Saturday, 25 April 2020

UTY テレビ山梨 「STAY HOME 新型コロナに警戒しよう!」に、「若者のすべて」が使われました

ここ数か月、目まぐるしく変化する状況に、いまだに戸惑っている毎日ですが、皆様、いかがお過ごしですか。

「桜の季節」に誘われて、例年、フジファブリックのデビュー日、4月14日前後は、富士吉田を訪れるファンも多いのですが、今年は人影もまばら。新型コロナウイルス感染拡大を抑えるため、忠霊塔も立ち入り禁止となってしまいました。泣く泣く富士吉田行きを断念した方も、多かったのではないでしょうか。自分が罹るだけでなく、自分の大切な人、誰かの大切な人の命に関わる事態になってしまったら・・・、と考えると、「STAY HOME(家にいよう)」が一番ですね。

路地裏の僕たちのカズ君が、今年も富士吉田市浅間公園から写真を送ってくれました。





忠霊塔は閉鎖していたため上までは行けませんが、神社がある丘の(山の)中腹までは登れたようで、桜の写真をたくさん送ってくれました。カズ君、毎年ありがとう。

山梨ではテレビ山梨UTYが、「STAY HOME 新型コロナに警戒しよう!」と題して、一日の間に何度か、注意喚起を促すCMを流しています。30秒バージョンと1分バージョンがあるのですが、1分バージョンの方は忠霊塔の桜をバックにフジファブリック「若者のすべて」が流れます。

動画でも視聴可能ですので、県外在住の方はぜひ、こちらの動画をご覧ください。
テレビ山梨 「STAY HOME 新型コロナに警戒しよう」

この動画を初めて見た時、「何重にも感じる嬉しさとは、こういうことなのかな。」と思いました。

まず、忠霊塔の桜が見られて、嬉しかったこと。
日本に帰国することが叶わず、いつもなら必ず訪れる富士吉田の桜を見ることができずに、寂しさが募っていましたが、カズ君が送ってくれた下から見上げる桜の写真に加え、上空から見下ろす「いつもの丘」の桜の動画を見ることができて、感激しました。

そして、「郡内の桜の名所といえば、忠霊塔。富士吉田といえば、フジファブリック!フジファブリックといえば、『若者のすべて』じゃないでしょうか?!」と提案してくれた方が、UTYという地元テレビ局の中にきっといたということ。
志村君が元気に活躍していた頃、中央では注目され活躍していたバンドでしたが、地元山梨ではまだ知名度がそれほど高くなかっただけに、満を持してテレビ山梨でフジファブリックを起用してくれたことが、嬉しかったです。

正直をいえば、「桜なのに、『若者のすべて』?」という違和感も若干ありましたが、それは「若者のすべて」がフジファブリックの代表曲として広く世の中に定着したことを表しているわけですから、心から祝福したいと思います。

また、東日本大震災など大きな災害が起こるたびに、「志村君がいたら、どんな言葉を伝え、どんなことをしてくれただろうか。」と、考えます。そうはいっても本人不在のため、残念ながらこの10年は、想像を巡らせるだけで、実際はそれを見るには至りませんでした。しかし今回は、フジファブリックの曲が注意喚起を促す広告として使われたことにより、間接的ではありますが、志村君が人の命を救うことに貢献したのだなと思うと、ファンとして誇りであり、胸が熱くなります。ご本人も、きっと空の上で喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。

志村君が愛した地元山梨で、このような形でフジファブリックの曲が日々流れるのは、大変嬉しく、誇りに思います。

地元、山梨の皆様。
これを機に、ぜひフジファブリックの音楽を聴いてみてください。
そして、日本全国の皆様、世界の人達と共に「STAY HOME」を実行し、大切な人の命を守っていきましょう。

平穏な毎日がまた戻ってきますように・・・。それまで皆様、どうかお元気でいらしてください。