」を立ち上げ、存続の為に配信番組やドネーショングッズの制作・販売等、今後様々な支援プロジェクトに取り組んでいくことになりました。


ファンの皆様はご存じの通り、フジファブリック 志村正彦さんとLOFTとは、深いご縁があります。(2012年9月17日付 記事 「LOFTとフジファブリック」 2012年9月18日付 記事 「LOFTとフジファブリック パート2」を参照になさってください。)

志村君だったら、今、どんなことを思い、どんなことをしただろうか、と考えます。
想像の域を超えませんが、志村君という人は恩義に厚かった人なので、きっとできる限りの協力を惜しまなかったことでしょう。

「路地裏の僕たち」も、かくありたいと思っています。志村君にとって、フジファブリックにとって大切な場所、大切な人は、路地裏にとっても大切な場所であり、大切な人だからです。

「路地裏の僕たち」は、志村君につないで頂いた新宿LOFT、また樋口寛子さんとのご縁を大切に、今まで活動してきました。志村正彦企画展、2016年に開催されたLOFT40周年を祝うイベント「Dream Match」、富士吉田の明見湖フェス(Forever Shinjuku Loft 3)、などなど、数えきれません。

この度、「路地裏の僕たち」を代表し、マシト隊長と元フジファブリックメンバー たかさんから「Forever Shinjuku Loft」にメッセージを送らせていただきました。新宿ロフトの支援プロジェクト「Forever Shinjuku Loft」

支援の方法は、下記の通りです。
1.LOFTオリジナルのマスクを購入する。
2.リモート配信を視聴できる視聴チケットを購入し、ドネーションとする。
3.LOFT SUPPORTER として、ライブなどで販売されたグッズを購入する。

フジファブリックが第一歩を踏み出した記念すべきライブハウス、新宿LOFTのために、皆様のお気持ちを賜りますようお願い申し上げます。

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