今日は皆様に、素晴らしいお知らせがあります。
志村正彦さんの故郷、富士急行線「下吉田駅」にて、フジファブリック「若者のすべて」「茜色の夕日」が列車接近曲として流れることとなりました。志村正彦さんの歌声が、オリジナル音源からそのまま使用されるという、全国初の試みです。今夏の実施に向けて、着々と準備中。随時情報公開をしていきます。
詳細は、各サイトをご覧ください。
富士急行ホームページ:富士急行線 公式ホームページ
フジファブリックオフィシャルサイト:フジファブリック Official Website
列車接近メロディーは、列車接近案内音ともいわれ、列車接近・通過時に列車が接近することを知らせる音・メロディーのことです。一日に大月行き33本、河口湖行き33本、計66本の列車が、下吉田駅から発着します(平日・土休日 2021年7月10日現在)。それに伴い、1日に66回、フジファブリックの楽曲がホームに流れ、自然と利用客の皆様の耳に入るようになります。また下吉田駅は、同バンド曲「浮雲」の舞台となった新倉山浅間公園(愛称、忠霊塔)の最寄り駅としても知られ、桜や夏の富士登山の季節には多くの観光客がこの駅を利用します。下吉田の街を訪れる日本人・外国人の皆様が、フジファブリックの音楽と出会うきっかけにもなります。
志村さんの母校、富士吉田市立下吉田第一小学校から徒歩5分という場所に下吉田駅は位置し、まさに志村少年のホームグラウンドといえる下吉田駅周辺。駅前の広場に立って周りを見回すと、この街が四方を山に囲まれた土地柄であると実感すると共に、フジファブリックの楽曲が次々と頭に浮かんできます。
自家用車で移動することが多い山梨県民にとって、電車を利用する機会はそれほど多くありませんが、年に一度だけ、富士急行線が地元民でごった返す日があります。それは河口湖湖上祭が開催される8月5日です。この日は、河口湖方面行きの電車が増便されますが、それでも電車内はすし詰め状態。花火と共に甦る、満員電車の思い出です。
下吉田駅の駅舎は2009年7月に改築されたため、おそらく志村さんの思い出にある駅舎は改築前の古い駅舎であったのではないかと思います。新駅舎で日々響くようになる志村さんの歌声は、富士吉田に還った志村さんの新たな歩みを象徴している気がしてなりません。